【EDH】鸚鵡の匪賊、フランシスコ/トリトンの英雄、トラシオス
全世界1億人の海賊王の皆さんこんにちは。
船長の鉤/Captain's Hookです。
前回投稿したスゥルタイカラーの海賊デッキ『寄生された船長、ザビエル・サル』はご存じでしょうか?
ご存じなくても問題ありません。なぜなら船長は船を降ろされたからです。
あんな英雄譚を何回も視聴するだけの引きこもり、海賊なんかじゃありませんよね。というわけで今回は正真正銘の海賊デッキを持ってきました。
デッキリストはこんな感じです。
多少怪しい奴らがいるものの、8枚くらい海賊がいるので海賊デッキと名乗ってもいいでしょ。世の中には「激突を行うタコクリーチャーだからバチバチ(佐藤タカヒロの相撲漫画)」だの、「ノームの勇者、テジンは変身するから白鯨力(バチバチのキャラ)」だのと意味不明なことを口走ってる人もいますからね……。
以下は役割毎にカテゴリ分けしたカード紹介です。
■100枚解説
統率者とコンボパーツ 14枚
ちゃんこ番
トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios
ヘイゼルの醸造主/Hazel's Brewmaster
献身のドルイド/Devoted Druid
ヘイゼルの醸造主で献身のドルイドを追放すると、献身のドルイドの能力を持つ食物トークンが生み出されます。食物トークンは献身のドルイドのアンタップ能力を起動してもクリーチャーではないため死亡せず、何度でもアンタップできるため、緑マナが無限に発生します。
発生した無限マナでトラシオスを無限に起動するとライブラリーを引き切ることが出来るため、あとは無限マナからバリスタを放り込むなりして勝つことが出来ます。
弱点は弱いパーツがあること(ヘイゼルの醸造主は特に鈍重で弱い)。
ちゃんこバーン
鸚鵡の匪賊、フランシスコ/Francisco, Fowl Marauder
アガサの魂の大釜/Agatha's Soul Cauldron
歩行バリスタ/Walking Ballista
アガサの魂の大釜で歩行バリスタを追放しフランシスコにカウンターを乗せるとフランシスコがバリスタの能力を継承するため、プレイヤーにダメージを飛ばすたびに探検できます。
この時ライブラリのトップが土地以外のカードなら無限ダメージが成立します(探検でトップに固定することで+1/+1カウンターが自給できるため)。
弱点はコンボが除去や置物破壊に弱いこと。大釜でバリスタを煮ようとしたところに除去が飛んだり、ディッチャでちゃんこ鍋が破壊されると計画は頓挫してしまいます。墓地対策でそもそもバリスタが飛ばされると終わるのも欠点です。
半面デモコンタッサと比べてコンボ失敗時に失うものがないため割と気軽にチャレンジできるところが強みです。
またコンボとは関係ありませんが、アガサの魂の大釜は隠された能力で起動型能力の色マナを誤魔化すことができます。
コンボ以外の用途で使う場合はセイレーンの嵐鎮めと死儀礼のシャーマンの色マナを誤魔化していけ(しょうもない割に致命的なことが起こりがちな2枚)。
EDHエンジョイ勢
タッサの神託者/Thassa's Oracle
Demonic Consultation
汚れた契約/Tainted Pact
一部界隈では毛嫌いされてる3人衆。普通にこれを使っても許してくれている身内に感謝。ワイはEDHエンジョイ勢(寿エンパイア的な意味で)なので今回のデッキにも入っています(最近湧吾しゃんの握る寿司の見た目全部同じじゃねえか?)。
打ち消し以外では止められづらいので勝ち手段としてはそこそこ強いものの、逆に勝ち以外では使えないカードに3枚もスロットを取られてまじ狂い。フランシスコの探検でめくれてしまうと落とすのも嫌だしトップに置いたままにして警戒されるのも嫌だしともう散々。
ペアダイスロストを信じて墓地に叩き込むか、こういう事態に備えてフェッチを温存して立てておく手腕が求められる。
パンパンにパンプ
渓間の洪水呼び/Valley Floodcaller
撤回のらせん/Retraction Helix
モックス・アンバー/Mox Amber
撤回のらせんを渓間の洪水呼びに対して唱え、付与された能力でモックス・アンバーをバウンスすると、再度モックス・アンバーを唱えた際に渓間の洪水呼びがアンタップするのでこの手順を無限に繰り返すことが出来ます。
この時渓間の洪水呼びを含むカエルやカワウソ、鳥とネズミのパワーが上昇するため付随して無限パワーになります。もちろんフランシスコも鳥なのでアンタップとパワー上昇の恩恵を受けます。極楽鳥もついでにパンパンになります。
このバウンスの過程で伝説のクリーチャーが存在すると、モックス・アンバーを手札に戻す前にマナを生み出すことで無限マナが発生します。無限マナが成立するとトラシオスの無限起動に合流できますね(テキスト読み上げ部)。極楽鳥もアンタップするのでモックスがアウフや刻み角で止まられている場合も無限マナまで行ける時があります(これ通ってるなら普通に勝てるとは思うが)。
渓間の洪水呼びはコンボに使用しない場合でも非クリーチャースペルがフランシスコのパワーに換算できるため、1発目の探検の火種になったりもします。つまり名誉海賊枠です。
コンボ(大嘘)
野茂み歩き/Wildgrowth Walker
むかつき/Ad Nauseam
どつかれる前に釈明いいすか?
