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【EDH】2023/12/02 大阪ガチコマオープン決勝没 血の暴君、シディシ【デッキ紹介】
2023年12月2日に晴れる屋大阪店で開催されたコマンダーサミットのガチコマオープンで使用し、豪運だけで決勝まで勝ち残り当然の如く爆散した『血の暴君、シディシ/Sidisi, Brood Tyrant』の紹介記事です。
全文無料ですが金の亡者なので有料設定にしてます(オルゾフ精神)。
今度こそピーちゃん(鸚鵡の匪賊、フランシスコ)が届いたので使い納めです。たぶん。
前回からの変更点
前回の大阪ガチコマオープンのリストからの変更点です。
土地が減った
前回のリストはドライアドの東屋が入った31枚でしたが、今回はアーバーを抜いて30枚にしています。
アーバーを抜くと初手ゼニスX=0でマナ加速をする事が出来なくなりますが、よくよく考えると初手にゼニスがあるならX=2で打てるまで待ってハーミットを持ってきた方が勝ちに近づくため、このデメリットはあって無きが如く。というかゲーム開始時の1ターン目のメリットよりも、残りのターンで引いて腐るデメリットの方がはるかに大きいため、前回のガチコマオープンが終わったあたりで消滅していました。
クリーチャーが増えた
さすがにクリーチャーがグリスト込みの26枚だと安定してゾンビトークンを生み出す事が出来なかったため、グリスト込みの30枚に増量しました。
妨害・アドバンテージソース等いままで非クリーチャースペルに頼ってきた部分をクリーチャーに置き換えたことで、一部の打消しをすり抜けられる・神秘的負荷のような非クリーチャースペルに反応するカードに引っかからないようになりました。
時を越えた探索と宝船の巡行は好きなカードでしたが落魄の要件を満たしづらくなるため泣く泣く不採用に。代わりに幽体のこそ泥とかに置き換わっています。また、手札を循環させるカードとしては前回は採用していなかった帳簿裂きを加える事で、クリーチャーだけでもある程度不要牌の入れ替えが出来るように心がけています。
採用カードピックアップ
《悪魔の職工》
![](https://assets.st-note.com/img/1701872881151-oJxQBJ9Win.png)
クリーチャーのリクルートカードと言えばインスタントで唱えられる召喚の調べや墓地からも探す事の出来る破滅の終焉が存在しますが、シディシにおいてはクリーチャーカウントを減らさずリクルートできる方が重要と考え悪魔の職工を採用しました。
リクルート対象はおおむね隠遁ドルイド。次にウーロが続きます。
上の能力でサイズが上昇するのでリクルート能力を起動するより殴った方が早い場合もあります。
下の能力はソーサリータイミングでしか起動できないため、上家のエンドにハーミットを持ってきて~といった使い方は出来ません。気合で1周させましょう。追放除去以外なら除去されても問題ないので、ハーミットを持ってこれそうならどんどん持ってきた方がいいと思います。
《大スライム、スローグルク》
![](https://assets.st-note.com/img/1701873411336-1kmZBXH9PN.png)
フェッチ切ってもデカくなるし、切削で落ちてもデカくなる。スローグルクは一度に土地が複数枚落ちてもその枚数分カウンターが乗るため思っているより高速でデカくなります。しれっと書いてあるトランプルも地味に狂っていて、平気で7/7とかのサイズで押し通り始めます。
こいつの真価は墓地に落ちている魂力土地を回収できる事。カウンターが3つ乗っていれば任意のタイミングで回収する事が出来ます。堂々たる撤廃者やら沈黙やらが跋扈する中、信じられるのは魂力だけ。
といってもスローグルクが機能し始めるのは中盤以降なため、走り屋に囲まれた卓では無力。別途序盤をしのぐカードを入れるか他のひとを頼りましょう。
ガチコマオープン見た感じ、相手を見ずにぶっ放せるデッキのほうが強そう(身もふたもない)。
《預言する妖術使い》
![](https://assets.st-note.com/img/1701874031230-HkX7PosbOI.png)
汚れた契約の2枚目として本家デモコンを入れるかデモコンマンを入れるか迷った末にクリーチャーであるデモコンマンの方を採用。
予選4回戦目では上家のエンドにオラクル宣言で1回、自分のターンにブラックロータス宣言で1回ひねる事で無理やり寿司を握る荒業を繰り出す事が出来ました。
ウィザードみたいな面してるくせにその実スペルシェイパーなため、オラクルと魂の洞窟を共有できないのがあまりにもカス。いちおう人間ではあるらしいので苦肉の策の魂の洞窟人間宣言で色マナが出る事があるかもしれない。
《フェアリーの忌み者》
![](https://assets.st-note.com/img/1701874343288-TwdN2gL6mg.png)
墓地対策カードの中で「唱えてない」「マナがかからない」「クリーチャーである」の要件を満たしたため採用。
単独では盤面に影響しないカードとはいえシディシでめくれた場合2/2ゾンビとして盤面に還元できるし、最悪クリーチャーとして唱えても飛行クリーチャーのブロック要員にもなるためギリ耐えてます。
ちな引いたことが無いので墓地対策としてホンマに意味があるのかは不明。
《永遠溢れの井戸》
![](https://assets.st-note.com/img/1701874643848-rHiQbArazo.png)
表面が盗まれた計画/Pilfered Plansだったとしても1枚で手札が増えるカードはシディシにとっては貴重。志の低さならだれにも負けない自信があるので当然採用。
スペルを減らしてクリーチャーを増やしたのも落魄8を達成しやすくするためです。
裏面は以下の通り。
![](https://assets.st-note.com/img/1701874844012-RzN4BOWMRi.png)
1周回す必要があるとはいえ、どっからともなく青マナの出る土地が生えてくるのがグッド。ヤヴィマヤやアーボーグで緑と黒は死ぬほど出るけど青マナは貴重なので……。
