大阪コマサミ ガチコマオープン1-3レポ
3月2日に開催されたコマンダーサミット in 大阪のガチコマオープンの予選落ちレポです。
使用デッキは前回、前々回に引き続き血の暴君、シディシです。
以前まではあまりにもゆっくりゲーミングだったため、異界の進化や新生化を投入してさっさとハーミットにアクセスする形にしました……が、組んでる最中から思ってた事ですが、シディシでそんな事しても別に強くねえなという事を改めて実感する結果となりました。
使った理由はこのデッキが好きだから! とかではなく、普通に他のデッキのパーツが届かなかったからです。カディーナ使いたかったンゴねえ。
・1戦目
ティムナ+クラム→フランシスコ+マルコム(勝ち)→ロッコ→シディシ
前回までの手番の良さの揺り戻しの如く手番は4番目。
フェッチマナクリプトレモラハーミットであと1枚土地引ければなんとかなるやろキープ。手番も4番目やし上振れ期待でええやろの精神。
フランシスコの方がレモラ置いて回して全部引っかかるやーんと思いつつドローするも土地は引けず。フェッチ切った時に癖で「アンシー」と言ってしまうが冷静にトロピーでしょおおおおお!?(あまりにも早いガバ)。
探険でデモコンが見えた上にアンクタスのルーティングで手札の質がよくなっているフランシスコの方が満を持して仕掛け、ティムクラの方も沈黙込みで応戦するがバックが分厚すぎて突破されてフランシスコの方の勝ち。
土地32枚の上レモラもあるなら1枚は土地引けるでしょというキープで2回土地詰まったのは当然の報いと言えよう。手なりでアンシーを出してるせいでマナクリが受けになっていないのがあまりにもカス。
・2戦目
ロッコ→トラシオス+ティムナ→ローアン→シディシ(勝ち)
トラティムの方はおそらく前回決勝で当たった方。
手番は1回戦と同じく最後(だったはず)。ペタル込み最後の審判で行けるか……? というハンドでキープ。するとロッコの方が、1ターン目センチネル、2ターン目サリア、3ターン目マインドセンサーとスタックス生物盛り合わせ。
初手宝石の洞窟でセンチネルを避けながら幽体のコソ泥を乗せたトラティムの方もコソ泥とティムナで手札がパンパン。
ローアンの方がジェネラル能力起動にスタックでディスメンバーでマインドセンサーを除去しようとしてきたため払拭で守る。通ったらさすがに死ぬよな……?
ターンを回すと耳の痛い静寂もこんにちは。こうなるとマインドセンサーが外れてもローアンの方も決めに行けないのでは? と思い、守ったマインドセンサーをフェッチにスタックしてプッシュで落とす。
耳の痛い静寂があるので最後の審判を唱えてもこのターンはドレッドリターンまで行けないため、ドレッドリターン命運縫いナルコオラクル記憶の旅と積んでシディシで切削。
ロッコの方から武勇の場の執政官が飛び出すと宣言はソーサリー。ドレッドリターンが止まるという衝撃でオラクル素出しプランが頭から吹き飛ぶ鳥頭。
ローアンの方が最後の別れを唱えようとするもこれは武勇の場の執政官で止まっており、もらったターンでオラクルキャスト。これが通って勝ち。
・3戦目
主任ウルザ→ケンリス(勝ち)→シディシ→トラシオス+ティムナ
手番はうろ覚え。
ケンリスの方は前回の準決勝で当たった方で、構築がマジで凄まじい事は把握済み。
今回どのような惨劇が起こったかというと、
主任ウルザの方がカーンでケンリスの方のマナファクトを咎めるも、
「当たりは3分の1程度なので大丈夫ですよ」との一言から予想外の結果/Unexpected Resultsがキャストされると、
エルドラージがうっかり覚醒してしまい、
解放されたマナファクトから全知が設置され、
出現の根本原理から召し上げ、船砕きの怪物、時間の伸長が公開されて我々の精神は崩壊しました。
時間の伸長じゃなかった気もしますが、その時には既に精神が崩壊していたので些末な事ですね……。
こんな事ある?