まずデッキを作る上で「俺もむかつき打ちて~」と思ったンすけど、デッキを軽量化させてむかつくと好きなカードが入れられなくなったんすよね。
そこで発想を転換して「ライフが大量にあったら思考停止でむかつけるやんけ!」と考えたんすよ。
その時ちょうどフランシスコを使ったデッキを組もうと思ってたので「そういえば緑入れたら野茂み歩き入れられるんちゃう?」となり、マルコムoutトラシオスinで野茂み歩きを採用したってわけです。以上釈明終わり。
めっちゃ回復してドデカむかつきを打ちましょう。
使った感想なんですが、むかつきが通らなくても野茂み歩きがクソデカくなってるんで、筋トレを怠った皆さんを撲殺できる程度には強かったです。
野茂み歩きは爆速でデカくなるのでフランシスコに向かう筈のピン除去を吸ったりして笑えます。
海賊関連 11枚
雲海の海賊/Cloud Pirates
通称「迎撃出来ないマン」です(註釈に「飛行を持つクリーチャーしか迎撃出来ない」と書いてあるので)。
迎撃出来ないマンは防御面はクソ雑魚ですが腐っても1/1/1飛行なので1ターン目にドロップするカードとしては及第点。このデッキ、1マナ海賊と土地2枚でキープするので……。
迎撃出来ないと言いつつ飛んでるやつはブロックできるので、金粉のドレイクが逆襲してきた時に肉壁として差し出せることは覚えておきましょう。
鱗粉の変わり身/Mothdust Changeling
ローウィンって海無さそうなんすけど本人曰く海賊らしいです。自前で飛行を持っていないことから海賊の中ではかなり雑魚な方。
とはいえフランシスコはそもそもブロッカー運用できないため、1マナドロップした後2ターン目にフランシスコをひねって飛ばせばギリ許容範囲。後引きすると悲しい。
キーワード能力で飛行を持っていないことは基本的に欠点であるものの、アガサの魂の大釜で煮込んだ際に飛行を得る能力を継承させることができるためギリギリ利点カウントできなくもないです(ほんまか?)。
こいつを煮込んだちゃんこをウーロに食わせて飛行を付与して殴ることがあります(ほぼ無し)。
セイレーンの嵐鎮め/Siren Stormtamer
見えてるピン除去に対する打ち消し。プレイヤーを対象に取る呪文も消えるので直観も消せます。
ちゃんこ鍋で煮込める時はドしゃくりチャンス到来なのでニチャつく準備をしておきましょう。
幽体の船乗り/Spectral Sailor
最強の1マナ海賊。デッキに入ってる方のトラシオスです。
トラシオスと違い土地を出してマナ加速が出来ず、能力の起動に色マナが要求される点で劣りますが、手札に入れるカードを相手に見せずに済む点で優れています。トラシオスでカウンターをめくると「先にそれ使えや」と言わんばかりに優先権パスされてマジ狂いなので……。
アガサの魂の大釜下ではまあまあトラシオスになります。
遠眼鏡のセイレーン/Spyglass Siren
最低限自前で飛んでいて地図トークンも持って来る優秀な奴。
こいつの強みはフランシスコの誘発以外でも探検できること。野茂み歩きが隣にいる場合とりあえず地図トークンで探検して3点ゲインできます。これがかなり沁みるねんな……。
変わり身ののけ者/Changeling Outcast
「ガチ迎撃出来ない」マンです(ブロックされないメリットよりブロックできないデメリットがボディブローのように効いてくるため)。スライサーが走ってる時、こいつ、迎撃出来ないマン、フランシスコの迎撃出来ない3人衆が盤面できゃっきゃしてて死にました。
とはいえブロックされない能力はフランシスコの最初の火種としては超優秀。フランシスコと野茂み歩きが揃っていると盤面とライフを保たせてくれるため割と安心感があります。
魅惑の悪漢、マルコム/Malcolm, Alluring Scoundrel
海賊の採用理由の9割がフランシスコを誘発させるためなので2マナ以上の海賊は優先度がガクっと落ちます。
そんな中、2マナのマルコムは瞬速持ちかつ手札交換が出来るため採用しました。探検は手札に土地が溜まるだけなので手札を入れ替えるカードが無いと実カードにならへんねんな……。
合唱カウンター4つからむかつきを打つのが夢(お歌配信放送事故回)。
仮面の蛮人/Masked Vandal
ガチコマオープンの決勝に進んだ時に記憶の旅の代わりに入っていた因縁のカード(前日入れ替え漏れにより仕掛けられず無事死亡)。
上述の通り2マナ以上の海賊の優先度はめちゃくちゃ下がるのですが、一つの指輪を処分できたり、身内環境ではパーファロスのような破壊不能置物がちょいちょい出てくるためそれらを処分するために採用しました。
墓地コストはだいたい探検で墓地に叩きこまれた迎撃出来ないマンあたりが追放されてます。
海賊ながら緑の太陽の頂点に対応しているのは忘れないようにしたいところ。
王のもてなし/Royal Treatment
海賊じゃないけどフランシスコを強化するため海賊枠で。
マナ総量が1とはいえフランシスコを先に出す必要があるため実質的に2マナ以上の海賊としてカウントします。
