インスタグラマーのはずが、お笑い芸人にされた美容室難民の頭隠して尻隠さず
客離れます
沖縄でBARを営んでいたときは、美容師のお客さんのところをローテーションしていたのでノンストレスでしたが、
なんの情報もない現住所に越してからは、美容室選びに窮するのです。
ふらっと入ったその店は、自宅から徒歩10分圏内にあって(それが、入店した理由の8割)、同世代の中年男性が1人でやっている小規模のサロンなので、なんも気負わずに済みます。
行くたびにサイドはみじかく刈ってもらっていましたが、切って一週間もすると髪が横へふくらんではカッパのカータンよろしく、頭がデカく見える(実際デカいんだけれど…)のが毎度。
いわゆる、東洋人特有の『ハチ張り問題』です。
ですが、今回ばかりは秘策があります。
口でつたない注文をするよりも、画を見せたほうが伝わるだろう…とInstagramから我らがヒーロードメニコ・ジャンフラーテ氏のスクショを持ってきてます。
「こんな感じにしてほしい」とリクエストしたら…
施術後の鏡には、ソフトモヒカン姿の出川 哲朗氏が映ってました。
リアルガチで。
臭いものに蓋をする
生きているだけで、髪は伸びるもの。
当初は、まわりにイジられたベリーショートのソフトモヒカンでも数ヶ月か経てば、そのボサボサヘアに『冴えないオッサン度』が、じわじわ増してきます。
髪は切りたし、行く店はなし。
以前に通っていた美容室へ行くには電車に乗らなければならず、まだまだ寒いなか電車に乗ってまで不要不急の外出はしたくない。
という流れで、その場しのぎの帽子を買った話です。
「帽子」とひと口に言っても、いろんな種類がありますが…
定番のベースボールキャップは、ガソリンスタンドや工場で働いていた経験から、『ブルーカラーの制帽』として脳内にインプットされており、プライベートでかぶる気にはとてもならない(自身のファッションスタイルとも合わない…と思っている)。
小難しそうなベレー帽やハンチング帽、フォーマルな服装にしか合わせづらい中折れ帽なんかもってのほか。
そうなると、なにも考えずにすむニット帽が普段使いにはベスト。
カジュアルの冬物アウターに、無類のマッチング力をみせるニット帽はかぶる者(老若男女)さえ問わず、ほかの着用アイテムにひと工夫はいるものの、ドレッシーなステンカラーコートやチェスターコートの『ハズシ』も余裕でこなします。
ボトムスは、トラックパンツからスラックスまで無問題。
そんなニット帽はニット帽でも、安価な化学繊維帽をかぶって『残念な人』に見られぬよう、ウールやカシミヤの動物繊維ものを物色しに、メルカリ(ヤフオクよりも、見つけるのがラクそうだったから)へと向かうのです。
温っか帽子
メルカリで見つけてきたのが、“ジョンストンズ オブ エルガン”のワッチキャップ。
大判のストールは、定価がかるく7万円を超えてくる“ジョンストンズ オブ エルガン”も、2万円程度のニット帽なら射程圏内に入ってくる。
色はブラックやライトグレー、ネイビーなど無難な『ユニクロカラー』を中心に展開。
最近では、よくかけているメガネに黒縁勢が多いので、顔まわりの統一感に『初ジョンストンズ』はブラック固定で。
とりあえず、10%引きでお伺いを立てるもなんの音沙汰もない。
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「あっそ、じゃあヤフオクで買うから」
実はこの出品者、ヤフオクでも出品しておりまして(多分、同一人物)…どちらも送料無料ながら、こっちのほうが100円安い価格設定。
しかも、ヤフオクには10%オフのクーポンがあったので、それを利用しての8,532円。
出品者がディスカウントしてくれなければ、サイト運営者にディスカウントしてもらうスタイル。
『伸び散らかった』頭を隠しながら、防寒具にもなる一石二鳥“ジョンストンズ オブ エルガン”のニット帽は、ドーパミン放出85%。
こちらのニット帽はつくりが浅く、端を折り返したワッチのまま『パツパツ』でかぶると、どんぐりにしか見えないので…
ロールアップはせずビーニーにして、かぶった帽子のてっぺんをつかんで後ろに「ズルッ」と引っ張れば、後頭部辺りに『布溜まり』ができて結構イイカンジ♡