・4戦目
オスカー→ティムナ+クラム(勝ち)→カディーナ→シディシ
これも手番はうろ覚えです。
ハーミット設置から仕掛けるかあ、と思うもオスカーの方から毒の濁流。スワンソングで打ち消そうとするとティムクラの方からスワンソング。すべてを失い地蔵と化したシディシはゴミビートを敢行するも当然そんなもので勝てるわけもなく。
カディーナの方がラガバンのアタックを断末魔の幻影で止めるのを見て「やっぱり入るよなあ」などと思ってました。謎めいた外套も入れてらっしゃったので泣く泣く買おうと思いました。1500円がなんぼのもんじゃい。クレイドルを買った事を思えば安いもんです。
ゲームの方はティムクラの方がブリーチで全員のライブラリをブレインフリーズで飛ばした後、フェアリーの黒幕で全員引かせて勝利。
最初「全員の山札を飛ばして1周させて勝ち」とおっしゃっていたので(それなら記憶の旅でワンチャンあるのでは?)と思ってしまい、最後までやってもらってすみませんでした。そらちゃんとやるならそうなるよ。
・まとめ
という事で×〇××で予選落ちでした。
負けてしまいましたが3回戦の予想外の結果からのエルドラージ覚醒で全てが吹き飛んだ回が衝撃的で、EDH……おもしれえじゃねえか。となったのが一番デカかったです。トラシオスをコピーした幻影の像で全知が手札に入って「SSRが一個無くなったぜ(ウフフ)」と言ってる場合ではなかった。
使用したシディシですが、今まではゆっくり目な構築だったため、今回は異界の進化や新生化を入れてハーミットになんとしてもアクセスする構築にしました。
ただ冒頭でも触れた通りこの手の方向には伸びしろが無いなと感じています。
というのもハーミットは完全1枚始動が利点なのであって、異界の進化や新生化といった2枚を1枚に変えるカードでハーミットにアクセスするのは本末転倒だからです。
これが仮にトラシオス+何かの共闘のようなアドバンテージを得やすいデッキであるなら2枚を1枚に変えた時の損失も補えようものですが、いかんせんシディシは統率者の能力が手札に還元されません。なんならボードに還元されるかも怪しいです。
ハーミットにアクセス出来たところでピン除去で転ぶ弱さは変わっておらず(最速着地が除去耐性であるというのは一理あるかもですが)、それなら転んだ後にどうゲームに参加するかを考えた方がよさそうです。というかハーミットは召喚酔いを克服できないのでどうあがいても速度に限界がある。
・蛇足 シディシで試したカード達
シディシだけに蛇足。
セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist
稲妻のすね当てと他クリーチャー1体で無限切削になるやつ。
ハーミットと違いすね当てと他クリーチャーを要求するため噛み合いカードといった印象。
ちゃんこ鍋(アガサの魂の大釜)を使用する場合、アフェットの錬金術師を煮込んでこいつに食わせると自身を対象にして起こし続ける事で無限切削になるという謎の一芸を秘めています。
すね当てだけだと採用するか怪しいですが、アフェットの錬金術師は指輪を起こして無理やりドローしたり色々怪しいことが出来るため、そちらを採用した場合はなんかワンチャンある気がする1枚。
湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch
湖に落ちたちゃんこ鍋を戻してくれるおばさん。
シディシは単独でリソースを拡大出来ない(ボードが横に広がるとは言っても手が増えない事には心もとない)ので、切削で噛み合いつつ落ちてしまった指輪を拾って来れるためかなり有能でした。前述の通り早い方向には伸びしろが無さそうなので、この手のカードの方が嬉しい説はあります。
ちゃんこの具材にした場合もファクトを拾うテキストが継承できるためそういう意味でも噛み合ってます。
適当にペタルを戻すだけでも強い(シディシ比)。
長老ガーガロス/Elder Gargaroth
これは流石に嘘やろ? という中ではまあまあホンモノ寄りな気がする。
ロングゲームになった時に沁みるウーロ枠みたいなもんですが、こっちは到達があるため空が止まる利点がある。
ライフを詰めに行く時に3/3と2/2の群れでは限界があるので、こういうカードが1枚あれば便利そう。
最深の成長、オヘル・カスレムは急にオラクルをめくってデモコンオラァが出来る可能性があるが、到達も警戒もついてないのでガーガロスが優勢。
書くことがなくなったので、ほなまた。
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