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サラリーマン考 思考停止は小学生からもう起こっている。

こんにちは、人生探究の旅ナビゲーターのまっつんです。

会社で働かないおじさんの存在が話題になっていますが、皆さんの会社ではどうでしょうか?

働かないおじさんクラスターが発生していたりと、結構笑えない状態の会社も多いのかも知れません。

しかし、働かないおじさんって、いつからそうなのでしょうね。

ある日気ついたのですが、まっつんの知り合いの小学校の先生たちや企業の人事部の人たちの話を統合すると、小学生とおじさんという年齢差があるにもかかわらず、なんとも奇妙な共通性があるのです。

そして、信じられない事に小学生の時点で、すでにある程度の未来が予測できてしまう事に気が付きました。

今回は、そんな働かないおじさんを多数観察してきたまっつんの個人的経験を加味して、サラリーマン考 思考停止は小学生からもう起こっているというタイトルで書いてみたいと思います。

🟦最近の小学生は4つのタイプに分類できる。

最近の小学生は、学校の授業で学ぶ内容は、事前に「知っている」のが普通です。それは、学習塾が授業の先取りをするからです。特に進学塾に通う子たちは、1年も前に学習済みなことは珍しくありません。

学校での授業は、「知っていることの確認」作業となっているのです。

しかし、同じ知っている子でもその反応は大きく違います。

例えば、授業で新しいことを学んだ時の反応は次の4つのタイプに分けることができます。

✅ 小学校の授業における小学生の反応4タイプ

タイプ1.知っている。

タイプ2.知っている。今回はこんなことに気づいた。

タイプ3.知らなかった。

タイプ4.知らなかった。今回はこんなことに気づいた。

この中で、進学塾に通う子は、タイプ1か2に反応になります。

勉強に興味のないのがタイプ3の子で、地頭の良いのがタイプ4の子たちです。

タイプ別の感想及び反応

タイプ1の子は、「知っている」ことを強くアピールします。そして、他の子との序列を決めたがる傾向があります。いわゆるマウントを取りたがる子たちです。

タイプ2の子は、「知っている」ことと併せて、今回は新しくこんなことに気がついたという感想を持つ子たちです。好奇心が強い子たちです。

タイプ3の子は、「知らなかった」と素直に認めるタイプです。

タイプ4の子は、「知らなかった」と素直に認め、こんな方法があったんだ!と気がつきましたという感想を持つ子たちです。このタイプも好奇心が強い子たちです。

面白いことに、上手くいかなかった時の対処は、タイプ1の子たちは、相手がずるいとかルールが悪いという感想を持ちます。そして、タイプ2と4の子たちは、仲間の情報などを共有して行動を変えて対処していこうとします。タイプ3は、あまり努力して改善しようとする力が弱いように見えます。

🟦伸びしろのある子の共通点は好奇心

現代の受験システムは、標準的な知的レベルの子供を想定するのであれば、①親の教育方針と、②投下する資金力の2点が揃えば、大抵は一定レベル以上の大学に通うことができます。特に難関校と言われる大学になればなるほど、親の資金力でその合否が左右されるパワーゲームとなってきています。

そういう意味で先ほどの小学生の4つのタイプにあったタイプ1と2の子供達は大学進学をします。また、小学校時代は学校の成績が悪かったのに、急に勉強して良い大学に合格するケースはタイプ4の子たちです。

タイプ2の子たちは順調に良い中学、良い高校、良い大学へと進学していきます。タイプ1の「知っている」という子たちは、中学、高校と進学しますが、大学受験では、タイプ4の「知らなかった」という子たちに追い抜かれたりします。この伸び代という点でタイプ1と4の子は共通した特性を持っています。

