0、1、2歳の育ち①
専門学校の二年生の時に
松戸市の保育園に実習に行きました。
全クラスをまずは経験して
何歳児に入るかを決めました。
ここは3歳児以降は縦割りで
3クラスの形でした。
トランプをしてもそれぞれの学年で
負けると大泣きする、笑うなど変化が見られたり
ごっこあそびもダイナミックなあそびをする5歳児さん、横でぼんやりする3歳児さん。
世話を焼く、焼かれる、甘える。
そして、部屋の奥にはゴロゴロスペースもあり
そこでゴロゴロする子どもたち。
おもしろいなー!
手の届くところにやりたいものがあり
自分たちであそびを決めて遊び込んでいく。
自由保育の園でした。
先生はその間、ほとんど一緒にあそぶ形はなかったのが印象的。
求められれば物を準備したり、少しだけ入ったりします。
子どもたち一人一人がその時その時にやりたいことに目を輝かせ過ごす毎日。
だけど、時間や生活リズムはしっかりと把握していて、特に5歳児さんは全体を引っ張っていっていました。
まるで保育士さんが何人もいるかのよう。
ランチタイムも、時計を見て「20分になったら僕たちの番なんだよ。」と。
一斉保育ではない形。
逆にわたしは何をしたらいいか…あわあわ(笑)
一緒にあそんだりするんだと思っていたから。
もちろん、絵本など山のように持ってくる3歳の子もいました。
担任の先生に実習中一つお願いされたこと。
「お膝の上でずっと過ごすということだけはやめてあげてくださいね。」
と言われました。
甘えさせるな!という意味ではなく
満足する時を見逃さない。
満足して次のあそびにいこうとする気持ちを見逃さないで。
と後から知ることができました。
と、幼児クラスでの子どもたち
先生たち一人一人がそこに存在していて
いわば「自立している」「自立しようとしている」ことが保障されている場なことに驚きました。
まだまだヒヨコな学生のわたしは
「子どもってすごい!
保育士ってすごい!」
と感動し、率直に担任の先生に
「イメージしていた子どもの姿と全く違いました。すごくしっかりしていて、自分たちでいろんなことをやっていて、一人一人が素晴らしいです!」
と、幼児クラス3クラスとも伝えました。
3クラスとも20代の若い先生。
「ありがとうございます😊
こどもたちの姿を知ってもらえて嬉しいです。
ただ、僕たちが今のこの姿を作ったわけではなく
0、1、2歳児の育ちがすごく影響していて
乳児さんの先生方に感謝しかありません。」
とそれぞれ言われていました。
幼児クラスの先生たちも年に何度か乳児クラスに1週間研修として入るそうです。
「乳時期の育ち?」
確かに、学校で先生も
0、1歳児をとにかく丁寧に。
2歳児からのこどもの姿が全く違うから。
と言われていたことを思い出しました。
ここでわたしは乳児クラスに決めました。
その後の1週間は1歳児クラスへ。