自分の才能について考える#1

僕が、独立していまの仕事(スポーツイベント事業のディレクター)ができているのは、僕の才能と仕事の相性がいいからだと思います。いわゆる、自分の「得意なこと」で仕事ができているということです。

行動の仕方には3つあると思います。①好きなこと、やりたいことをする。②得意なことをする。③すべきことをする。

これを仕事に当てはめたとき、大多数の人は③「すべきこと」をしているのではないかと思います。会社に入って割り当てられた仕事は、大きな組織が社会に対して価値を提供するために必要な仕事であり(であるはずであり)、個人で好きなことや得意なことを追い求めるよりも、社会に生まれる価値は大きくなるようにも思えます。

また、「好きなこと」を仕事にするのは、倍率もリスクも高いですし、好きなことと思って始めた仕事の実務が実は好きではない、ということも大いにあり得ます。

そして、「得意なこと」にも同じことが言えます。また、そもそも自分の「得意」はなかなか理解できないものだとも言えます。

僕は、走ることが好きで、走ることに関わりたくてこの業界に入り、結果的にスポーツイベント事業が仕事になり、そこで独立しました。入りは「好き」でしたが、たまたま割り当てられた仕事が「得意」で、独立してやっていることは「得意」なことがメインです。

逆に言えば、純粋な好きなことで独立はできていないことになります。

しかし、得意なことで自分の力を十二分に発揮して、社会に価値を提供できるということは、好きなことで得ることができる達成感とはまた別の感覚です。おおげさかもしれませんが「自分が何のために社会に存在しているのか」を示すことができている気もします。

得意、つまり才能を仕事にすることで、自分自身に対しても社会に対しても好影響を与えることができる。だとすれば、自分の才能が何なのかを理解した方が、より価値を高めることができる気がします。

スポーツイベント事業のディレクターという仕事で発揮されている自分の才能とはなんなのかについて、考えたいと思います。

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地元で、地域×スポーツ分野で独立した僕の現状報告や試行錯誤を記していました。

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