フランシスコは育ちが悪いと弓使いに射抜かれてあっさり死んでしまうので保護する役割もあります。タミヨウの保管は呪禁に加えて破壊不能を得られる代わりにパワーが上がらへんねんな……(あっちはパーマネントを全般的に保護できるためちゃんこ鍋が守れる点で優れる)。
戦闘研究/Combat Research
フランシスコでいくら探検しようが土地以外のカードは手札に入らないため探検で欲しいカードをめくったときに手札に加えるドロー手段として採用しました。好奇心系のカードの中では護法を与えるところが抜きんでて優秀です。
王のもてなしと同じくパワー修正を与えることができるため2マナ以上の海賊枠としてカウントしています。
執着的探訪/Curious Obsession
戦闘研究とだいたい同じですが、殴って無いと生け贄に捧げられてしまうデメリットを持ちます(エンチャントしているクリーチャーが殴っている必要は無い)。これを維持するという点ではガチ迎撃出来ないマンはまあまあ価値があります。
戦闘ダメージ以外にも反応する好奇心や鋭い感覚より戦闘研究や執着的探訪を優先している理由はパワーが上昇しないとフランシスコの火種に出来ないからです。
2マナ以上の海賊として扱うならパワーが上昇する3マナの蛇の陰影は入れていいという説もある。
ルーター 2枚
カワウソボールの精鋭、キッツァ/Kitsa, Otterball Elite
このデッキ、見ての通り探検に振っているので、土地ばっかり手札に貯まって実カードへの変換はからっきしです。このためルーターを採用して引いた土地を別のカードに変換することにしました。
ルーターは神童ジェイスを始め色々種類がありますが、その中でもキッツァは渓間の洪水呼びとデザイナーズコンボとなっているため素直に乗る形で採用に至りました。
下の能力は果敢2回でアクティブになると思わせつつフランシスコ強化用の王のもてなしや戦闘研究を事前に張り付けておくと果敢1回でアクティブになります。
こういった意味でも好奇心系のカードはパワーに修正がかかるものを優先して採用していたわけなんですね~(雑な伏線回収)。
帳簿裂き/Ledger Shredder
望むタイミングでルーティングできるかは怪しいものの、爆発力があるため帳簿裂きを採用。
キッツァと同じく渓間の洪水呼びでアンタップできるところも地味に優秀。
こいつはカウンターを置いて成長するタイプのクリーチャーのため、アガサの魂の大釜の起動型能力でカウンターを置かずとも勝手に能力を継承してくれる点もいいですね、ええ。
これを採用しているせいで弓使いが重い≒タフネス1のマナクリが弱いみたいなところがある。海賊連中もタフネス1? そうだよ(白状)。
マナ関連 11枚
死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman
単体で強いマナクリ(厳密にはマナクリじゃないが)であり黒緑の特権みたいなところがある1枚。ちゃんこ鍋で色マナ無視しても強いし、煮込んで能力を継承しても強い。ケツ2のためオークの暇つぶしで死なないのも偉い。
ライフを取るゲーム/墓地リソースを削るゲームじゃない限り積極的にライフゲインの方の能力を起動してコンボ(大嘘)に備えよう。ライフなんてなんぼあってもいいですからね。
極楽鳥/Birds of Paradise
渓間の洪水呼びでアンタップできるマナクリです。洪水呼びにモックス・アンバーなど0マナカードと絡むと2マナ出るので見た目コンボ出来なさそうでもマナが足りることは結構あります。
素のタフネスが1のためオークに落とされる以外は見た目通りかなり強いです。
オークに掘られそうになった時は洪水呼びで緊急パンプして回避できることもある。
喜ぶハーフリング/Delighted Halfling
アガサの魂の大釜や一つの指輪を通しに行く時に使うやつです。
クリーチャータイプが独特すぎてシナジーを見つけるのは難しめ。ケツが2なのでマナクリとしての信頼性は高いものの、色マナに不自由する点では安定感が低い感じです。
伝説のクリーチャーはそこそこ入っているのでギリ耐えみたいなところがあります。
深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow
コンボ(大嘘)のためにライフが必要つってんのにライフを減らすマナクリの面汚し。ケツも1で貧弱。エルフシナジーが無いので抜けそう。
こいつを何度もひねるくらいなら三顧の礼のような土地加速にするか、いっそ鳥シナジーやヘイゼルの醸造主の使い勝手向上のために金のガチョウと替えた方がいいという説もある。食物は回復する目もありますし。
エルフの指導霊/Elvish Spirit Guide
むかつきでめくると痛いマナクリ(マナクリではない)。
召喚酔いに影響されない上に見えないところから1マナ出るので奇襲性が高い1枚です。見た目4マナでトラシオス構えてるだけっぽく見せてむかつき打ったりすると大変気分がよい。
