見出し画像

『22/7 ANNIVERSARY LIVE 2024』のライブ感想と、着実にステップアップしているナナニジについて

『22/7 ANNIVERSARY LIVE 2024』4公演を現地観戦してきましたが、いやあ非常に素晴らしかったです!!!!!
3公演は各ユニットの看板で、それぞれの特色がよく出ており、それぞれ違った楽しみ方ができました。
千穐楽では歴代のシングル順でのセトリでしたが、アンコールではまさかのサプライズ!!!
色々(良い意味で)思うことがあり、各公演のレポを書きつつ、ナナニジがステップアップしている点を最終的に書いて行こうと思います。

1.気の抜けたサイダー看板公演

まずは気の抜けたサイダー看板公演について。
看板公演の中で1番最初ということで、観る側としてもこの公演が看板公演のある程度の方向性をイメージさせるので、どういう風に始まるだろうと期待とソワソワ感がありました。
普段のovertureとは異なり、テクノポップっぽい音楽でスタートすると1曲目はなんと「春雷の頃」!まさかキサイ公演でこの曲が披露されるとは思っていなかったので完全に不意を突かれました(笑)
ただとても好きな曲なので有難かったですが、2曲目3曲目は「地下鉄抵抗主義」「佐藤さん」とこれまた個人的に大好きな曲!序盤からかなり高まりました!
そこからMCを挟んで「カントリーガール」「君とどれくらい会わずにいられるだろうか」「シャンプーのにおいがした」と神曲が続いて、気分が高まる反面、『あんまり気の抜けたサイダー看板公演』らしくないな?と疑問に感じていました。
そしたらサリーちゃん自身が中盤MCで「あんまり気の抜けたサイダーっぽくなくない?」って自ら言うというwww
この時のMCは後程サリーちゃんがラジオで言っていましたがほぼアドリブだという。確かにアドリブっぽさがありましたが、ほとんどそれを行うのはサリーちゃんもそうだし、それについていくしいちゃん、なごみんもさすがです。
そしてそこで披露したのがまさかの蛍光灯再生計画の曲である「僕のホロスコープ」!!!
まさかの別ユニット曲をキサイメンバーで披露するという、あまりにも予想外の展開には、その時の会場の驚きはすごかったです(笑)
その後は「好きになるのは自由だし」と続いて全員での「ソフトクリーム落としちゃった」
ユニット曲を全員での披露こそ、看板公演の醍醐味だなあと感じました。
そしてキサイ最新曲「声優になりたくて」は本当に胸に染みました。どうしてもサリーちゃんの心境を連想してしまうし、現在のサリーちゃんの活躍を考えると本当に真正面から素敵な曲だと心から思います。
その後は「Just here and now」「不確かな青春」「好きと言ったのは嘘だ」の畳みかけにはやられました。
アンコールではサリーちゃんセンターの「後でわかること」で始まり最後は「ポニーテールは振り向かせない」で締めくくるという、気の抜けたサイダー看板公演としても素晴らしかったですし、個人的にナナニジトップ10に入る好きな曲が盛りだくさんで、1公演目から完璧に心が掴まれてしまいました。

2.晴れた日のベンチ看板公演

さて続いては2公演目のハレンチ看板公演。
この公演はハレンチらしく元気で明るくて良い意味で消費カロリーが高い公演でしたね笑
1曲目からタチツテトパワー、2曲目は謎の力と、もう冒頭からテンションMAXにしてくれて、これぞハレンチ公演だと感じました!
序盤から盛り上がる曲を入れてくれるおかげこちらとしてもすぐにアドレナリンが大量に出るくらい楽しめました。
中盤部分ですが、この看板公演での特徴的な点はまずラジオMCでしょう。なおてゃん、りのちもタイプは異なりますがトーク力はあるメンバーなのでこの試みは興味深く面白かったです。
しかし何といってもファンを驚かされたのは撮影タイム!!!
果たしてこれを予想したファンはどれくらいいたのでしょうか?
今まで対外ライブ含めてナナニジがファンによる撮影を許可したことがなかったので、これはかなり大胆な選択だったと言えます。
ハレンチメンバーが運営に依頼したのかもしれないですが、それを許可した運営という点を踏まえると、運営の方針や考え方も柔軟になったのか変わりつつあるのかもしれません。
さて、終盤では韋駄天娘でバリバリに盛り上がり、アンコール曲ではついに炭水化物祭りを初披露!元々曲自体が好きなので、ダンスシーンをようやく観…れてありがたかったです!
アンコール含めて最後の曲は半チャーハン全部乗せ。ユニット曲を全員で観れるとしたら、どれを見たいかと聞かれたら自分は真っ先にこの曲を挙げるくらい大好きな曲です!
くだらなくとも、とても面白く中毒性がずっと楽しんでいられるこの曲をナナニジメンバー全員で披露してほしいとずっと思っていましたが、それがようやく叶って、この時の私の喜びは最高潮に達しました!笑

