#11 完全独立への準備段階
この文章はSCFCのデザイナー、松本が現在のフリーランスになるまでの日記的なコンテンツです。
# 10 兼業フリーランスについて、詳しく今日は書いていこうと思います。
複数の企業で働く個人事業主=兼業フリーランス
デザイン制作会社A
契約:業務委託
業務内容:企画・デザイン
みずかみさんの紹介で働くことになったA社。
現在おおよそ週5出勤しています。
ここでは求められた仕事だったり、自分で営業して獲得した仕事をここの名義ですることも多いです。(自分で完結できないWEB系は特に)
今の仕事の内容でいうと、こんな感じです。
クライアント向けの企画書作りが最近は多いです。
いわゆるディレクター的な仕事+αという感じで、0から提案することを求めれています。
この感じだと、かなり会社にひっつくことになるので、バランスを今後考える必要ありだと思っています。
元々、分析や調査に長けているという評価をされることが多かったのですが、まさに今の仕事はそんな感じです。
デザイン制作会社B
契約:アルバイト(雇用契約)+業務委託
業務内容:デザイン・その他
この会社は、とにかく生活がまずいとなった時に、受けた制作会社で、バイトとして応募していましたが、同時期にA社にも所属が決まったので、今は土曜日を中心に時給で働いたり、案件毎に働いたり、その時によって色々です。
仕事内容は、ほぼデザイン業務です。
種類が違う2種類の会社
A社は、代理店・直クライアントがどちらも並行しています。
B社は、直クライアント(地域密着型)です。
まずA社は、いわゆるデザイン制作会社という感じで、たまに製品提案やブランディングなど、制作物の受託案件以外も行います。
代理店経由で、大手企業などとも取引があったり、仕事の規模としては大きなものもあるという感じです。
B社は、方向性で言えば、街の印刷屋さん+デザインという感じで、地域の店舗を中心に販促物の制作をおこなっています。
例で言うと、街のお祭りの運営に関わったり、ご近所の企業様や店舗様と密着して、時には会社の内部資料的なものも作ったりするような感じです。
最近、個人事業主から法人化されました。
この2社では全く仕事の取り組み方が違うので、それぞれの環境に順応して働く必要があり、今とても面白いです。
特に、自分に求められているスキルが違うので、どちらも伸ばしていけるような形で仕事をこなすことができているのがとてもラッキーだなぁと感じています。
時と場合によって、二つの会社の名刺を分けてクライアントにあったりも最近はするので、立ち回り方も少し成長しているんじゃないかなと思います。
フリーランス=1人で仕事をすることではない
あまり認知されていないと思いますが、自分のような常駐に近い形で、いくつかの企業に所属しているフリーランスのクリエイターが多くなってきていると思います。
独立=法人化or個人事業主 というのは適切ではないのかもしれません。
自分は、2社の企業に所属しながら、専門学校での講師や、個人屋号での仕事も勿論こなしています。
契約で言えば、3社と契約を結んでいる+個人仕事という形でここ一年は働いていました。
この働き方の強いところは、講師で急にその時間、会社にいなくても、別に許されますし、個人仕事が圧迫していたら、業務委託の量を減らしたりできるところです。
いろんなところからの収入があることで、リスク分散できることもメリットの一つです。
完全独立への準備段階
いきなり、独立して仕事を増やしていく!なんて言うのは難しく、前職の内容によっては全く前職の仕事を持ち出せないこともあると思います。僕のようなメーカー出身者は、コネやツテが0で、いきなり独立は難しいです。
デザイナーの独立の王道といえば、やはり制作会社で働き、担当クライアントをそのまま独立してもお仕事を継続しつつ、新規を探すという形だと思います。
僕はこれが無理だったので、今のような制作会社でクライアントとの実績を積んで、その後に生かそうという準備期間のようなものに近いです。
現在の仕事を始めてから、自分の営業したクライアントとの仕事は正直そのまま自分の個人仕事に移行しても、倫理的にもそこまで問題になりづらいと思いますし、もしその時期が来たら、先に説明した上で、お仕事を継続させていただけるかどうかを検討すると思います。
今回は内容的に省くところが少なかったので、少し長くなってしまいましたが、こんな働き方もあるんだよというのが伝わったら嬉しいです。
次は働く中で、兼業の可能性について考えたことを書きます。
では。