Force of Natsunotobariとか言って夏の帳を打つとどつかれるので注意(1敗)。
花の絨毯/Carpet of Flowers
初手で置くと全然島が出て来なくて泣くやつ。1色しか出ないので多色のカードとは若干食い合わせが悪い。
当然構えるには向かないので構築段階でポン置きして強いカードを採用したいところさん。ネクロポーテンスとか入れてよかったのではという気もするが、あれを入れると風に運ばれてを入れて……と構築が変わっていきそう。
踏査/Exploration
盤面が消し飛んでも土地が伸びていればトラシオスでシコシコ復旧できそうなため採用しました。フランシスコで探検した土地を盤面に吐き出していく仕事があるので後引きしてもそこそこ嬉しい寄り。
波止場が消えたためこの手のエンチャントをポイポイしても許されるような雰囲気出てきました。
水蓮の花びら/Lotus Petal
使いきりのマナ加速という点では指導霊と同じ。
こっちは帳簿裂きの誘発に使えたりするので役割自体は持てています。
マナを増やすことはできないものの、渓間の洪水呼びと撤回のらせんのコンボで無限パンプまで持っていくことが可能です。
設置する際エスパーの歩哨で1マナ払わないと引かれるのがむかつく。使い切りのファクトに課税するな。
モックス・ダイアモンド/Mox Diamond
初手にあると嬉しいし、探検で溜まった土地を捨ててマナ加速できる。土地を捨ててマナ加速する意味ある? というものの、やっぱり瞬間的に1マナ伸びるのは重要っすからね。
もしかしてこれ、マナフラ受けになるトラシオス君が強いだけなのでは……?
渓間の洪水呼びでぐるぐるする時に使えない以外はかなり優秀。直近10試合で1回も引いてないので入ってるか不安になってきた。
太陽の指輪/Sol Ring
マナクリプトは統率者デッキに入っていなかったから禁止されて、ソルリンは毎回入っているから禁止されなかっただけでは(陰謀論者)。
渓間の洪水呼びでぐるぐるする時に使うことができるやつです(テキスト読み上げ部)。
秘儀の印鑑/Arcane Signet
渓間の洪水呼びとコンボしない方のマナファクト。ソルリンで無色無限を作ると無色マナをフィルターできる。
緑含みのデッキのため色の供給は間に合っているだろうと他の印鑑は採用せず、3色出せるこれだけ採用しました。
追加の印鑑枠なら友なる石になりそう。
打ち消し 7枚
否定の契約/Pact of Negation
コンボを押し通す時に使えるカードなのでさすがに採用しました。
トラシオスで加えたりフランシスコで見えた後手札に加わったりするとこれを先に打たせようとしてくるので慈善事業で打つか、自分都合で打たずに犬塚キバ(一緒に死ねや)になるかは見極めたいところ。
狼狽の嵐/Flusterstorm
最近身内環境が肉体派おじゃる丸みたいになってきて打つ機会が減ってきました。とはいえ最後に押しとおる役割はこれにしかできないしで抜くに抜けない1枚。
精神的つまづき/Mental Misstep
一人目のソルリンを通して二人目のソルリンを消すとぶーぶー文句言われたりしますがやべえレンジの方のソルリンを鋼の意志で消しましょう。自分が勝てへんかったらどっち消そうが関係ないんでね……。
レモラを消すと仕掛け時がバレバレという説が有力です(消します)。
白鳥の歌/Swan Song
安易にこれで打ち消すと鳥トークンのせいで海賊の殴り先が無くなってしまうため他のカウンターから先に吐いた方がいい場合も有ります(テキスト読み上げ)。
大梟の小夜曲の登場で鳥トークンが安くなってウレシイ……ウレシイ……。
激情の後見/Fierce Guardianship
統率者が軽いため構えやすいのがいいですね、ええ。
鉤爪門でしっかりフェイズアウトさせられてから仕掛けられると狂う^~。
精神壊しの罠/Mindbreak Trap
前回の禁止で足回りが叩かれたため3カウントを満たしにくくなり評価は下方修正ぎみ。
とはいえ中盤から終盤はトラシオスで4マナ構えることになるので素打ちの択がとりやすいのはそこそこ評価ポイント。
序盤を確実にしのぐために否定の力と交換した方がいいという説もある。
意志の力/Force of Will
さすがに持ってたら入れるやつ。
各種無限マナからのバリスタや洪水呼びの無限パンプなど勝ち筋が複数あるためタッサの神託者をピッチしてもギリ耐えてます。
これ見よがしにオラクルを切って無抵抗アピールすると怪しすぎて袋叩きに遭うことも(日頃の行い減点1)。
除去や置物割り 4枚
サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift
自軍に被害を及ぼさず一旦リセットをかけられるカードとして。
これを超過で打つため土地は伸ばせるだけ伸ばしていきたい都合と、フランシスコで探検しまくるムーブが噛み合って使い勝手はかなり良好です。
ピン除去運用してもこっちには曲がって来ないのもうま味あり。
突然の衰微/Abrupt Decay
自分のリス研だけ残れば気持ちいいですよね?
