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【プレビュー】横浜ロマンスポルノ’24

あっという間に8月も下旬になり、今週末から「因島・横浜ロマンスポルノ’24」が開幕となる(僕は横浜の2日目に参戦する)。学生時代は周囲にポルノな話ができる友人がいたため、ライブが近づく高揚感があったが、社会人になり妻子も持ったここ数年は、実感なく当日を迎えることが多い。今回もそうだ。

さて今回は、コロナ禍初年度の「CYBER」を除けば、あの「NIPPON ロマンスポルノ」以来の”ロマポル”となる。初期を除けば長くても3年以内には開催されていたため、今回の5年ぶりは数字だけを見れば相当に長いように思える。しかし、そんなに「長かった」という感覚がない。コロナ禍で時間感覚がおかしくなっているという理由もあるだろうが、その中でもポルノグラフィティがライブを続けてくれたことが大きいように思う。2019年のNIPPONロマポル以来、コロナ禍”だからこそ”毎年ライブを続けてくれたこと自体がポルノらしいし、驚異的なことだ。この辺を語りだすと長くなってしまうので、前回のライブレポに譲って割愛する。

さて、5年前のNIPPONロマンスポルノと言えば「神VS神」だ。2日間にシングルを詰め込んだ、2日ともに神セトリ。20周年を迎え、ライブ曲である「プッシュプレイ」に対するアンサーとして「VS」が配された演出は、胸にくるものがあった。改めて、あれ以来のロマポルなのだ。

また、横浜スタジアムで開催されるロマポルは2016年の「THE WAY」以来(僕はこのライブに参戦できていない…)。その前は2014年の「惑ワ不の森」、さらに遡ると2008年の「10イヤーズギフト」となる。そう、伝説の豪雨ライブにして、僕が初めて行ったポルノのライブだ(当時高校3年生)。”横浜・淡路島”の2DAYSずつだったことも含め今回と類似しており(島と横浜)、『16年の月日が経って戻ってきた』という不思議な感覚を持っている。

ちなみに、僕が初めて買ったポルノなライブDVDは2006年の「キャッチ・ザ・ハネウマ」。これも横浜スタジアムで、ここから18年間ライブでの「愛なき…」を待ち続けている。僕にとって横浜スタジアムでのポルノのライブは大切なものだ。

僕は参戦できていないのだが、「しまなみロマンスポルノ」は2018年だ。「しまなみ」から6年、「THE WAY」から8年、ロマポル自体も5年ぶりでコロナ禍明けとしては初、08年の”横浜・淡路島”の系譜も考えて因島が舞台になる”因島・横浜”。
ロマポルはライブサーキットと違い、単独で特別なライブであるイメージだが、今回は少し意味合いが違うと感じている。これだけの積み重ね、布石があるなかでのロマポルがどうなってしまうのか、とても楽しみだ。

「ロマンスポルノ」という側面から今回のライブを捉えてみたが、次はここ数年のライブから捉えてみたいと思う。

1つ前の「ワズビル」は、コロナ禍以降初めての声出しOKということで、”ライブバンド”ポルノグラフィティの声出し曲を余すことなくやってくれた。ただ、そのなかにもサブになりやすいシングル曲や、久しぶりのカップリング、アルバム曲などもあって、今考えてみればむしろロマポル感さえあったライブだった。

その前、「暁」はアルバムをひっさげたツアー。その前、「続・ポルノグラフィティ」はコロナ禍以降もポルノが続いていくことを示してくれた、マニアックな曲が多いライブだった。今考えるとだが、コロナ禍2年目にライブに来る客層はコアなファンが多いと見越してマニアックなセトリにしてくれていたとしたら、とんでもない配慮である。

さらに遡ると「CYBER」「神VS神」となる。直近のリアルロマポルとの比較という意味では”シングル目白押し”との比較になるのだが、5年前となるため参考にはならないだろう。

これらから、今回のロマポルの意味やセトリを考えてみる。

まず、一番大きい要素として、久しぶりの”野外ライブ”があるだろう。フェスなどを除けば、2018年の「しまなみ」以来の野外ライブだ。屋内に比べても派手な演出がしやすくなり、夏という季節も相まって、ロマポル定番ではあるがお祭り騒ぎ、夏ソングが増えてくるだろう。カッコつけすぎず遊び心満載のポルノのことだから、久しぶりの野外ライブでこちらが考えてもいない(いい意味でアホな)仕掛けがあってもおかしくない。笑
夏ソングとして絶対やるだろうなと思っているのが「NaNaNaサマーガール」お祭り騒ぎ、夏ライブとしてこれ以上の曲はない。「Ohhh!!!HANABI」や「グッバイサマー」あたりも一緒にノレる曲として入るかなと思っている。穴として「社員 on the beach」「BLUE SKY」「天気職人」あたり。