それは「好奇心」です。

他者の意見も取り入れながら、旺盛な好奇心で日常から知識を習得・蓄積していくので、社会に出ても強いタイプとなります。

🟦サラリーマンで逆転するタイプ1とタイプ4

そして、小学生の4タイプの中でタイプ1とタイプ4の子はサラリーマンになり易いと思います。
タイプ3の子の中には、既存のシステムには乗らずに、自分で起業したりする子も出てくると思いますが、サラリーマンになる可能性は低いと考えられます。

タイプ2の子は、一流企業に入社したり官僚になったりと社会のリーダーとなる可能性があります。

出身大学などのスペックの高いタイプ1の子は就活も有利に進めます。しかし、入社した会社で昇格・昇進はタイプ4の子たちが割合的に多くなると思われます。

そのためか、有名大学卒業なのにあんまりパッとしないのは、タイプ1に多いと思います。

貪欲に知識を吸収する好奇心を持つタイプ4は着実に先に進んでいきます。

逆にタイプ1はスタート時点では優位にいますが、いつの間にか逆転されてしまっています。思考停止している上に他人の意見を取り入れることもしなければ、当然と言えば当然です。

🟦働かないおじさんの発生する原因とは

働かないおじさんのタイプは、①新しい仕組みや外界に対しての好奇心が薄いタイプと②そもそも地頭が悪いタイプに分けられます。

そして、共通点は、運が悪かった、制度が悪いと他責化をする傾向が高い点にあります。また、大抵は人当たりが良いのです。

働かないおじさんは、本当に人が良いタイプと生き残るために「人当たりのよさ」に特化するしか選択肢がないタイプの2つが混在しています。

仕事をしないで、人当たりがよければ、過失もおきませんから、首になるリスクの回避に全力を投入できるのです。

実は、働からないおじさんには高校が超難関校出身者も結構いるのです。

サラリーマンは半沢ワールドほどガツガツしていないかも知れませんが、それでも出世競争は熾烈です。特にリーマンショック後は、「意思決定を早くする」とか「権限の移譲」などというお題目で、管理職が大幅に削減されています。

コスト削減のために、不要な役職の廃止や管理職昇進を遅らせることは企業の常套手段となっているです。

つまり、①好奇心の欠如と②管理職ポストの大幅な削減によるコスト削減策によって、要領の悪いおじさんと一緒に、出身大学の学閥でなんとか就職したようなタイプが干されているのです。

確かに昔は、旧帝大を何人、早稲田を何人、慶應を何人と行った風に個人の能力よりも、あとで就活四季報などに公表される新入社員の出身校名を気にした採用もありました。

採用システムの欠陥と、本人の特性及び会社側の都合などが、複合的に絡み合って働かないおじさんを発生させている温床となっていると思います。

そして、妖精さんとか働かないおじさんって言葉にはなぜか成熟した大人へなりきれないイメージもあります。彼らは小学生から思考停止をしているからでしょうか、まっつんは周りの働かないおじさん達から、人生を積み重ねてきたという重みや、威厳というものを感じ取ることができません。

彼らから感じることは、今日の続きの明日を永遠に繰り返す、進歩や外界への興味というものが欠如した膨大の時間の浪費だけです。

テレワークの導入で在宅勤務を進める中で、実質的に、在宅待機になっている働らかないおじさん達の今後の処遇が気になります。

順調に受験のレールに乗っているようで、最後に失敗するケースは、好奇心が欠如したままで大人になることのリスクを示しているようにも思えます。

そんなおじさん達のルーツが小学生にあると知ったら、親としては、教育方針を変更するか、そもそもサラリーマンを選択しないという予防策を講じる必要性を強く感じますね。それほど、好奇心って大切です。

最後に攻殻機動隊の草薙素子のセリフを紹介して終わります。

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攻殻機動隊SAC.1st  第26話より

素子「だけど私は情報の並列化の果てに、個を取り戻す為のひとつの可能性を持つけたわ」

アオイ「因みにその答えは?」

素子「好奇心、多分ね」

以上、「サラリーマン考 思考停止は小学生からもう起こっている」を書いてみました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

次回もよろしくお願いします。

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