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#16 好きなこと、出来ること、得意なこと

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この文章はSCFCのフリーランスデザイナー松本が、日頃思った働き方について書く日記的なコンテンツです。

好きなことってみなさんあると思います。
それが、趣味になったり、特技になったり、仕事になったりしていると思います。

絵を描いて暮らしたかった。

絵を描いて暮らしていきたいと思ったのは、16歳の頃。
絵を描き始めたのが、15歳の頃で、高校生になって直ぐそこに社会が待ってると感じた時に、「好きなことでお金を稼いでいきたい」と思いました。

誰でも一度は、何かになりたいと思うことがあると思います。
野球をしたり、柔道をしたり、釣りをしたり、色々なことをしてきましたが、初めてこれを仕事にしたいと思ったのが絵でした。

特技になるまでは、時間がかかりませんでした。
書けば書くほど上手くなるからです。
クラスで1番じゃなくても、そこそこ絵が上手いには、直ぐになれました。

けど、絵で食べていくには途方もない道が見えていました。

どうやったらいいのか

今なら、商業的なイラストレーターの存在を知っていますが、当時は「ゲーム」「アニメ」「漫画」の3本柱しか知りませんでした。

ほどなく同人活動を始めると、知る事になります。
めちゃくちゃ上手い人が沢山いるけど、誰もプロにはなれてなかったんです。その時に、今漫画家やイラストレーターとして活躍している人たちと同じ食事の席に着くと、日々の努力の違いに諦めそうにいつしかなっていました。

どうやればいいのか・・・そんなことばかり考えます。
持ち込みをしたり、その時は同人からのスカウトやオリジナルで発表していた作品をそのまま連載に持っていく走りの時期で、知り合いもプロの道に進んでいきました。

大学で上京し、もう一度と思い絵を描きますが、結果はプロにはなれず、途中でデザイナーを目指す事になります。

好きなこと、出来ること、得意なこと

就活を前に自分の中で、割り切る事になります。
「好きなこと」「出来ること」「得意なこと」は違うということ。

今はだいぶ熱が収まっていますが、漫画やゲームが好きでその世界で働きたかった。けど、「出来ること」と「得意なこと」は違いました。

自分の当時出来ることは、設計や企画の部分で、同時に得意と評価されることでした。

これは「楽しかった」けど好きなことではなかったんです。

今は楽しいし、好きなことに昇華できましたが、当時は完全に自分の出来ることだから、これで仕事としてお金を稼ごうと割り切っていました。

どうせやるなら好きなこと

よく、「好きなことを仕事にすると逃げ場がなくなる」と聞きます。
「好きだから」仕事にはしなかったと今でもいう、作家活動をしている友人や、「好きだから」仕事にしたというイラストレーターの友人。

どちらも、正解だし、どちらも幸せそうです。

僕は仕事をしていく中で、「好きだから」仕事が耐えられるということに気づきました。

好きじゃない仕事をこなすようになってきて、大変なことや難しいことを乗り越えるための気持ちが作れなかったんです。

プロとして失格だ。と思われても仕方ないですが、どうせ辛いなら「好きなこと」で悩みたかったし、「好きだから」しがみつきたかったです。

もう一度、やり直す

フリーになった時に、もう一度絵で食べれるようになろう。と思ったのも、こういう気持ちが原点にあります。
もちろん、完全に絵で食べれるようになるには大変だし、正直難しいと思っています。ただ、諦めきれない。

だから兼業の道をこれからも模索していきます。

理想は5:5か、6:4で絵がメインになっていくか、時間の使い方を絵に割けるように、仕事のスタイルを変えていきたいと思っています。


どんどん、読む人にとってのメリット的な部分が少なくなっていくのが心苦しいですが、なるべく読みやすい内容で続けていきたいと思います。

では。


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松本 大地
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