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アウトプットの出来不出来は、インプットした情報の質と量に左右される事実

メルカリ啓蒙のために

メルカリでは、なんにでも値段がつく。

トイレットペーパーの芯でも、拾ってきたどんぐりでも売れる。


当方は『買い専』なので、これまでメルカリで2度ほど買ったことはあれど、売ったことは1度もありません。

出品をする知識も機会もなかったからです。

Gmailに、メルカリから『メルカリ教室』(出品実践編)なる、メルカリ出品について無料ワークショップのご案内がきまして、わが田舎町のウエルシアでも行われるということを知り、さっそく夕方の部にエントリーしました。

メルカリ教室は、今回参加したオフライン版とZOOMを使ったオンライン版がありますので、近くに実店舗がない地域の人でも問題ありません。

ドコモショップでもリアル開催されていますが、そちらは有料です。

超初心者向けなので、メルカリアプリの登録から教えてくれます。


このことを知り合いの主婦に話したところ、「私も行きたい」と。

彼女に予約フォームを転送すると、午前の部を押さえていました。

ここ数年、身銭を切って情報商材界隈の本丸と接触してきた身として言えることは、このようなフロントエンドを集客手段にするならば、やってきた新規客に対してバックエンド商品の売り込みはつきものです。

ウエルシアに支払う会場費に講師の人件費、受講生募集の費用などなど、いくらかの経費はかかっているはずなので、慈善事業ではない以上どこかでペイしなければならない。

売るといっても、メルカリには『らくらくメルカリ便』と『ゆうゆうメルカリ便』くらいしかなく、ヤフーのような手数料が割安になる『プレミアム会員』などのサブスク型料金徴収システムもありません。

まさか、認定講師が反則技の自身主催高額塾コンサルをオファーしてきて、その販売手数料をメルカリが抜くとも考えづらく…

メルカリにとっては、売る商品もなければ訴訟リスクのある手法を取るメリットもないですが、先述の主婦は『脳内お花畑』で人を疑うことを知りません。

杞憂だとは思いながら、念のため必要ないものをその場の雰囲気に流されて買わないよう諭すのでした。


それでは、受講してきた『メルカリ教室』という名の、メルカリのメルカリによるメルカリのための信者獲得ミッションの全容を、異教徒のヤフオク信者がお送りいたします。



一歩を踏み出すために

注)講座内容につきましては、開示をしない旨の規約に合意しているので割愛します。


定刻10分前に現場へ到着するとすでに数名の受講者がいましたが、全員が60代以上の中高年で閉鎖された空間といい…『催眠商法』をやるには申し分のない状況に、思わず身構えてしまうのです。

30代の男性講師が、つかみに「メルカリを利用したことがある人」と質問すると、何人かが手を挙げる仕草をみせ、いつ卵1パックをタダ同然で配りはじめるのか?と思うと気が気ではありませんでしたが、それはとりこし苦労でセミナーは淡々と続いていきます。

実際に出品をする段階になって、出品実践編なのにゴネ始めるジイさんがいて、途中で帰ってしまいました。

なにしに来たんでしょう?

このジイさんは、本を2冊持ち込んでいたのでそれを出品するかと思いきや、ただの愛読書とは…教えてもらう立場なのにつねに上から目線でしゃべっていたし、意識だけは人一倍高そうな高齢者でした。

俗にいう『老害』です。


受講時間の90分は、あっという間にすぎました。

内容的には、ググればどこにでも書いてあるようなことだったので、ネットにうとい中高年の層を新たなユーザーとして、囲い込もうとしているだけなのかもしれません。

それなら、受講生にデジタルネイティブ世代がいなかったのは、妙に納得してしまいます。

とはいえ、教室はこれまでフリマとは無縁だった人が家にある不用品を現金化するスタートアップには有効で、会場の空気感が出品をためらう背中を押してきます(それでも、例の主婦はなにも出品せずに帰ってきた…)。

いつでも出品できるわが家なら、いつまで経っても出品しません。

そんなこんなで出品までは無事にこぎつけたので、来たるべき老後の収入源複数化のため、物販を生業にしているユーチューバーが解説している動画を観たり、情報商材屋のセドラーがリスト取りのためにしているLINE@に登録して、これから勉強したいと思います。

彼らが言葉巧みに勧誘してきても、簡単には課金しませんけど…

課金するのは、0→1を達成してからでも遅くありません。

逆に0の状態で課金をするから、ほとんどが成果を出せずに「詐欺だ!」と大騒ぎをするはめになる。

情報商材を買うこと自体を否定しているのではなく、買うには買うタイミングがあります。



書く力を伸ばすために

メルカリに出品するために持参したのは、加工の仕方がビミョーにちがうとはいえ、4本も持っている現在は廃盤“リー”のジーンズ。

ムダにかかえているジーンズなので、もちろん未使用品です。

出品物の写真を撮って商品説明文をアップするまで、15分しかありません。

やったことがないのに、難なくこなせたのは…

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これまで、ヤフオク出品者の書いた商品説明文を嫌というほど読んでいて、どういうことを書けばいいのか?を感覚的に分かっていたからです。

おぼつかない写真撮影のクオリティはさて置き、作り込まなくてもいい最低限の文章なら、その時間で十分(そんなインスタントコピーでも、出品して1分後には4人に閲覧されていた)。

そこで、ふと思いました。

noteでテキストの情報発信をするなら、たくさんの本を読むべきではないかと。

本といっても、WEB広告のLP(ランディングページ)を書くわけではないので、読むのはライティング能力を上げるためのハウツー本ではありません。

それまでに読んだ本の語彙や言い回しなどのクセが言葉のストックとなって、note執筆のときに役立つ気がするのです。

だから、読むのは著者が書いた本ではなくて作家が書いた本です。


【後日談】

メルカリでは、なんにでも値段がつく。

もしや?と思いメルカリで検索したら、メルカリ教室でもらった教本(配布したメルカリが、転売を禁止している)を売っていたツワモノを発見!

300円で売って、送料200円と販売手数料が10%の30円引かれて、利益は70円也。

銀行口座への振込手数料が200円なので、これだけでは130円の赤字。

いってこいでマイナス…



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吾唯足ルヲ知ラズ
noteを書いている中の人はファッショニスタではありません。レビュアーでもありません。 あえてたとえるなら「かろうじて美意識のあるオッサン」といったところです。 自分が買いたいものを買っています。 サポートしなくていいです。 やっていることを遠くから見守っていてください🐰