そういうことです。はたくのやめろ。
致命的なはしゃぎ回り/Deadly Rollick
ジェネラルが軽いのでめっちゃ構えやすくて気持ちがよい。
このデッキはマナを誤魔化して何かする類のデッキではない真面目君デッキなため、本筋を遂行しつつ除去を打てるこのカードはかなりお世話になってます。
毒の濁流/Toxic Deluge
通称「悪魔の毒濁おばあちゃん」。
こんな記事読んでないでベルギーが生んだ怪奇奇想のトロマ社映画「悪魔の毒々おばあちゃん」を観ろ。
U-NEXTで配信してるらしいです。
チューターとリクルートカード 10枚
悪魔の教示者/Demonic Tutor
統率の塔を持っている時に先にデモチューを唱えてサーチ後にセットランドすると「土地詰まってたからサーチしたんか~」と限界ムーブをしているように見せかけるシークレットテクあり。大抵一撃でバレる。
クレイドルを持ってる時にデモチューでサーチした後にセットした方が本命をサーチしたかどうかバレづらそう。
神秘の教示者/Mystical Tutor
むかつきになるか他のチューターに中継するかみたいなカード。
朦朧への没入のようなカードを1枚差して実質土地サーチ出来るようにしておいた方がいいので弱い海賊を抜いて入れ替えときます。
吸血の教示者/Vampiric Tutor
探検にスタックして土地以外のカードを置くと実質納墓なんじゃ(天才納墓博士bot)。手札にちゃんこ鍋があってバリスタを仕込みたい時にまあまあやるやつです。
クレイドルを置いて探検で加えたりそういうテクニックがあるだけで実際にやるかどうかは皆さんの目で確かめてくれ!
俗世の教示者/Worldly Tutor
使い方は吸血の教示者で書いた通り。探険にスタックしてウーロを乗せる実質納墓ムーブは普通に1回手札に入れたほうがいい説もあるので考えどころさん。
フランシスコバリスタコンボの時にトップを土地以外に固定するときに使ったりします。
地味にアドバンテージが欲しい時はウーロ、強欲に行くなら種生まれの詩神を上家のエンドに置いていきましょう。
伝国の玉璽/Imperial Seal
フランシスコの探検では土地以外引けないので使い勝手は他3枚のチューターよりガクっと落ちます。
ラガバンに窃盗されたら目も当てられないのでいつも抜こうと思っている1枚。最近は絞り取る(意味浅)おばさんの加入で窃盗のリスクがデカくなってる気もするし。
有毒の蘇生/Noxious Revival
これチューターか?
探検で墓地にポンポン放り込んで後引きしたこれをチューターと言い張りましょう。遠くから薄目で見るとチューターに見えてきます。シディシの時にチューターと言い張ってたときよりチューターっぽく見えます。
Pair o' Dice Lost
これはさすがにチューターじゃねえだろ。
これをむかつきと言い張る派閥とチューターと言い張る派閥が存在する(しない)のですが、今回は収まりが悪いのでチューターカテゴリに入れておきました。
最小合計2マナ、最大合計12マナのカードまで拾えますが、土地は0マナのためどんな目が出ても全部回収できます。
出目に依らず母聖樹と大田原を回収できるため妨害札換算してもいいという説もあります。
当然本物のむかつきでめくれるとくっそ痛いです。
輪作/Crop Rotation
だいたいクレイドルを持って来るやつです。
たまに土地として置いた母聖樹や大田原をサクってペアダイスロストで回収する脳筋ムーブで世界平和を守ろうとしますが、だいたい失敗に終わります。
諜報ランドを1枚削ってマダラの鉤爪門に変えた方が輪作の柔軟性が上がってよさそう。
緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith
悠長にやりたい時はウーロ、コンボ(大嘘)を夢見るなら野茂み歩き、トラシオス系のコンボに渡りをつけたい時は献身のドルイドを持ってきます。
一つの指輪に対しては仮面の蛮人をサーチして対処することもできますが、自分都合で使った方が強いカードではあるので他のプレイヤーが処理してくれそうなら黙って持っておくのも手です。
異界の進化/Eldritch Evolution
オラクルをリクルートして寿司を握ったり使い方は色々。
献身のドルイドをサクってヘイゼルの醸造主を出すと無限マナに綺麗に繋がって好き。
2マナのクリーチャーをサクるとファイレクシアの変形者に繋がるのはまあまあ覚えておいたほうがよさそう。統率者が2枚とも2マナなので。
種生まれの詩神に綺麗につなげたいという思いもあって、使い勝手のいい3マナクリーチャーを探してます。呪文探求者とか入れたらよさそうか。異界の進化は引っ張って来れないが。
その他 11枚
金粉のドレイク/Gilded Drake
荒れ模様のストームドレイクでもいいというかあっちの方が強そうなものの、カードを入れ替えるのが面倒だったのでこっちが入ってます。一応身内環境では5マナ以上のジェネラルがぼちぼちいるため、奪って返さない択がとれるこっちの方がいいというのもある。そういうジェネラルを使ってるやつはだいたい家路も入れてるんやが……。
オークの弓使い/Orcish Bowmasters
オークの弓使いをどこに飛ばすかで大騒ぎする界隈があるらしいが、身内環境だと「うるせえ」で一蹴されてマナクリを焼いたり焼かれたりしてます。
動員されたオークは+1/+1カウンターが乗っているのでアガサの魂の大釜とのシナジーが期待できます(テキスト読み上げ部)。
クリーチャーが2体出てくるのでクレイドルのバリューが上がるのも非常に効果的な運動です。トラシオスガンガン起動したいんじゃ~。
は? トラシオスはドローだから相手の弓使いが反応する? キレてええか?
