カディーナから見るカルロフ邸殺人事件注目カード
全世界5億人の変装生物の皆さんこんにちは。
謎のクリーチャーです。
急に裏向きがフィーチャーされたことで裏向き生物の皆さんが変装コストに窮しているのも事実。というか裏向きがフィーチャーされた色が白とか赤とかでBUG関係なくない?
それはさておき本日は迫りくる殺人事件に備えてカディーナ視点で使えそうなカードを見ていくことにしましょう……。
1.青
断末魔の幻影
1枚目から裏向き関係ねえじゃん殺人事件が発生しそうですが落ち着いてください。
カディーナを使っていて「自分のターンに追加で1枚しか引けないの弱くない?」と感じる人は多いと思います(カディーナ人口が多いかどうかは別の話)。
カディーナの能力を改めて読んでみると「あなたが各ターン最初に裏向きのクリーチャー呪文を唱えるためのコストは(3)少なくなる。」と記載されているため、相手ターンに裏向きの呪文を唱える場合も初回であれば軽減が適用されます。
カディーナで使用できる瞬速付与カードとしてリベレーター号や跳ね回るシケイダが存在しますが、断末魔の幻影はそれらに続く(あるいは押しのける)3枚目の選択肢として有用です。
リベレーター号と跳ね回るシケイダに比べて断末魔の幻影は青いカードであるため意志の力のピッチコストに充てられる点で優っており、それらに比べてあらゆるカードに瞬速を付与してしまうという強さゆえに除去される可能性が高まる点で劣ります。でもカディーナの断末魔の幻影に除去打つようなやつなんておらんやろ!(ガハハ)。
ケツがやたらデカいのでブロッカーとしても優秀なのがいいですね。世界王者をブロックしてやりましょう。
切望の隼
カディーナに「フェイスアップ軸」と「フェイスダウン軸」があることは有名ですが[要出典]、切望の隼が追加されることで「家路軸」が生み出されるかもしれません[独自研究]。
変異生物は裏向きだとピン除去を吸わず、表向きになると基本的に放置されるため隼で送り付ける対象には事欠きません。家路とコンボせずともラスで流れる前に送り付けを行えば実質無料、サイクロンリフトのオーバーロードを喰らう直前なら実質アドです。
盤面を消費して大量の手札が手に入るためビートダウンで勝利するよりデモコンオラクルなどコンボで勝つ構築に向いていると言えます。
こいつも飛んでいるので世界王者の暇つぶしアタックを止められるのがいいですね(いいので)。
2.緑
墨を取る軟泥
裏向きクリーチャーの中では撲殺向きのカード。裏向きクリーチャーは盤面に残りやすいのでウーズのサイズはそこそこ期待できそう。トークンが自力でトランプルを持っているのも加点対象です。
変装コストは4マナと少々重いものの、緑だけで表になれるということはクレイドル1枚で正体を現せるということ。
持ってない人はカディーナのためにクレイドルを買いましょう。
俺も買ったんだからさ(実話)。
実験体12号
こいつも撲殺向き。
ウーズが横の展開を支えるなら12号は縦の展開……といいたいところですが、裏向きクリーチャーは元のサイズが大きくないのでどこまで縦の突破力が上がるかは疑問。というかウーズ君が横に伸ばしながら縦にデカいクリーチャーを作れるので見劣りしてる説もある。
これを採用するなら氷羽のエイヴンのような表面で回避能力を持っているカードが欲しいところさん。いや、2マナで表になるやつが4/4以上になるって思うと結構こいつもやる寄りか?
