#15 特化することの強み
この文章はSCFCのフリーランスデザイナー松本が、日頃思った働き方について書く日記的なコンテンツです。
フリーランスになると、なんでもかんでも出来る、マルチクリエイター化って割とあると思います。
逆にマルチ化することで、所謂「なんの人?」みたいな状態になる危険性もあります。
最近、尖っている方が、分かりやすくて生きやすいんじゃないか?と感じたことについて書きます。
自己紹介は簡潔な方がいい
お仕事が発生したときに、〇〇出来る人探してるんだよね!っとなると思うんですが、この〇〇をどれだけ印象づけ出来るかで、自分に仕事が来るかが決まると思います。
単なるデザイナーやイラストレーターだけでは、なかなか差別化ができないので、よくtwitter戦略で聞く〇〇デザイナーとか、そういう類のものは基本有効だと思います。
しかし、簡潔にするあまり、訳がわからないものも多く、実際の自分の特性と合ってない売り出し方をしているなぁと思うことも多いです。
自分は、特にネットで仕事を取ろうという動きをしているわけではないのですが、普段ご紹介いただける時の自分の強みは、「コンテンツ力」とよくいうようにしています。(もちろん過去の例を見せながら)
これは、相手が達成したい目標に適切なアイディアを付加した上で、提案するというごく簡単なことですが、意外と強豪の事業者がエビデンスの無い企画だったり、裏付けとなるデータが無いなど、デザインを裏付けするデータと尖った企画を組み合わせて提案することが少ないです。
一番大切なのは、相手の必要なデザインを作っていくことも大事ですが、相手の本当にやりたかったことを聞き出して、気づかせる作業ということをこの一年で学びました。
特化することの強み
いろんな人と会うと、自己紹介が上手い人に出会います。
本当に話術が上手い人もいますが、今回言いたいのはそういう人ではなく、表題の通り、特化している人です。
先輩デザイナーのTURBOさんもその1人です。
TURBOさんは、1500日毎日、パターンをSNSに投稿していた会社員デザイナーで、本業でもパターンを作成している延長で、毎日投稿し始めたのをきっかけに、様々な仕事に繋げておられます。
続けることの難しさを突破した時の魅力が、
1:続けたことによって、何をしている人か分かりやすい
2:実績として見てもらいやすい
3:作品によっては、流用したいという話にも
と他にも様々なメリットがあります。
先日も書いた、職業の掛け算(例:デザイン×イラスト)は、特化、見出しとしてはやはり弱いです。
イラストなら、どんなイラストか、デザインならどんなデザインかを明確化していく、そしてライバルがいるなら、もう一つ要素を加えることが必要だと思います。
それの一つの解が、「続ける」ということなのかな。と思います。
実績が一つでも出来れば、それを利用して、リアルな場では紹介の道具として使えると思います。
はじめるためのパワー
最後に書くことは、自分に対しても言いたいことですが、特化することの悩みや継続する秘訣みたいなものは、「はじめた人」にしか分かりません。
けど、何かをはじめることは、とてつもなくパワーがいることだと思います。
僕も、毎日更新用の記事を書くときに、すぐに書き始めれば、30分ほどで書けるのに、だらだらyoutubeを見たり、twitterを見たりしてしまうんですよね。
はじめるためのパワーは途轍もないエネルギーが必要です。
1日の時間には限りがあります。
限りある時間の中で、常に発信したりすることはとても難しいです。
だから、時間ができたら、直ぐに始めること、そして続けることを自分にも言い聞かせて、この様なコンテンツも休みなく、更新していこうと思います。
あと紹介したTURBOさんがpolcaを開始されたので、ご興味ある方はぜひ!
では。