次に、ここ数年のライブの変遷から。前回の「ワズビル」で声出し定番曲を大放出した。イコール、ポルノグラフィティライブの定番曲とも言えるので、重なる曲はあるだろうが”そっち路線”ではなくなるのではないかと思っている。逆に、サブ定番的なライブ曲や、近年やっていないシングル曲の大放出はあるんじゃないだろうか。
その線では「幸せについて本気出して考えてみた」は絶対やると思うし、「ヒトリノ夜」も可能性としては高いと思う。「ワンモアタイム」「リンク」あたりのシングルもそろそろ聞きたいし、”しまなみ”もあることから「ブレス」も入りそう。そして、願望を多く含むが一時期のライブを多いに盛り上げてくれた「Please say yes,yes,yes」と「ネガポジ」も聞きたいし、「マシンガントーク」なんかはそろそろあるんじゃないだろうか。

最後にサブタイトル「解放区」から考える。「ワズビル」で晴一さんは以下のようなことを語ってくれた。

失われた30年と言われている時代は、僕たちにとって決して失われてなんかいなくて、むしろ積み上げてきたものがあって。

晴一さんのMCから(覚えている範疇で)

そんな夜の世界こそ我らの解放区だと、優しく、ファンタジーを交えて歌ってくれた。このコンセプトがひとつの軸になるとすれば、セットも「惑ワズ」のようなファンタジー色が強くなってくるかもしれない。
曲で言うと「月飼い」なんかはぴったりかもしれない。「ギフト」「シスター」「渦」あたりは雰囲気、サブ定番、近年やっていないなどなどの理由でありそう。
そして、この流れで「愛なき…」も入れておく。ライブの記事を書くたびに書いているが、2006年のロマポルDVDを見て以来この曲の虜になり、ライブでずっと聞きたいと思っている。かなり強引だが、他のライブに比べればあり得るのではないだろうか…笑

バラード曲の流れも考えておきたい。絶対にやると思っているのが、「愛が呼ぶ方へ」。実はコロナ禍以降演奏されていないのだ(たぶん)。あえて因島のためにとっておいていると考えることもできる。”因島”という括りでは「そらいろ」「Aokage」あたりも候補になってくるし、対をなす横浜では「横浜リリー」や「ベアーズ」がそろそろあってもいいと思う。
また、「夕陽と星空と僕」なんかは屋外ライブで日が沈むころに演奏するととてもいい雰囲気だ。個人的な要望として久しく演奏されていない「We Love US」も挙げておく。

自分の好みよりの曲もいくつか。「Jazz up」「ライオン」「Report21」あたりの初期のライブ曲がそろそろ欲しい。また、この節目ともいえるライブで「Let’s go to the answer」も聞きたい。

そして、前回でも演奏されているけど外れないだろうと思っているのは「ハネウマライダー」と「アゲハ蝶」だ。特にアゲハ蝶のラララを久しぶりに屋外で聞きたい。

上記をもとに希望も含みで考えたセトリがこれだ!

因島・横浜ロマンスポルノセトリ予想

いやぁ…書いていて「これはないだろ」と思い笑ってしまった。こんなセトリになったらほんとに伝説だと思う(笑)。
今回、一曲目にふさわしい曲がまったく思いつかなく、突飛な曲があるかもしれない(幕張のseach the best wayみたいな)。いずれにしても、「惑ワズ」みたいな映像が流れてバッと曲が始まるイメージ。
あとは新曲があって欲しいと思うのと、「つま恋」の後に「幕張」があったように、久しぶりにカウントダウンライブの発表がないだろうか…とか。あってもいいような気がしませんか?笑

だいぶ長くなってきたが、最後に自分のライブ歴を振り返ってプレビューを終わりたいと思う。

今回でポルノ単独のリアルライブは19回目。横浜スタジアムはなんと10年ぶり!あの頃は社会人2年目で初々しかったな…

まつしまライブ参戦歴

これまでにライブで聞いた曲は178曲(ユニーク数)、計458曲(セッション数)。500曲の大台が見えてきたけど、ユニーク数の200曲は遠そう。笑
個別の曲でいうと相変わらずハネウマライダーが首位を独走しているが、前回のライブで上位陣が軒並み記録を更新したので、今回はその下の層に頑張ってもらいたいところ。

まつしまライブで聞いた曲上位

ということで、だいぶ長くなってしまいましたが、因島・横浜ロマンスポルノプレビュー記事を締めたいと思います。いろいろと書きましたが、まずは悪天候などの影響なく、4日間無事に終えてほしいです。

▼参戦レポ書きました。

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