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降水確率50%のどっちつかずのとき、雨具をスマートに取り回す方法がこちら
ユニクロ再び
有効期限が今月いっぱいに迫った、“ユニクロ”の『5,000円で500円引きクーポン』を消化すべく、散歩がてら実店舗へ向かったのですが…
わざわざ暑い中に行くのもなんだし、オンラインストアで済ませようか?とも思いましたが、正直“ユニクロ”で買いたいものがなにもないので、アプリで商品検索のしようがないんです。
消耗品のボクサーパンツと靴下は先月買ったので、しばらくは調達する必要もなく…さて困った。
頭を絞りに絞った結果、ひねり出したワードが『傘』でした。
現在、すっかり市民権を得ている安価なビニール傘は、昭和に東京・浅草のホワイトローズでうぶ声を上げました。
日本発です。
ブレイクしたきっかけは、1964年の東京オリンピックで観光に来ていた、米・傘バイヤーの目に留まったからでした。
それが今では、使い捨てを前提にコンビニでワンコインのビニール傘を買っては、雨が止んでどこかに置いてくることを繰り返すので、鉄道での忘れ物ランキング1位になるのもうなずけます。
日本人の傘の年間消費量は1億2,000~3,000万本、その内ビニール傘は8,000万本でともに世界一です。
右を向いても左を向いても「サスティナブル、サスティナブル」と言われている昨今、高度経済成長に於ける大量生産・大量消費を地でいくようなビニール傘の使い方は、現在のトレンドではないと思うのです。
すぐに失くすのは、そのリーズナブルな価格から傘を大事にしないからだと。
だから、英・王室御用達“フォックス・アンブレラ”や日・皇室御用達“前原光栄商店”のような高級傘を持ちなさい…というご意見があります。
すると、「価格設定が問題なら、高級路線のビニール傘を出しましょう」と、“ホワイトローズ”は1万円前後のビニール傘をリリースするのでありました。
そんな3万円以上するような高級傘でもなく、1万円のビニール傘でもない…そこまで大それてはいないけれど、継続使用が可能な傘。
“ユニクロ”を覗いたときに見つけた傘の柄は木製でカッチリ感もあり、それでいて2千円もしなかったと思います。
ずいぶん前に持っていた、あの傘を買おう。
今あるのは黒いジャンプ傘で、柄の合皮が裂けてボロボロになりかけていたので、買い替えるにはタイミングがよかった。
傘以外の購入品は、向こうに行って考えましょう。
物色中
店内をぐるっと回ってみても、傘がない。
たしか、どの店舗も出入口近くに置いてあった気がするのですが…
もう一度見回ると、申し訳なさ程度に折りたたみ傘が置いてあるコーナーを見つけました。
昔は折りたたみ傘を見た記憶がないので、今は長傘ではなく折りたたみ傘に商品ラインナップを変更したのかもしれません。
しかし、あれですな。
“ユニクロ”は、店内を探索すると不測にも女性用の下着売り場に迷いこんで、オッサンとしてはヒジョーに気まずい場面になるときがあります。
このUVカットコンパクトアンブレラ、通常は1千500円(税込み)なのですが、バーゲンで990円(税込み)になっていました。
日傘も兼用しているこの傘、『パラソル』要素もあるのに『アンブレラ』なのね。
ディスカウントしてくれるのは、ありがたいですよ。
ありがたいですけど、今それやられると…
本日は、総額5千円分買ってはクーポンを使うというお題目で来ているので、買いたいものがないなかでさらに予算が余るという…買うものを探すのに苦労するのです。
使いもしないものを買ってもしょうがないし。
あと、4千円。
コロナウイルスの影響で、マスクをしない世の中がそう簡単に戻ってくる気もしないので、エアリズムのマスクをゲット。
ほぼ半額の500円で、在庫一掃している白の2020年モデルしかなく…2パック買っても1千円。
あと、3千円。
残りは、カットオフVネックTが2枚と
透けるので、1枚ではとても着られない白T✕3のアンダーウェア的なTシャツが計5枚で3千500円。
なんとか、使いそうなもので5千円を超えました。
総評
梅雨が明けて、泣き出しそうな空模様が当たり前の日々もおわりを告げました。
基本はうんざりするような晴天で、道ばたでひっくり返って微動だにしないセミが、なんの前触れもなく「ジジジジジ…」と狂ったように鳴いては、びっくりさせられる毎日なのです。
そんな夏の朝、天気予報でビミョーな降水確率なら安牌を切って傘を持っていくのか?一か八かのフリーハンドで出ていくか?
今まではフリーハンドで出ていって、サイアク雨が降ってきたら最寄りのコンビニでビニール傘を買う選択をしましたが、折りたたみ傘を鞄にほうり込んでおけば問題ありません。
とくに、電車に乗る人は(長傘の持ち方によっては、凶器になりかねん)。
鞄を持ち歩かない人は…パーカーを着ましょう。
沖縄で飲食店をやって気づいたことは、車社会のアメリカ人は傘を持ち歩かないということでした(もしかしたら、知っている海兵隊だけかもしれませんが…)。
その代わり、雨が降りだすとパーカーのフードを被って小走りで駆け抜けていきます。
それを見たときに、フードって飾りではなくて実際に使うものなんだ、と再認識しました。
話は逸れましたが、この傘のストロングポイントと思われるところは、YouTubeでみんな同じところを指摘しているため、気になるなら誰のチャンネルでもいいので観てみてください。
にわか雨対策にパーカーを着なくてもすむ、“ユニクロ”折りたたみ傘のドーパミン放出は58%。
理由は、樹脂製の持ち手がチープ感丸出しだから。
安いのは安いのですが、価格勝負ならイオンに売っていた“トップバリュ”の680円(税抜き)傘の方が上手で、この価格帯ならクオリティも似たり寄ったりでしょう(必要ないので、買ってまで検証しません)。
ともにカンボジア製。
あとは、折りたたむというギミックの機能美は好きなのですが、傘にしろケータイにしろ自転車にしろノーマルなものと比べると折り畳みの様式美は劣ると思うので、個人の好みにはなりますがどうしても辛口評価になってしまいました。
今は、以前の“ユニクロ”長傘が復活してほしい気持ちです(あれは、本当によかった)。
まぁ…何はともあれ、これで割引クーポンも使いきったことだし、心置きなく“ユニクロ”アプリをアンインストールすることができそうです。
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