ヤフオクの買い専住民が、アウェイのメルカリでジーンズを売ってきた話
物販童貞ニキ参戦!!
【悲報】知り合いの女子大生に聞けば、メルカリを使ってフツーに『推し』のグッズを売ったりしているらしく、デジタルネイティブ世代から完全に置いていかれたと、アナログネイティブのワイは焦っております。
去年の11月に『メルカリ教室』を受講して、その場で“リー”の未使用ジーンズを出品していたのですが…
商品の画像は、いろんな角度から複数枚投稿すれば成約率が上がる…とメルカリ講師に説かれましたが、写真撮影スキルのない身ではこれ以上どうする気も起こらず、現場で撮った写真1枚だけでは当然売れるはずもなく。
出品していたことすら忘れかけていたとある土曜日、メルカリから1通のメールが。
○○○○さん
メルカリをご利用いただきありがとうございます。
下記の商品を△△さんが購入しました。
■商品情報
商品ID : m44046410956
商品名 : LEE ストレッチサルエルデニム
商品価格 : 3,800円
商品の発送をお願いします。
アプリを起動しホーム画面右上のアイコンから「やることリスト」が確認できます。
アプリを起動する
https://mercari.com/jp/launch/
※このメールは返信しても届きません。お問い合わせはアプリを起動して「お問い合わせ」からお願いいたします。
寝耳に水の入るごとし(✽ ゚д゚ ✽)
購入されたのは昼すぎなのに、このメールに気づいたのは9時間経った夜更け前…
慌てない。
まだ慌てる時間じゃない。
購入者からのメッセージも来ていたので、取り急ぎ『お礼メッセージ』を返信するのでした。
箱入り□□□
『メルカリ教室』で薦められた配送方法は、宛名書き不要の『らくらくメルカリ便』と『ゆうゆうメルカリ便』の2つ。
最近では、ホームのヤフオクでも同様のサービスがある『匿名配送サービス』は、宛名書きの手間がはぶけるというよりも、個人情報保護の観点からこれからのフリマビジネスでは、スタンダードな仕様になっていくことでしょう。
身バレしないこのシステムは、一歩間違えると犯罪の温床になりうるリスクをはらんではおりますが…
なにはともあれ、自宅からはセブンイレブンよりも郵便局が近かったことから、『ゆうゆうメルカリ便』を指定していました。
ところが、最寄りのこじんまりとした郵便局は、土日祝祭日の窓口業務をやっていない。
明日は日曜日。
いかに早く発送するか?も出品者の評価に影響するみたいで、平均24時間以内に発送するとメルカリから、『スピード発送』の称号をもらえるようですが…
慌てない。
まだ慌てる時間じゃない。
配送を『らくらくメルカリ便』に変えるとか、日曜日も営業している大きな郵便局に行くとか…打開策はいくつかありましたが、そもそも梱包の知識がまったくないことに気づき、ネットでググるのでした。
『ゆうゆうメルカリ便』で、大人用ジーンズを発送するには大きさ的にゆうパケットプラスが適当らしく、これには専用BOXが必要です。
月曜日の朝イチで郵便局へ向かうと、ゆうパケットプラスの箱を買っては、家にもどりソッコーで梱包開始。
厚みが均等になるようにジーンズを畳み、ビニール袋にくるんでから箱に詰め、フタが開かないよう3箇所をガムテープで留めて、いざ出庫!
次の相棒となる△△さんに、「気に入ってもらえるといいなぁ~」と想いつつ、新婦の父にも似た(経験ないからイメージやけど)ちょっと寂しい心持ちにもなりながら、発送した旨と『追跡番号』のメッセージを送るのでした。
めでたし、めでたし。
購入されてから発送までの『ToDoリスト』は、メルカリがアプリ内で提示してくれていて、それに沿って行動するだけなので、初心者でも問題はありませんでした。
それから2日後の水曜日、商品は相手先に無事到着して今回の取引は完了。
送料と手数料を引かれた売上金3,045円(専用BOX代金分は含まず)。
我がために金は鳴る
メルカリでの売上金は、本人確認をしておかないと180日で消滅してしまうので(『復活の呪文』はあるけれど)、是が非でも『やっておきたいこと』なのですが、そのままやっても1円にもならないので、強化キャンペーンがあっているタイミングで登録しました。
身分を証明するものとして、マイナンバーカードよりもそれ以外(運転免許証やパスポートなど)を使うときの方が手順は煩雑で、日本政府が国民全員にマイナンバーカードを作らせようと裏で糸を引いているのではないか?と、疑心がつのります。
ワクチンパスポートと、同じ匂いがします。
運転免許証でも、なんとか600Pゲット。
これで、売上金が失効するリスクはなくなりました。
失効するリスクはなくなりましたが…
銀行口座への振り込みに、手数料を毎度200円徴収してくるので、ひんぱんには出金しづらい。
出金へのハードルを上げてはメルカリに売上金を留保させ、次のメルカリでの購入資金に充てさせたり、売上金に紐づけしたメルペイ決済をリアル店舗で使うように誘導すれば、そのつど売る方からマージンが取れる(これだと、買う方にはなんのデメリットもない)。
「チャリンチャリン」です。
プールしていた資金をすべて使い切ってしまったら、これまた家にある不要品をメルカリで売らせて、そこから販売手数料を再搾取するという…考えてみると、よくできたカラクリです。
『メルカリ経済圏』だけで、売り買いを繰り返しているメルカリユーザーは、いつの間にやら『鵜飼の鵜』に仕立て上げられてて草も生えない。
ちなみに、「ヤフー」の「オークション」だから略して『ヤフオク』、それに対して「メルー」の「カリー」だから『メルカリ』ぢゃなくて、ラテン語で「商い」という意味です。
数年前に、ヤフオクで“リー”のジーンズを6,000円台で入手し、そのあと同じ型番のジーンズが2,000円台で落札されそうなオークションを見かけては、「いくらなんでも安すぎるやろ」と、ちょっかいを出して値段を吊り上げていたら…落札者となってしまったンゴ。
しかも、同じ業者のアカウントが出品している、加工ちがいなだけのジーンズを同時進行で3本も。
今回は、ふだん履きしている6,000円台入手のものと、まるっきり同じジーンズが売れました。
残りは2本。
ヤフオクでの落札価格と同じくらいで価格設定をしていますので、売れたところで約1,000円の赤字になりましたが、もうこの兄弟ジーンズを穿くことはないので、折を見てまたどこぞのフリマサイトに出品したいと思います。
実際にネットフリマで売る側に回ってみて、一皮むけた気がするワイでした。