裏面の無限の池は疑似速攻付与持ちみたいなもん。召喚酔いの解けているクリーチャーや、前のターンから出ている土地なんかを対象にしましょう。
隠遁ドルイドに速攻を付与する手段は稲妻のすねあてもありますが、あっちはマジで速攻付与しか役目が無いためデッキと噛み合っているこっちを採用。
裏面はアーティファクト土地である事に注意。波止場でカウントされるし、無のロッドやアウフでマナが出なくなります。
《アガサの魂の大釜》
![](https://assets.st-note.com/img/1701875233363-6QNHa3yj7q.png)
無限の池(永遠溢れの井戸)に続き疑似速攻を与えるカード。
切削で落ちた隠遁ドルイドや預言する妖術使いをちゃんこ鍋で煮込む事で疑似的に速攻を与える事が可能です。
色マナを無視する能力が地味に偉く、クレイドルからあふれたマナで煮込んだ預言する妖術使いの能力を起動する事が出来ます。
《もがく出現》
![](https://assets.st-note.com/img/1701952650084-dhdfTnHhpA.png)
再活性を差し置いて採用したのはリスティックの研究をリアニメイトできるカードだからです。他のプレイヤーがシディシみたいに大雑把な墓地利用しているならまだしも、打ち消されて墓地に落ちた場合にしかアドリブできない再活性は使いにくいねんな……。
落魄カウントを安定させるためにクリーチャーで代替できるカードは積極的にクリーチャーに置き換えてます(悪魔の職工とか)。
《統一された意思》
![](https://assets.st-note.com/img/1701952848708-j13H4RSd0y.png)
「は?」
安定を取るならマナドレインか秘技の否定ですが、マナドレインは青のダブシンがきつく(Bayou→マナクリスタートしたいので青青が重い)、秘技の否定は人のオークがよりきつくなるためこれを採用しました。
cEDHで使われるデッキでシディシより横に広げるデッキはそんなにないやろ(鼻ホジ)。
シディシ出せてないと雑魚じゃんと思った皆さん。シディシが出てないとそもそもゲームに参加できてないのでそういう場合は何持ってても無駄なンすよ。よって考える必要なし。
ガチコマオープンでは引かなかったためその実力は未知数……。身内で遊んでるときは他が横にめっちゃ伸ばしてくるので打てない事が多発してます。
《仮面の蛮人》
![](https://assets.st-note.com/img/1701951461452-RPMrsxR6jU.png)
一つの指輪を対策するために採用……したわけではなく、
フランシスコ+トラシオスから組み替える時に抜き忘れただけ。
こいつのせいで決勝でぶっぱできなかった。
「クリーチャーである」「緑の太陽の頂点に対応」「マナ総量が2と手出しが現実的」……とぱっと見入ってても違和感が少ないため記憶の旅と入れ替わって残留している事に準決勝まで気づいていませんでした。
ドゥームズデイ打った後に「入ってるはずのカードが入ってへん」「入れた覚えないカードが入ってる」などと呟いてしまったのはこいつのせいです。
普通に記憶の旅でいいです(そらそう)。
採用を検討しているカード
《巨大な空亀》
![](https://assets.st-note.com/img/1701951960642-bn3hDr2m96.png)
前述の通り妨害札は出来るだけクリーチャーで行う方がよいためバウンスを追加するならこいつも視野に。
クリーチャーにしか触れないので防御札としての信頼は低めなものの、墓地回収は最近の緑にありがちなパーマネント限定などという制約もなく、何でも回収できるため潰しが効きます。
魂力なのでおおむね消えない。
ペアダイスロストで拾えそうにもないことを除けばまあまあよさそう。
《厚かましい借り手》
![](https://assets.st-note.com/img/1701952281821-8OSXgZXmwL.png)
空亀よりバウンスできる種類が増えた。
ただ出来事がインスタントなため、撤廃者を投げられた場合やレインジャー長を起動された時のあがきにはならないのが低評価。
当事者側が軽いのでエドリックやギックスのような殴りに価値を見出すカードを多く積んだ場合にお呼びが掛かる気もする。
《霊廟の秘密》
![](https://assets.st-note.com/img/1701953440012-vffr6Sezay.png)
悪魔の教示者は何でもサーチできてしまうのでこれくらいサーチ先が絞られている方が使いやすい(雑魚)。実際問題教示者でサーチするカードがドゥームズデイくらいなもんならこっちでもいい説はある。ない?
相手のサーチに対応して敵対工作員とか持ってきてえなあ。
もがく出現と同じくクリーチャー数(パーマネントカード数)を参照するのに自身がスペルであるカードをたくさん積むと、いざという時に動いてくれない事があるため入れすぎ注意。
《甦りし悪夢、ブレイズ》
![](https://assets.st-note.com/img/1701953687984-64p6pwlnAX.png)
霊廟の秘密と併せて黒いリス研だのとうそぶいて採用するのもありじゃなーい? コストはシディシのゾンビ食べさせてたらいいでしょ。
指輪の重荷がきつくなってきたら処理してくれる役目もあるし(絶対なさそう)どっかで枠をあけて採用したい。
当然通常版しか持ってません。
最後に
晴れ大阪のガチコマオープンで2連続決勝ラウンドまで残れたので、最強のシディシ使い名乗ってもいいっすか?
![](https://assets.st-note.com/img/1701954311913-3uaBWkFB21.png)
レポを見ればわかる通り運がよければ好きなよう組んでも予選抜けは出来るので、これからもcEDHでは~とかいう言説よりも自分の気持ちよさ優先で組んでいきます。
ほな次のクソデッキで。
おわり。
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