改めて、全体を通して、本当にハレンチの良さが全面に出ていて、「明るさ」「元気」に大きく振り切っていて最高の公演でした!

3.蛍光灯再生計画の看板公演

さて3公演目はアニラ2日目1公演目の蛍光灯の看板公演。
ものすごく個人的なことですが、本公演を最前列ほぼセンターの座席だったのですが、結論から申し上げますと最高でした。いや、至高の時間、セニトロニンがドバドバ放出しまくるくらいとっっっっても幸せでした!!!!!
…一旦落ち着きます。
絶望の花から始まり、世界の矛盾をセトリに入れるなど、ハレンチ公演とは打って変わって全体的にシリアスっぽく仕立て上げたセトリはさすがです!!!
2曲目はJust here and nowでこの曲は元メンバーのれいにゃんとかなえるがサビ前に台詞をことが象徴的な曲ですが、その二人が蛍光灯再生計画メンバーだったこともあり、この曲を採用してくれたのも大変感謝です!!!
あと個人的にこの曲が大好きというのもあります。笑
そのあと「赤いバラの理由」を初披露してくれて、元々かっこいいこの曲をどんなダンスなのか楽しみでしたが、ダンスもまた蛍光灯らしくシリアス且つセクシー且つかっこよくて最高でした!
※あと個人的に最前列でえまっちゃと沢山目が合ってたまりませんでした←
さらにその後は
「読みかけの漫画」→「春雷の頃」→「Rain of lies」→「空のエメラルド」
と4曲が続きますが、この4曲とも蛍光灯の世界観に合うと思いつつ、雨をテーマにしていて、天候の移り変わりをこの4曲で表現していたとのことで、素晴らしく粋な演出です!

その後のセトリで特筆すべき点としては「交換条件」全員ver.でしょう。蛍光灯のユニット曲を全員披露するとしたらどの曲をするかと思ったら個人的にはまさかでした。笑
ただ、最後の交換条件ポーズをメンバー全員で行なったのは圧巻でありつつ面白かったです笑
そしてアンコールでは「僕は今夜出て行く」を披露!!!
どうしてもこの曲は卒業ソングというイメージがついてしまっていますが、蛍光灯メンバーでもあった卒業メンバーのれいにゃんとかなえるに捧げる曲としても解釈できます。
また、そうでなくてもこのように卒業公演以外でも披露してくれることで、“ただの”神曲として認識してくれればそれはそれで個人的にとても有難いです!!!
何はともあれ、めっっっっっっちゃくちゃ楽しかったです!!!!!!
私が最前列で観れたということもありますが、それでも神公演を観れて幸せそのもでした。

4.千穐楽ナナニジ周年祭


さて、最後の4公演目の千穐楽。このセトリはどうなるのだろう?と色々予想しましたが、序盤で理解できました。歴代シングルを順番に披露していくというセトリでした。
改めてナナニジの歴史を辿っていくようで感慨深いです。
何よりファン泣かせな演出はサリーちゃん、なごみんが二人でいたところに後ろから詩ちゃんが駆け寄って、現在の初期メンバーが形成されるとそこへ後輩メンバーが駆け寄るという演出!ナナニジの歴史を端的に現わしていて心が奪われました。
そしてアンコール前に最新曲「YESとNOの間に」が披露されて、アンコール曲はどうなるのだろう?と思ったら、まさかの全く知らない曲!
さらなる最新曲「ロックは死なない」をサプライズ披露!!!
これほど嬉しいサプライズがあるでしょうか?しかも2曲連続アニメタイアップ!!!
ファンにとってとても嬉しい報告をサプライズで聞けました。
アニバーサリーライブを最高の形で締めくくれたと思います。