自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath
コンボ(大嘘)のためのライフゲイン要員として。
探検で手札に貯まった土地をボードに還元することができるし、探検で肥やした墓地から脱出できるとデッキ全体と噛み合っています。
6/6の何回も蘇るボディでどんどんライフを詰めましょう。
敵対工作員/Opposition Agent
「敵対ケア! 指さし確認ヨシ!」とか言って起きてる土地の数を確認するやつが身内におる。3つ土地が立ってても突っ込んでくるので本当に指差し確認をしているのか不明です。
トラシオスを始め盤面にマナを立てる理由となるカードが複数枚存在しているため、敵対工作員が構え損にならないのはこのデッキの長所と言えます。
ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph
自分のことを一つの指輪だと思い込んでいる謎のファイレクシア人。
このデッキは伝説のクリーチャーが多い上に非伝説の海賊連中はコピーしてもうま味が無いため若干持て余し気味。
とはいえ指輪のバリューが高すぎて採用しない理由もないため入っています。
種子生まれの詩神/Seedborn Muse
ま~許されることは無いカードなんですが、クリーチャーなのでぼちぼち通りやすいし通ってしまった時はゲームが傾くので入れました。こういう好きなカードを入れてるとデッキがスリムにならねえんだよな。
むかつき2号みたいなもんです。むかつきでめくると痛い。
夏の帳/Veil of Summer
打ち消し不可の方も使いますが、コンボの半分以上がボードで成立するもののため、呪禁付与もかなり役に立ちます。
フランシスコがピン除去で処理されがちなので王のもてなしやこれで1回弾くこともままあります(テキスト読み上げ部)。
コンバットの許容範囲はけっこうプレイヤーによってまちまちなので思わぬところからピン除去が飛んだ際、これで弾いていいのかどうか熟考した上で弾きましょう(鋼の意志)。
再活性/Reanimate
フランシスコでオラクルが見えるとだいたい墓地に叩き込むのでリアニメイト手段として採用しました。
ヘイゼルの醸造主や種子生まれの詩神など、「今は要らないけど後で必要になる」カードを気楽に墓地へ落とせるようになるのもこのカードの利点です。
神秘的負荷/Mystic Remora
1ターン目に置くと全然引けないやんけ~となるのでキープ基準にするかどうかは卓と巡目で判断します。だいたいクソみたいな海賊を展開した方がいい感じです。
今も昔も相手が走ろうとする直前に置いた方が強いねんな……。
リスティックの研究/Rhystic Study
お前とやるEDH息苦しいよランキング上位なアレ。
土地マナクリプトリス研とかいう人の心無いんかムーブが減ったとはいえ高速で設置されるとあったまる。
海賊の旬は短いので基本的には海賊+フランシスコでゲームを作りたいものの、マナクリからのリス研が出来るならそっちに舵を切ってもよくね~? という欲望が湧いてきます。
出すなら狙われる覚悟を持って出して行け。世の中にはリス研を置いた後殴られるのを不機嫌でケアしようとするバケモンもおるんでね……(実話)。
一つの指輪/The One Ring
探検では土地以外のカードを引けない? だったら引けばいいだろ(脳筋)。
フランシスコがブロックできない&できるだけ海賊は攻撃に回したいデッキ都合からすれ違いの殴り合いが発生した場合ゴリゴリライフが削られていきます。ここで野茂み歩きにアクセス出来ていればライフがモリモリ戻っていくのですが、そうでない場合はむかつきが安全に打てないライフ水準まで落ち込んでしまいます。
そんな時に一つの指輪のプロテクションすべてが役に立ちます。1周戦闘ダメージをやり過ごせばフランシスコの探検と指輪の引き増しで状況を打開できるカードにありつけるという寸法です。
ただしフランシスコの探検は戦闘ダメージが主たるソースのため、相手に出されるとデッキの回りが悪くなることに注意。こっちが出した指輪をファイレクシアの変形者でコピーされたら狂いそう……!!
