気がついた時に人生をバージョン・アップしよう
先週の日曜日にあるイギリス人男性がLinkedInにアップした投稿が、英語圏でかなりバズりました。
投資銀行のプログラムマネージャーを務めるJonathan Frostick氏、なんと日曜日に午後に心臓発作を起こし、救急病院に搬送されてしまったのです。幸い一命を取り留めた氏がアップしたこの投稿に身をつまされた人は非常に多かったらしく、氏の投稿にはこれまでに25,000回以上もの「いいね」と13,000以上ものコメントがついています。さらには大手メディアでも取り上げあれ、さらにバズりました。こちらはNew York Timesへのリンクです。
こちらがオリジナルの投稿へのリンクです。(LINKEDINへのアクセスが必要です。)
以下は僕の意訳です。
心臓発作を起こしてしまいました...。
僕はこれを日曜日に予定していたわけではありません。午後4時まではごく普通の生活を送っていました。朝のコーヒー、地元のカントリーパークへのお出かけ、ショッピング、そして遅い昼食。
午後4時に、今週の仕事の準備のために机に向かったのです。すると、突然うまく息ができなくなったのです。胸が締め付けられるような感じがして、左腕、首、耳に衝撃波としか言いようのない感覚が押し寄せてきました。
僕は別に、眩しい光を見たわけでも、人生が頭の中を再生されたわけでもありません。その代わりに、こんなことが頭を駆け巡りました。
1. 明日、上司と会わなければならないのに都合がつかない。
2. どうやってX(仕事のこと)の資金を確保しようか。
3. 遺言書を更新していない!
4. 妻が私の死体を発見しないことを祈る。
寝室に行って横になっていると妻が気がついてくれ、999番に電話してくれました。
横になっている間に、死なないことを前提に以下のことを決めました。
1. 一日中zoomをやるのはもうやめる。
2. 仕事への取り組み方を見直す
3. 仕事で嫌なことを我慢するのはもうやめる。
4. 15kg減量する。
5. 毎日の仕事に意味を持たせたい。さもなければ、自分の役割を変えよう。
6. 家族と過ごす時間を増やしたい
これが、これまでのところ、僕の死を目前にして私が学んだことです。
共感しかできない...
僕もこれには思わずフムフムとうなずいてしまいました。僕も過去に危うく...という状況になったことがあるのですが、「仕事をどうしよう?」と「家族に申し訳ない」の2つ以外は、何も考えられなかったのです。なので、あたかも自分が体験を読んでいるかのような気さえしました。
では、これで仕事中毒が治るかというと、少なくとも僕は治らなかったです。もしもサラリーマンだったら治ったかもしれませんが、自分が社長をしているとそんなわけにもいかないので、退院した次の週にはもうフルタイムで働いていました。
それから無事に5年が過ぎました。定期的に運動をするようになりましたし、考え方が変わった部分もあります。というわけで今日は、死にかけたのをきっかけに、僕の考え方はどのように変わったかをお話ししたいと思います。
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