5.全体の感想と今後のナナニジについて


1.総体的な雑感


いやあ改めて最高の4公演でした。
無関心ヒーローでのサビ前、えまっちゃ・なおてゃんのコンビネーションダンスは最高だったし、覚醒でのつっきーの表情は迫真でしたし、炭水化物祭りでのまおすけは可愛かったし、半チャーハンでのなごみんも可愛かったし、MC中に隙あらばファンサするなごみん、曲中隙あらばファンサするサリーちゃんも流石でした(笑)
もう少しマクロな視点ですと「僕は今夜出て行く」の2番Aメロでえまっちゃ・サリーちゃん・なおてゃんの3人が向き合って笑い合っていたのも見どころでした(笑)
3つの看板公演ともそれぞれの色の良さが存分に発揮されており、千穐楽では集大成的にナナニジの歴史をなぞるように歴代シングル曲披露(サプライズ新曲披露)というこれ以上ないほど最高の構成と言えるアニラでした。

2.MVPと準MVP


さて、この4公演に関してどのメンバーも本当にパフォーマンスが素晴らしく、皆輝いていたと思いますが、その中でも個人的に特筆すべきメンバーが二人いるので、MVPと準MVPという形で挙げさせて頂きます。
まず、準MVPはつっきーこと椎名桜月ちゃんです。

シリアスな曲の時には儚げな表情も素晴らしかったですが、一転して明るい曲の時には笑顔で、そのどちらの表情の見せ方もとても上手いなと感じました。
これはパフォーマンス面でナナニジ万能型天城サリーちゃんと親しくなっていて、その影響を受けているのでは?と勝手に想像しています。
特に「僕が持っているものなら」でのサリーちゃん・つっきーのダブルセンターにおける、二人の表情は圧巻でした。表情であそこまで楽曲を表現できるものなのだと思い知らされました。

そしてMVPはるぅちゃんこと四条月ちゃんです!

今回の公演で語るべき点として何より「命の続き」です。元々この曲は台詞が多い歌詞ですが、今回のるぅちゃんの台詞は心の奥底から魂がこもっていることが伝わり、客席にいた自分は鳥肌が立ちました。最後、感極まってるぅちゃんは泣いているように見えました(違っていたらすいません)
どの楽曲でもどのメンバーでもそれぞれ素晴らしかったことは既に前述しておりますが、その点を踏まえても「命の続き」でのるぅちゃんのインパクトはとても強かったです。
個人的にダントツでMVPでした。
るぅちゃん自身、アニラ直後に舞台の出演があり、舞台のレッスンも重なって大変だったはずなのに全くそれを感じさせず素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
楽曲の台詞の一端から“役者四条月”がはっきりと見えました。


6.今後のナナニジ


改めて今回のアニラは4公演とも素晴らしいもので、これは去年から続くナナニジのトライ&エラーの成果だと思います。
去年のアニラ、夏のライブでは舞台を軸にライブをしましたが、今回はユニットに分けて看板公演を行うという新しい試み。
そしてそれぞれのセトリもユニットメンバーが自分たちで考えたとのことです。もちろん最終的にスタッフのチェックが入るとはいえ、メンバー自身が公演を造り上げるというのは自発性を促しますし、メンバー自身のライブへのモチベーション(及びプレッシャーという名の責任)もより増していくでしょう。
常に新しい試みをしていくこと、メンバー自身でライブを作っていくという意識を植え付けたこと。この2点は今後もナナニジの軸になってほしいなと個人的には思います。
時には失敗したっていいので今後もナナニジには様々なことへ挑戦してほしいと考えております。
千穐楽で新曲「ロックは死なない」が発表された通り、2作連続でアニメタイアップと2025年のナナニジもすごく楽しみです。

いいなと思ったら応援しよう!