土地 30枚
フェッチランド9種類
土地が十分に伸びた後は、探険で「今は欲しくないけど墓地に落とすのも嫌」なカードが見えた際にシャッフルするための手段として構えておくプレイもあり得ます。
デュアルランド3種類
一番痛くない2色土地なので全部採用しました。
手札にもよりますが1マナ海賊からスタートしたいのでトロピーかアンシーかどちらかからスタートします。
自分都合で言うとアーボーグを採用しているためトロピーから始めたいところですが、2ドロップはフランシスコを想定しているのでアンシーから始めるのが無難かなと思ってます。
マリガンして海賊が無かったらマナクリから始めるのでその時はトロピーかバイユーのどっちかから始めましょ。
ショックランド3種類
2点ペイするやつですが基本土地タイプを持っててアンタップインできるので当然採用です。
フェッチランドを切った際にトップ操作用に諜報ランドを後に残すのか確定タップイン処理を先にするのかは諸説あり。
クラウドランド3種類
ひとり回しするときちゃんとタップインしてるか? してないならタップインさせなさい(強硬派)。
諜報ランド2種類
踏査とウーロの追加セットにバリューを持たせるためフェッチランドから引っ張って来れる諜報ランドを2種類採用。
自分都合でアーボーグ下で3色出る迷路庭園と人がヤヴィマヤを置いた時に3色出る地底街の下水道を採用し、どちらがあっても色の増えない黒緑諜報ランドは不採用にしています。
宝石の洞窟/Gemstone Caverns
1ターン目フランシスコも出来るけどパワー0なのであんまり意味が無いのが辛いところ。戦闘研究とかがあるとやってよい。除去されたらお歌配信(やることがなくなって歌うくらいしかできなくなること)に切り替えていけ。
風変わりな果樹園/Exotic Orchard
一時は緑が少なかったが今はまあまあ緑も出る気がする土地。
はやくマナの合流点を置きなさーい!
統率の塔/Command Tower
さすがに入れない意味ないので採用(単色ではないので)。
デモチューのところで書いた姑息なプレイの種になったりする。
ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle
フランシスコが頑張って探険するのもすべてはクレイドルを見つけるため。迎撃できないマンを始めゴミみたいな海賊たちはクレイドルのマナカウントになるために存在してるんやなって。
序盤を海賊で安定させた後はクレイドルとトラシオスにバトンタッチしましょ。海賊は異界の進化のコストにでもおなり。
耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures
フランシスコでめくりたいけどトラシオスではめくりたくないとかいう土地。フランシスコでめくって1発打ったらペアダイスロストでダイナミック回収しましょ。そんなことやってる余裕があるかは不明ですが……。
天上都市、大田原/Otawara, Soaring City
母聖樹とやることはだいたい同じ。
共闘は伝説を2体統率領域に用意できるから魂力土地が打ちやすくなるといううわさがまことしやかに囁かれている。ほんまか?
変容する森林/Shifting Woodland
打ち消された大釜になったり墓地に落としておいたヘイゼルの醸造主に化けてコンバットに入ったりと色々小技がある。が、基本的には緑単色の土地なので弱いことに変わりなし。
ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
墳墓で墳墓を奈良健康ランドに変えよう。
これと噛み合うように土地を持ってきたり工夫しているが効果があるかは不明です。
古えの墳墓/Ancient Tomb
印鑑を絞ったため1ターン目のマナファクトのくっつきは悪くなりましたが、ペタルとくっついてリス研の目もあるため投入。
スペルは色拘束がきつめなこともあり墳墓をひねって色々唱えるのは難しいものの、トラシオスの起動やキッツァの起動に注ぎ込む分には問題なし。
何度もひねるとライフがマッハですり減りますが、そこは野茂み歩きくんとウーロに頑張ってもらう方向で。
魂の洞窟/Cavern of Souls
海賊はどうせ打ち消されても問題ないのでウィザード宣言してトラシオスを通すために使っています。キッツァや渓間の洪水呼びがウィザードなのもうま味あり。
■採用検討カード
海賊関連
巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker
1マナ海賊、墓地対策可能、自前で探険できるため野茂み歩きとシナジーあり……と額面上の性能はよさそうですが、1マナの海賊に求められる性能は「とりあえず1発安全に殴れること」のため抜けました。
後引きして墓地対策になるというのも半分嘘で、墓地対策は往々にして即効性が求められます。こいつはクリーチャーであるため召喚酔いが解けるまで待つ必要があり、必要な時に間に合っていないことも多いです。マナが掛かる点も評価を下げています。マナはトラシオスたちに使いたいので……。
とはいえ起動型能力を持つところはアガサの魂の大釜やヘイゼルの醸造主と噛み合いがあるため、実は鱗粉の変わり身より強い可能性も……あるんすかね?
