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#4 好きなことで、生きていく

この文章はSCFCのデザイナー、松本が現在のフリーランスになるまでの日記的なコンテンツです。

#3でyoutuberの魅力に取り憑かれた松本
本当にやりたかったことってこれなんじゃない?って思いはじめてしまいます。

元々、娯楽の少ない田舎で幼少期を過ごしたため、娯楽と言えばテレビやラジオな訳で、兎に角、メディアにどっぷりハマります。
そんな中でも、取り分け中学生になった頃から、深夜ラジオにハマります。
当時は、「西川貴教のオールナイトニッポン」「くりーむしちゅーのオールナイトニッポン」「ナイティナインのオールナイトニッポン」あたりを録音して聴き込む日々を過ごします。

ここでラジオ職人と言うものに出会い、初めて創作活動と言うものを意識します。

ここで、文章を書くと言うことに挑戦しはじめるのですが、このコンテンツを見ても分かるように文才がございません。そんな中で、15歳の松本は自分の持ち味って何だろうな?と考えはじめます。
小学生の頃には、野球をはじめましたが、一瞬で自分では才能がないことに気づき、一度もプロ野球選手になりたいなどと言うこともなく、好きだから続けていました。
やりたいことと好きなこと、そしてできることは違うことは察して生きていました。
暫く考えるのですが、一つだけ自分には得意なことがあることに気づきました。

>>絵を描くこと

保育所の頃から、絵が好きで、度々賞を貰って、県の美術館に張り出されたり、展覧会で表彰されたり。
そんなことがあったもんだから、絵には多少自信がありました。

自分が生きる道はここなのかもしれない。と思い、絵を意識的に練習をはじめます。

デザイナーになる人あるあるだと思っていますが、幼少期など絵を褒められたり、何かしら成功経験をした人が多く、絵で食べていくことを目指した人が本当に多いと思います。
結果、絵で食べていけず、デザイナーになるパターンと言うのが、通例なんじゃないの?と思っています。

好きなことだから、つらい。

描きはじめると、初めて感じる。
上手く描けないと言う現実。
思い返すと、表彰された作品群は、すべてアイディアが面白い作品だったんです。
例えば、右手で書いた絵と左手で書いた絵を2色刷りで重ねた版画作品。
一枚の板をランダムに切って、それらを組み合わせて動物のシルエットに整えていく立体作品など。


えっ???今よりめっちゃクリエイティブじゃん?????と自分ながら思います。


実は、今思い返すと松本は、絵は上手くなかったんです。

とんでもない勘違いをしてしまい、持っているはずの自分のスキルと思い描くスキルの乖離が激しく、自分の絵に嫌気がさしてしまいます。

「好きなこと」と「やりたいこと」と「できること」は違うと分かっていたのに、大きな勘違いで、「好きなことでやりたいことで出来ること」のはずなのに全然成長ができず、好きなことだからこそつらい状態に陥ります。

そして、この頃のことをyoutuberのある企画で思い出し、「好きなことで、生きていく」ことをもう一度考えはじめます。

よし、自分は絵でもう一度生きていくぞ。

と。

20代後半にさしかかってた松本が、絵でご飯を食べたいともう一度リスタートしはじめますが、ここで現実が襲い掛かります。

では。

おいしい牛乳を毎日飲みたいです。よろしくお願いします。