いつかボロボロになる君へ

突然ですが自分、靴はスニーカー派です。
特にキャンバス地のやつ。コンバースとか。
学生の頃はカーキ色のコンバースにお世話になってました。

普段使うものに関して「使えればいいや」と思う人もいれば「めっちゃこだわりたい」というソムリエ系がいます。ブランドで揃えてみたり、あるいは値段を見て決めたり。靴ってその人の足の形もあるからこだわる人、履ければいい人で分かれそうですね。

毎日お世話になるこらこそすぐボロボロになってしまいます。
靴底が真っ黒になったり、すり減ったり。
お気に入りの布地に泥が跳ねたり。
雨や雪でずぶ濡れになったり。

気にしてメンテナンスをしてみてもあっという間に君はボロボロになってしまいますね。
交換のタイミングが来ると新参者にバトンタッチしてお別れをしますね。

新参者には困らされます。まだ硬くて容赦なく靴擦れを作ってくれます。こんにゃろうめ。
しかしいつかは柔らかくなって、履きやすくなって、自分の足とやっと仲良くなれた頃、また君はお別れになってしまいますね。

こんなやり取りをあと何日、あと何年も繰り返すんでしょう。当たり前のように履き潰して、新しいものを買ってまた履き潰す。
毎日歩いていく為に。

新しく買ったスニーカーの靴底の汚れを見ながら
ちょっと思ったこと。

いつかボロボロになる君へ。
いつか新しくやって来る君へ。
これからも私の生活を支えてほしいと思う
ありがとうを込めて。