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【EDH】カルロフ邸殺人事件後カディーナ【芽ぐみ】

 全世界6億の変装生物の皆さんこんにちは。
 地底街の下水道/Undercity Sewersです。

初動のがして高値で購入(号泣)

「刹那型」と呼ぶべき面白いリストの解説があがっていたため、現在使用しているリストを便乗してあげておきます(もしかしてこの前のガチコマ4回戦で当たった方では……?)。


1.デッキリスト

 前回のリストからさっそくウギンの支配が抜けてんよ~(指摘)。
 カルロフ邸殺人事件で変装が出たのでそれをフィーチャーして構築を変えた……わけではなく、諜報ランドが追加されたことで構築が変わりました。

 前々から踏査と芽ぐみを採用してマナクリに頼らず土地を伸ばす構築を考えていたのですが、セットした際にバリューの出る占術ランドは基本土地タイプを持っておらずフェッチランドに対応していませんでした。流石に確定タップインの上にフェッチから持って来れない土地は雑魚すぎる……。
 では基本土地タイプを持っていればなんでもいいかというとそうでもなくて、ゼイゴスのトライオームや異臭の池は基本土地タイプを持ちますが、序盤の安定性を高めようとした場合は氷雪タップインデュアルランドと変わりなく、サイクリングを主眼とした場合はカディーナの変異キャントリップに劣る性能であるためこちらも厳しめ。
 そんなところにフェッチランドに対応した上で諜報能力を持つデュアルランドのサイクルが登場したならこの方向性を試さない理由はありません。
 こうして土地の枚数が33枚に増加し、踏査と芽ぐみを採用今回のリストが出来上がりました。

2.新規採用カード

《伝国の玉璽/Imperial Seal》

ソーサリーなのがほんま

 ラガバンによる窃盗にアレルギー反応を示しているため採用が嫌すぎるのですが、遊んでいる環境が高速化したため全身のかゆみをこらえて投入。デッキの目標が2ターン目にカディーナキャストか3ターン目に5マナ(できれば6マナ)貯めてカディーナキャストなんでね……。
 土地2枚玉璽で宝石の睡蓮を積みがブン回りってそれマジ?(カジュアル)。

《踏査/Exploration》/《芽ぐみ/Burgeoning》

芽ぐみ、晴れ価格で1000円超えててこんなに高かったか? という気持ち

 全然挙動が違うけど追加で土地を置けるという点で同列に扱います。こいつら+土地いっぱいでキープしても変異が無ければ意味は無いので土地を追加で1枚おければ御の字みたいなキープをします。
 踏査は『土地→踏査→土地→マナクリ』が出来ますが、芽ぐみはそのターンに土地が置けるわけではないため初手でマナクリと同時に引いた場合はマナクリ優先でいいと思う。土地3枚あった場合はンニャピよく分からなかったです(無能)。
 芽ぐみで土地を出す場合はプレイして出してないのでディープノームが刺さっちゃ^~う。

諜報ランド

《地底街の下水道/Undercity Sewers》
《地底の遺体安置所/Underground Mortuary》
《迷路庭園/Hedge Maze》

初動のがして高値で購入(反復)

 踏査と芽ぐみを利用した際にバリューの出る土地として。占術ランドはフェッチから探してこれない都合上採用しづらかったのですが、フェッチで持って来れるとなると話は別です。
 追加フェッチセットで1マナ立てつつ何もなければ諜報ランドに変えればいいところがセクシー、エロい!
 この3枚の中だと地底の遺体安置所のみアーボーグとヤヴィマヤで3色ランドになれないため抜く候補。ワイは買ってしまったんで3種類入れてます(減価償却勢)

《楽園の拡散/Utopia Sprawl》/《繁茂/Wild Growth》

マナクリには負けません!

 森タイプ持ちが増えたことで地味に発生していた「森がないので楽園の拡散が貼れへーん」な自体が発生しづらくなった。とはいえタップインの森が増えただけなので序盤の加速しやすさにつながっているわけではないのだが……。
 これら2種類を採用したのでマナクリ枠に東屋のエルフを入れたほうがよかったなあと思いましたがそのことに思い至ったのがnoteを書いてる今なので後の祭り。アフェットの錬金術師くん、今からでも土地を起こせるようにならない?

《神経質な庭師/Nervous Gardener》

カルロフ邸殺人事件からの新顔

 以前の記事『カディーナから見るカルロフ邸殺人事件注目カード』で注目していなかったカード。
 諜報ランドの登場と踏査・芽ぐみの採用によって土地を置き続けるインセンティブが増加したため、基本土地タイプをサーチできるこいつも併せて採用。芽ぐみの誘発にスタックして表にして諜報ランドを持って来るうまぶりプレイも。

《墨を取る軟泥/Printlifter Ooze》/《実験体12号/Experiment Twelve》

暴力ブラザーズ

 今までは裏向きのクリーチャーのみで打点を得ようとすると、獣使いの昇天や孔蹄のビヒモスといったカードでアシストしなければならなかったのですが、これら2種類の加入により、現実的なコスト帯でメインギミックを阻害することなく打点を得ることが出来るようになりました。
 カディーナは裏向き生物をキャントリップ化することで手札が減りづらくなる統率者ですが、減らなくなっても増えはしないため、カードを消費してゲームを動かそうとするとジリ貧になっていきます。そういった理由からコンバットでゲームを動かすことが出来るこの2枚は重要カードと言えます。
 いずれも緑マナだけで変装解除ができるので持ってないカディーナユーザーはクレイドル、買おう。
 俺も買ったんだからさ(過去対面法/Confront the Past)