旅立った甲板員/Departed Deckhand
ほぼアンブロのため採用候補だったのですが、2マナが重く抜けました。
アンブロ付与はウーロでライフを詰める時や、クソデカフランシスコで殴り飛ばす時に使えそうなのだが……。
凶兆艦隊の毒殺者/Dire Fleet Poisoner
2マナ海賊の中では一番見込みがある1枚です。
というのも王のもてなしでも書いたように、2マナ以上の海賊に求められる要素は「フランシスコにパワー修正をかけられること」だからです。その点毒殺者はP/Tに修正を掛けられるため後引きして問題ない海賊と言えます。
また自身も接死と瞬速を持つ海賊のため、相打ちブロッカーとして差し出しても良し、上家のエンドに出して海賊カウントを増やしてもよしと捨てるところがありません。
そんな1枚ですが採用を見送った理由はひとえにフランシスコ以外との相互作用が無いからです。
1マナ海賊は初動として使用するためフレンチバニラでも採用する価値がありますが、2マナ以上の海賊は後引きした際に何らかの役割が無いと採用が難しいのが実情です。上述の通り毒殺者は様々な機能を持っていますが、そのどれもが「フランシスコと作用する特性」しか持っておらず、マルコムのように「ルーティングで必要なカードを掘り当てること」や、仮面の蛮人のように「破壊不能の置物を対処すること」といったフランシスコが絡まない機能を持っていません。
中盤以降は探険で伸ばした土地を利用し、トラシオスに頑張ってもらうというデッキの構造上、フランシスコとしか作用しないカードはこれ以上必要ないと判断して抜けていきました。
深海艦隊の船長/Fathom Fleet Captain
回避能力を持ち、海賊を増やす能力もある。
しかしケツが弱すぎてオークに掘られるとすぐ昇天してしまうため不採用に……。
船殻破り/Hullbreacher
なんで使えへんのやろなあ。
略奪者、ラミレス・ディピエトロ/Ramirez DePietro, Pillager
海賊ではあるもののフランシスコとは関係なくアドバンテージカードとして運用する想定の1枚。
ゲーム中盤の1マナ海賊はアタックに成功しても横のフランシスコが弾かれる等して役割が持てないことが多いのですが、そこに意味を持たせることができるためデッキと噛み合っていました。
とはいえCIPでライフが減る、追放したカードの色が無視できない、マナコストがデカくてむかつきでめくった時流石にヤバい……といった理由で抜けていきました。
色マナを無視できないのでこれを運用するなら3マナマルコムのような宝物生成系のカードもいくつか採用した方がよさそうな感触でした。
その他
ネクロポーテンス/Necropotence
モリっと手札を増やせるカードとして。
黒のトリシンはさすがにポンと出るものではなく、暗黒の儀式や陰謀団の儀式もあわせて採用する必要がありそうだったため不採用にしました。
1マナ海賊がなければ普通にその辺とあわせて採用してると思います。今回はやりたいことが違ったので見送りです。
風に運ばれて/Borne Upon a Wind
ネクロポーテンスが入っているならこれも入れたほうがいいかなというカードです。渓間の洪水呼びではクリーチャーに瞬速を与えられないためこれがあると出来ることがぐっと広がります。
そもそもクリーチャーコンボが主体のため渓間の洪水呼びよりハイフェイのトリックスターなどの全部に瞬速を付与するカードの方が強そうという気がしないではない。
選別の儀式/Culling Ritual
フランシスコ含めまとめて吹き飛ぶからな~と不採用にしましたが、トラシオスに交代するタイミングで吹き飛ばせば問題なかったり意外と大丈夫そうなので採用したい1枚。
黒マナならむかつきが受け皿になり、緑マナならペアダイスロストが受け皿になれるのでデッキとして噛み合ってます。入れない意味ないな?
呪文探求者/Spellseeker
各種打ち消しや突然の衰微のような除去、再活性のようなカードにアクセスできるためちょっと入れたさはありますが、統率者の固有色に白を含まないため儚い存在が採用できないのが辛すぎて抜けました。
これを採用するならLegolas's Quick Reflexesあたりもあわせて採用してみるのも面白そうです。
Legolas's Quick Reflexes
弓を射ているのでレゴ弓レゴ弓言うてたらなんて名前なのか忘れました。呪文探求者とあわせて採用したいと書いたカードです。
ピン除去に対しては刹那を持つためまず妨害を受けず対象を守ることができ、フランシスコが十分に育った後は信頼性のあるピン除去に化けます。
これを採用しなかった理由はタミヨウの保管などと同じくパワーに修正を与えないためフランシスコの火種とならないためです。
渓間の洪水呼びの無限アンタップに絡むと盤面を壊滅させることもできるのですが、無限アンタップが成立している時はたいてい無限マナも達成しているのでこれの有無は大勢に影響がなさそうだったこともあり採用を見送っています。
おわり
シディシでやりたかったことのほとんどがグラルブで出来るため、次はBUGのカエル君を組もうと思います。
ほなまた。