真か?贋か?シルバービット&ビブラムソール仕様のボナフェART.2695改
運命の1マーク
前回からのつづき→
このART.2695改、ヤフオクだけではなくYahoo!ショッピング、メルカリや楽天市場にも出品されてました。
出品サイトによって、送料がかかったりかからなかったり。
ヤフオクは基本、送料を落札者がもつのがハウスルールですので、別途900円加算されるとはいえ5万円以上なら4千円引きのクーポンを週末に発券してくる恩恵は大きく、最安価で入手できる確率が高い大本命サイトであることにかわりはありません。
競艇でたとえるなら、1コース1号艇です。
この出品元がリサイクルショップでして…ビジネスでやっている以上、『早期に現金化してナンボ』のため徐々に値下げをしてくる可能性があります。
つまり、サザビーズやクリスティーズのような一般的にみられるイングリッシュオークションではなく、ダッチオークションの様相を呈しているのです。
1円でも安く…と、欲に目がくらんで入札タイミングを見誤ったら最後、買いが入った時点でおわりの一発勝負。
コンティニューモードは存在しません。
『ネット値』で5万円を切ったらポチると決め、あとは戦況を見守るのでした。
2号艇Yahoo!ショッピングは送料がかかる上に、『ポイント メガ盛り』が制度改悪により骨抜きになったことでまず転覆。
3号艇メルカリは、送料無料でも割引クーポンやポイントアップキャンペーンはなく…はじき飛ばされコースアウト。
4号艇楽天市場も送料無料ですが、ポイント還元率3%とお得感はメルカリに毛が生えた程度。
1号艇ヤフオクでほぼ本決まりの中、予想通りプライスダウンされていき価格が射程圏内に入ったときに、楽天市場でお買い物マラソンが始まりました。
ショップ限定で千円引きクーポンも配布され、両サイトの差は縮まります。
「ん?ほかのショップで買い物して、倍率上げれば逆転するんじゃね?」
楽天市場で買いまわって倍率をアップさせると、一気に風向きが変わりました。
ヤフオクの『イン逃げ』をゆるさず、『まくり差し』が決まった楽天市場でハンマープライス。
実質4万6千円程度。
これってわたしの感想ですよ
2次流通のプロが出品していたので、このART.2695改がニセモノということはないと思いますけど、素性が分からないとなんか気持ちわるい。
自分なりに調べた結果、最初から履き込まれたような「クタッ」とした革質やシルバービットから、リファーレがらみのような…
製法上コバの張り出しがいらないので、ビブラムソールを極限までそぎ落とした造形美はとても素人仕事ではない、“エンツォ ボナフェ”ART.2695改のドーパミン放出は90%。
ちなみに、『被せモカ』なので割れません。
革靴界隈で意見が二分している、『シューキーパーいる?いらない?問題』
不要論者いわく、
ファッション通には見えなくても、ひろゆき氏から代弁されると説得力があるようなないような…
それに対して必要論者は、
それなりの経歴があるライターが、それなりの影響力があるメディアを通じて発信している内容が、「木の形に似ているためにシューツリーとも呼ばれます」と、なんともお粗末なことをいっておりますが…材質が木だからシューツリーなだけで、プラスチック製ならどんなかたちをしていようと、それはシューキーパーでしかないだろって話でして。
だいたい、『木の形』ってなに?
シューキーパーを入れること自体、否定しているのではありません。
今回の楽天市場で買った商品の一部が、ゴム底白・黒ローファーと今回のART.2695改用に、“コルドヌリ アングレーズ”EM97CAHを3ショップで買い回り。
3千円ほど値上げされて、現在1足1万7千円余もする『木のオブジェ』を合計5万円超え(ART.2695改よりも高くついた)で買うヤツですよ。
むしろ推進派です。
シューツリーを入れることによって、くつ内を除湿するか?は分からないし、アッパーのしわを伸ばすのか?も分からない。
そんな不毛な論争はさておいて、確実にいえるのは
「ツリーを入れると、靴が気高いオーラをはなつ」
だから、入れている。
ただそれだけのこと。