持ってない人はカディーナのためにクレイドルを買いましょう(リマインド)。
俺も買ったんだからさ(強迫/Duress)。
追跡調査
カディーナは継続的に2枚ドローすることに長ける統率者であることから噛み合いは十分。また変異/変装コストの支払いに多大なマナが要求されることもあって、土地は伸びれば伸びるだけ嬉しいためそちらとの噛み合っています。
BUGカラーは宝物とかいうぶっ壊れシステムの恩恵から外れた色なのでこういうのでも嬉しいんやなって(落涙)。
3.多色
フェアリーの詮索者
表向きになった時に手練を打てる変装持ち。ドローではないのでオークの弓使いに引っかからないのがよい(カディーナで散々引っかかってんだよなあ!)。
表になるとこれまた1/4飛行という場持ちのいいサイズ。幻影や隼といい1/4飛行はラヴニカのトレンドなんすかね。
回避能力がついているもののパワーが1と小さいため、実験体12号とのシナジーはあまり無い。12号とどっちを採用するかとなった場合こっちを優先しそう。青いのでピッチコストになれるのが優秀。
命狙いの逃亡者、エトラータ
おそらく使い勝手はジェスカイの浸透者と同じ感じになると思われます(誰?)。こっちは接死がついているのでより殴りやすく、強いインソーが偽装出来た時に上振れるので十分採用圏内であるように思われます。
変異クリーチャーのシルムガルの暗殺者がきっちり暗殺者なおかげで裏向きとシナジーしていると言い張れるのもポイント。
2UBで裏向きのクリーチャーを表に出来ますが、これのために重い変異/変装コスト持ちを入れるのは非推奨。でも塩水の精霊とか「まあ、入れていてもいいかな」くらいのカードが安く表になれると嬉しいのが悩ましいところさん。
進化した謎、ヴァニファール
ガチャガチャコンボおばさんが裏向き支援に姿を変えて帰ってきた。
やってる事は運命の巻物と大差ないのですが、予示と違って出てくるクリーチャーに護法が付くので場持ちの良さが段違いです。敵対工作員のようなヤバイ生物を偽装して置いてけるのがヨサソ。
無色のクリーチャー(≒変異/変装クリーチャー)がマッシブになる能力もけっこうやりそう。カディーナ、横にだけは無駄に伸びるねん……。
クリーチャータイプがウィザードなのもええ感じ。カディーナやオラクルと魂の洞窟をシェア出来ます。変異クリーチャー? 何を指定しても打ち消されないは付与できません。
4.アーティファクト
一望の反射鏡
打ち消し系の変異よりもディッチャ系の変異や除去・回収系の変異と相性がいいカード。
そういう意味では今まで見向きもしていない変異カードを再確認できるので構築の見直しにつながる良カードという説も無くはない。
不特定マナでキャスト出来るのでこれまたクレイドルと相性がよいので持ってない人は諦めて買いましょう。
俺も買ったんだからさ(巻き添え被害/Collateral Damage)。
5.おまけ ミッシー視点
変装のカラーパイが赤に移っていたのでカディーナの収穫は少なめでした。ということはミッシーが強化されているということ……?
火炎術の演出者
以前書いたミッシーの記事で紹介した無限衝動ドローの「激憤の巫師」をこいつに置き換えてあげることで無限バーンダメージが発生するようになりました。
無限衝動ドローとの差は「最後にオラクルを唱えないため打ち消しや沈黙系のカードが刺さらない」ことにあります。
逆にバーンダメージでの勝利となるため一つの指輪のプロテクションを貫通することが出来ず、プロテクションが消えるまで待つ必要があります。とは言えコンボはインスタントタイミングで始動出来るため大きな欠点ではないような気もしますが(ターンを回す必要があるため、マナが立ったタイミングでミッシーに除去を重ねられる恐れがある)。
稲妻を曲げる者
は?
あまりのことに血管が千切れかけた。
意志を曲げる者からすると隔世の感。こういうの青で……いや百歩譲って緑で欲しかったんやが。
ミッシー的には意志を曲げる者が2枚体制になってホクホク。ボディが普通に攻撃的なサイズなのも結構嬉しい。
6.おわり
変装が公開された時はすわカディーナの強化かと思ったものの、変装のカラーパイがBUGから外れていたので思ってたとのは違う感じに。
とはいえ収穫も多く、特に殴り値が大きそうなやつが新規参入したのが素直に嬉しいスね。墨を取る軟泥は使って見たさしかない。
追跡調査は手札に土地がたまりがちなカディーナにとっては嬉しい追加。アンタップインでもよかったんとちゃう?(豹変)。
統率者デッキに欲しいカードがばらけて入ってて狂いそう。
ほなまた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?