重量級✕フリップロック式なら、ストレスフリーなバチピタポジションを探れ
弘法ではないので筆は選ぶ
この投稿をご覧になっている女性陣には、理解しがたいと思うのですが…
男には、ベストな『チンポジ』というムスコの座りぐあいが個人ごとにありまして、これが想定外に明後日の方向を向くと、その違和感から全集中をすることができないのであります。
一歩間違えれば、『寝た子を起こす』ことにもなりかねません。
ローライズのジーンズを穿いているときに、よく起こる現象です。
出先でトイレに行けない状況下なら、ソッコーでバンツのポケットに手を入れ「ゴソゴソ」と、ポジションを『自分好み』に直すのです。
しかも、周りに悟られぬよう『何食わぬ顔』で。
今回は、そんなメンズの下半身事情にも似た『ソコジャナイ感』を解消する話です。
ゴツい腕時計は、コートなどの重衣料との組み合わせには不向きです。
かさ増しした左手首のせいでアウターの袖口がふくらんで、袖まわりがブサイクになるからです。
春爛漫の季節になり…
シャツやセーターの袖をたくし上げて着けるビッグフェイスの腕時計は、存在感ありありです。
しかも、現代日本人の半数以上が腕時計をしないらしく、それならさらに目立ちます。
そんな感じで、デカすぎで冬眠させていた“MWC”のディープダイバーに、“ボネット シンチュリーニ”のシリコンラバーベルトを実装すべく、先延ばしにしていたサイズ合わせをすることにしました。
尾錠タイプではなくフリップロッククラスプ仕様のため、ベルトを自分でカットしなければなりません。
まずは、持ち合わせていないカッティングマットとステンレス定規を調達しに、100均へ向かうのであります。
いくらコスパの優れたラバーベルトとはいえ、シロウトがぶっつけ本番で切りそこねると約5千円がむだになってしまうので、作業道具はそれなりのものが必要です。
ちなみに、カッターにも右利き用と左利き用があるのはご存じですか?
主観的なサイズ感
道具が揃ったところで、いざ作業開始。
腕時計ベルトは、指1本入るくらいの余裕があるのが良しとされています。
しかし!
“MWC”ディープダイバーの重量は、“アップル”アイフォン13 ミニと同じく140gと、腕時計ではヘビー級。
これだけ重いと、手を動かすたびに時計も一緒に動きやすく、その不快な装着感から毎回元のポジションへもどすのもメンドーです(純正のNATOストラップがそうだった)。
腕時計は動くとき、時計本体が腕の外側(小指方向)にズレることが多く、街なかでもそうなっている人を見かけます。
見た目的にもあまりよろしくないので、時計本体を定位置から微動だにさせぬよう、ややタイトめのサイズ調節をするのでした。
革ベルトやナイロンベルトなどのピンバックルは、5mmごとのピンホールの中で自分サイズにもっとも近い穴にツク棒を通しますが、メタルブレスに多く採用されているフリップロックのクラスプ(今回のラバーベルトのバックルも同じ構造)は、コマを抜いて調整する以外にも、クラスプ内でさらに2mm刻みの微調整ができます。
この微調整機構のおかげで、むりやり人差し指が入る程度の攻めたサイジングが可能になりました。
リバーシブルのベルト裏面はプレーンで肌への食いつきもよく、これでフリーハンド(ポジションを直さず)のまま着けることができます♡
これからの汗ばむ季節には、「ジャブジャブ」丸洗いして「サッ」とふき取れるラバーストラップが最適です。
拭いてもコマ間の水分があとから出てきたりするメタルブレスや、乾くまでに少し時間のかかるナイロンベルトじゃこうはいきません。
【本日のワンポイント】
フリップロッククラスプの12時側ベルトは、その構造上ベルトの先端がバックルの中へ多少入り込むので、両サイドともにベルトの長さ調整をするときは同じ長さにはせずに、6時側のベルトよりも12時側のベルトを気持ち長めにしてやると、時計を着けたときのバックルが手首の真ん中にきます。