【古のジャニヲタ】健やかネット社会
かつてのジャニヲタはヲタ友をネットでも作っていた。ーーいや今もですけど?と思うだろうが、インスタやTwitterはなかったのだ。ではなにを利用していたかというと
前略プロフィール。略してプロフだ。
ジャニヲタはリアル生活プロフ(何とか中学!何部!5娘♡1)の他にヲタ用のプロフをつくる。定番は名前を「手越♡ゆりめろ」みたいにして担当の苗字を名乗る。これでプロフを最後まで読むことなく担当がわかるので同担拒否(同じタレントを推してる人とは絡みたくない人)は素早く去ればいい。下の名前は様々だったがNewsのヲタはなぜか当時まいめろ系が多かった。良く考えたら量産の祖先かもしれない。
前略プロフィールはそもそも学生のものだというイメージがあった。出会い厨は勿論わいてはいたが大人は見かけなかった。そして中でもジャニヲタ用のプロフには男子は基本的に絡んでこないため、健やかで安全なネット社会だった。12歳から18歳くらいまでの普段知り合わない年齢の違う友達ができ、住んでいるところもバラバラ。
仲良くなればプリクラを手紙で交換して、ライブ会場でたまに会う。さらには地方の子を自宅に泊めてあげたりも…最初、母親は訝しんでいたものの同世代の目的が同じ子なので何もいわなくなった。
今よりそもそもが安全だった背景はありつつも昔から悪い奴はいたはずだ。しかし私が嫌な思いや危ない目にネットを通して遭わなかったのは長きに渡るヲタク生活で、ネット上の人を見る目が鍛えられていたからだと思っている。