クラファンで創る未来!「プロジェクト応援団の効果」
こんにちは、クラウドファンディングコンサルタントのまっつんです。
クラファンをサクセスさせるには支援者としての応援団が必要です。
しかし、最近はクラファンだからといって、簡単に支援してくれるほど支援者も甘くはありません。
応援団ってなに?って方は起案の前にこの記事をお読みくださいね。
今回は、クラファンの要である、支援者のコミュニティについて、クラファンで創る未来!「プロジェクト応援団の効果」と題して書いてみたいと思います。
🟦 クラファンの支援者の構造はどうなっているの?
通常下の図−1のように3層構造になっていると言われています。
図–1 クラウドファンディングの情報拡散モデル
出典:まっつん作成
大きな目標金額を達成するには、利害関係の全くない第三者からの支援を得ることが重要となってきます。図で言うと最上層の第3層の人たちを指します。
でも、この第3層って本当に全く関係ない人なんでしょうか?
🟦 クラファンはプロジェクトが始まる前に勝負が決まる。
実は、最近はクラファン市場の拡大によって、プラットフォーマーの支援サイトに常時、何か興味のあるプロジェクトがないかと支援先を探している人が一定量存在しているのです。いわゆる、サイト内閲覧をするID登録者と言う人たちです。
彼らが支援者に回ってくれるか否かで、PJ の伸びは大きく異なってくるのです。下の表ー1はあるプロジェクトの閲覧者のPVの流れです。
表ー1 プロジェクトページの閲覧者の経路別グラフ
出典:提供資料をもとにまっつんが作成
いくつかの山があることがわかります。メディアに取り上げられたり、プラットフォーマーのトップページに掲載された時に跳ねています。
このプロジェクトは目標金額を開始から10時間以内で達成して、最終的には1千万円を軽く超える金額を集め3500%の達成率のクラファンPJとなりました。 事前に応援団の力を結集して、スタートダッシュできたことが、後の流れを引きせよて大成功したPJ なのです。
つまり、応援団を作れるかどうかで、クラファンはプロジェクトが始まる前に勝負が決まってしまう可能性があるのです。
では、PJ が始まる前にどんな仕掛けで応援団を作ったのでしょう?
🟦開始2ケ月前にやっておきたい応援団結成!
このプロジェクトは、実にプロジェクト開始2ケ月前から、Facebookグループを作り始めていました。因みにFacebookグループのメンバーは700人以上です。
単純に1万円の支援をこのメンバー全員がしてくれると7百万円になります。
まあ、そんなことは起きませんが、少なくとも興味があって支援者になってくれそうな見込みのある人が700人前後、プロジェクト開始前にすでに存在しているのです。そして、このPJ は Facebookグループへ140回近くの記事をアップしていました。
表−2 クラファン期間中のFacebookグループへの記事掲載内容
出典:Facebookよりまっつんが集計
こういった取り組みによって、応援団はこのプロジェクトに共感して、一緒にプロジェクトを成功させたいとの思いが強くなっていきます。だからこそ開始からものの10時間で目標金額を達成できたのです。
クラファンは、資金調達ツールと言われてますが、実はコミュニティ形成機能があるのです。ここを理解していないとプロジェクトはサクセスしても達成率が100%を超える程度の成功に留まります。
それは、I D登録者などPJ の応援団でなかった第3層の取り込みができないからなのです。
では、なぜスタートダッシュが必要なのでしょう?
🟦 メディアは成功しているPJ に興味がある。
クラウドファンディングを起案すると、地元の新聞やラジオ、テレビのニュースなどで取り上げられることがあります。これは偶然取り上げらている訳ではありません。優秀なコンサルタントはプレス発表などをうまく活用して、常にPJ をバズらせる作戦をいくつか進行させているものです。
しかし、メディアは成功しているもしくは、成功が約束されたPJ しか興味がありません。
つまり、そのためには、スタートダッシュで、目標金額を達成させるもしくは達成確実と言う具合にならないと、メディアは全く動いてくれないのです。
もうお分かりかと思いますけど、プロジェクトが目標金額を大幅に超過してサクセスするPJは、メディアによって情報拡散されることで、サイト内で閲覧していたID登録者などの第3層にアピールできるのです。
表−3 プロジェクト閲覧者の訪問ルート別一覧表
出典:PJ 起案者提供資料からまっつんが作成
🟦 まとめ
クラファンの要である、支援者のコミュニティ集団であるPJ 応援団の結成をうまくすることで、PJ をスタートダッシュさせメディアを味方にできたPJ は目標支援金額をはるかに超える支援を集めることが可能となります。
つまり、クラファンPJ は開始の前に勝負が決まっている訳です。
皆さんがもし、クラウドファンディングを起案するならば、事前準備を是非怠らないでください。
以上、今回は、クラファンで創る未来!「プロジェクト応援団の効果」と題して書いてみました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。
少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
🟦要は、起用したコンサルの実力次第ではないの?って思うまっつんブログ