腕時計ベルトの王道、レザーベルトがハマれば安価な時計もそれなりに見える
腕時計のサイズ感はシビア
ネットで買った“オメコ”潮マスは手首周りが大きすぎて、このままでは使い物になりませぬ。
3コマ抜いたら、丁度いいはずです。
潮マスのベルトサイズを合わせるのに必要な『コマ抜き』はオマケで付いてきたのですが、それ以外の専用工具を揃えなければなりません。
シロウトが買っても二度とつかわないのでそれならプロに任せた方がいいと、近所のホームセンターへ持って行くことにしたのですが…
普通はホームセンターのサービスコーナーに行けば、持ち込みでも腕時計のコマ詰めをしてくれるんでしょ?
ヤフー知恵袋で、そう書いてありました。
近所のホームセンターに行っては断られ、少し歩いてつぎのホームセンターでも断られ…この暑い中ホームセンターをハシゴして、2店とも妙齢のメガネ女子に見事フラれるという残念な結果になりました。
もう、潮マスのコマ詰めはしばらくあきらめます…
自分サイズより明らかに大きい物を身につけるのは、違和感があって気持ちが悪いものです。
はるか昔『腰パン』スタイルが流行りましたが、あれは気持ち悪くないのでしょうか?
見せパンで穿いているボクサーパンツのウエストバンドに「ドーン!」と、『CALVIN KLEIN』と書かれているのをあえて見せてドヤるのが、オシャレとされていた時代でした。
“カルバン クライン”でなければダメです。
レイヤーの一種ですね。
工場で働いているアラフォーの知人が着ている作業服が、いまだに'90年代腰穿きスタイルの生きた化石と化していますが…逆に今は『ビッグシルエット』がトレンドになりつつあるので、またブレイクするかもしれません。
“ユニクロ”のボクサーパンツしか穿かないので、個人的にはカンケーのない話ですが…
着けてもくるくる回る腕時計を持っていても置時計にしかならず、サイズ調整ができないのならベルトごと変えるしかありません。
これまでの流れで、“バンビ”の革ベルト+Dバックルに交換して「チャンチャン」のワンパターンだと面白くもなんともないので、数種類のパターンを考えてみます。
革ベルト編
腕時計のベルト素材といえば色々ありますけど、どうせやるなら潮マスにはどれがベストマッチングなのか?使えそうな素材を買ってみました。
『大人買い』です。
大方の予想どおり、オール“バンビ”製品なんですけど…
よくあるラグ幅20mm腕時計用ベルトの種類は多く、“バンビ”のベルトだけでも素材は同じで品番が違う商品がたくさんあります。
いくら『パチもん』時計でも潮マスのネタ元は天下のムーンウォッチなので、その精悍なツラ構えに似合うベルトはドレス寄りになるのはどの素材でも変わりません。
ココ、重要です。
まずは腕時計ベルトの基本、革ベルトから見ていきましょう。
①革ベルト
市販されている横3つ目クロノグラフは、革ベルトよりもメタルブレスを装着している物が多いので、『クロノ+メタル』の腕時計を見慣れています。
なので、なにも考えずテキトーに革ベルトを選んで『クロノ+レザー』を組んでも「なんか、違う…」と、なるのがオチです。
中には“ブレゲ”アエロナバルのような革ベルトの方がメタルブレスよりもしっくりくる特殊な腕時計もありますが、それは少数派です。
結論から先に言うと、“フランク三浦”初号機とラグ幅が一緒なのでわざわざ新調はせずに、初号機用に買ったBKM051Aを使い回します。
おなじ革の話なので、ドレスとカジュアルの区別を靴に置き換えて考えてみましょう。
革靴は黒と茶が基本で、青や緑や橙などの有彩色で染めているその他はキチンとした場にはそぐいません。
基本の黒と茶でくらべると、黒の方がフォーマルに適しています。
黒→茶→その他の順で、ドレスからカジュアルに流れていきます。
色については以上です。
次に革の種類ですが、クロコやリサードのような高級皮革の方が一般的なカーフよりもドレスの腕時計にはマッチします。
これに、時計本体の価格は関係ありません。
顔つきの話です。
そして、同じ革ベルトでもベルトを縫っているステッチが地色と違う目立つ色だと、それだけでラフ度が増します。
『カジュアル系』の腕時計には似合っても、『ドレス系』の腕時計には合わせづらいということです。
BKM051Aは、ベルトと同色の黒糸で縫っているクロコ型押しベルトです。
これらを踏まえて、相手が潮マスなら新たに革ベルトを買う必要はないと判断したわけです。
BKM051Aの革ベルトが、潮マスの高級感を助長します。
ここまで書いて…すべてを網羅してダラダラ書くと、情報商材屋がオファーをしているセールスレター並みの文字数になってしまって、途中で離脱されるのも困るので素材別に小出ししていきます。
次回は、金属ベルト編です。