《切望の隼/Coveted Falcon》

地味に波止場カウントを稼いでしまう

 全体除去を受ける際に表にすると実質送り付け分が帳消しになる……とは以前も書きましたが、どうせなら送っても問題ないカードが欲しいですよね。
 という理由もあってマナクリの代わりに楽園の拡散と繁茂を採用しました。コントロールを押し付けてもエンチャントされてる土地からは2マナ出るねんな……。
 また波止場の恐喝者が着地する際に波止場のコントローラーへ自身を含めたファクトやエンチャントを押し付けてカウントを減らすという小技も持ち合わせています。そんなことやれる機会があるかは不明ですが小ネタなんでね……。

《激浪計画の生き残り/Riptide Survivor》

久々の採用

 オークの弓使いが激烈に痛いものの、手札が0枚の時は無料で3ドローになるため採用。2ターン目カディーナのために攻めたマリガンをした際にこいつが存在すると息を吹き返しやすくて沁みる。嘘です。しみたことは無いです。
 単純にカディーナ下では手札が+1されるので採用しています。

3.小ネタ

無限ドロー

いつもの無色無限にカディーナを添えて

 まずは船砕きの怪物が存在する状態で太陽の指輪と魔力の墓所を互いに戻し合って無色無限マナを作るいつもの奴を行います。
 その後最後に戻した方を唱えて戦場に存在する裏向き生物を手札に戻すと、今度は発生している無色無限マナから変異・変装クリーチャーを裏向きで唱えることで太陽の指輪 or 魔力の墓所と互いに戻し合うことが出来ます。
 ここにカディーナが立っていると裏向きクリーチャーを唱え直すごとに1ドローが発生するため、無限ドローが成立します。
 秘儀の印鑑が追加で存在すれば無色無限マナが有色無限マナ(厳密にはBUG限定ですが)に変換できるため、引いた呪文や変異・変装能力が使い放題になります。
 このコンボはカルロフ邸殺人事件が来る前から可能でしたが、断末魔の幻影が参入したことでインスタントタイミングでの差しこみやすさが向上し一回やってみるかと相成りました。

 断末魔の幻影の場合は相手の終了ステップに無限ドローしつつオラクルをキャストして勝ちまで行けます。
 ではリベレーター号や跳ね回るシケイダの場合インスタントウィン出来ないのかというとそうでもなく、下記の手順でインスタントウィンすることが出来ます。

手順
※無色無限マナのやり方は上記の通り
①リベレーター号が存在する状態で無色無限マナを成立させる
②変異(変装)クリーチャーを唱えて無限ドローする
注)裏向きクリーチャーは無色のクリーチャーのためインスタント化出来る
③山札が0枚になった後インスタント化している運命の巻物を唱える
④運命の巻物で研究室の偏執狂を予示する
⑤予示されたことでカディーナのドローがスタックに乗る
⑥予示された研究室の偏執狂を2(U)を払い表向きにする
⑦ドローを解決すると特殊勝利

妄想:偏執狂インスタントウィン

 偏執狂を表にする青マナが場に存在しなくとも秘儀の印鑑を引き当てさえすれば無色無限マナを有色無限(BUG限定)に変えられるので問題ありません。
 リベレーター号・跳ね回るシケイダ・断末魔の幻影がカディーナのメインプラン(相手のターンにも裏向きクリーチャーを唱えたい)と合致している上に、船砕きの怪物1枚を採用するだけで勝ち筋が広がるため結構気に入っています。インスタント化する手段が3枚もあればどれか1枚はサーチ無しでも引けるでしょ。
 イェドラは不純物が多すぎなんやなって(落涙)。

 船砕きの怪物を採用しない場合でも相手がキャストしてきた際にヴェズーヴァの多相の戦士でコピーして上から重ねられる場合もあるため覚えておいて損は無いです。

水深の予見者/Fathom Seer関連

ガッシュマン

 以前から偏執狂で勝つ際のドロー要員として活躍してくれていた予見者君ですが、島2枚を戻すというあまりにも重い制約のため普段使いがカスでした(直球)。

 しかし踏査と芽ぐみを採用したことで事態は一変。セットランド権が増えたことで割りと気軽に2ドローモードを使用できるようになりました。
 踏査がある場合は戻した島を置きなおせば実質無料、芽ぐみの場合は相手が土地を置いて誘発したところに島を戻して置きなおすプレイがはかどります。
 置きなおしのテンポ損が緩和されたことで諜報ランドを戻してライブラリを掘り進める芸当も可能になったのも嬉しいところさん。そもそも諜報ランドを投入しないと島カウントが足りていなかったというのもあります。

 このように普段使いの良さが増した一方で楽園の拡散や繁茂をエンチャントする土地に気を使うようになりました。
 今までは適当に島含みの土地にエンチャントしても問題はありませんでしたが、これからはエンチャントするなら黒緑の土地に貼ってオーラが剥がれないように注意する必要があります。
 とは言え序盤の色確保は水深の予見者の受けよりも重要なため、トロピ―にエンチャントするのを渋って色カウントがガバることがないようにしたいところさん。

結び

 カルロフ邸殺人事件は裏向きがフィーチャーされたため、すわカディーナの強化かと喜んだものの思ってた強化はもらえませんでした。
 しかしながら諜報ランドの追加で水深の予見者の使い勝手が向上するという意外な強化を受け、踏査・芽ぐみを投入した怪しいリストを試すことが出来ました。
 今のところマナクリに加速を頼った形よりも手触りがよいためもうちょい練って……いや、取り繕うのはやめましょう。
 諜報ランドの減価償却が終わるまでしゃぶって行こうと思います。

 ほなまた。

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