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60代人生最高の黄金の15年を始めよう!

こんにちは、まっつんです。

「人間五十年下天のうちをくらぶれば夢まぼろしのごとくなり」とは、織田信長が好んで唄って舞ったといわれる「敦盛」の一節です。意味は、「人の世の50年は、下天と比べればただの一日でしかなく、はかないものだ 」ということのようです。

「方丈記」の鴨長明がいう「もののあわれ」ですかね。日本の文化の核としてある無常観といいますか・・。

今回は、黄金の15年といわれる60代の過ごし方について書いてみようと思います。じんじーず第1297話60代をどう生きる?「60代がら始まる黄金の15年を無駄にしない!」にも描いていますので、併せてご覧ください。

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初めての60代ライフを迎えるにあたっての注意事項!

サラリーマンの60代は、「いよいよ、会社卒業が近づいたなぁ」という感慨深いものというより、ポストオフにより、給料減額及び、正社員から嘱託再雇用に職掌も変わってしまい、人生のセカンドインパクトによる衝撃に耐えることで精一杯という方の方が、実際は一般的に多いのかもしれません。

✅ 60代の衝撃!セカンドインパクト3選!

1.身分の変化(嘱託社員・契約社員・非常勤社員・アルバイター)

2.周りの変化(本人の意識以上に年寄り扱いする家族や世間の目)

3.環境の変化(束縛されない代わりに役割や成果も求められない)

最近は、60歳で定年せずに65歳まで、会社で嘱託社員などの身分で再雇用契約を結ぶ方も多くいらっしゃいます。しかし、嘱託契約も1年更新だったり、給料も含めて、かつての無期限雇用契約の正社員が羨ましく思えるくらいの待遇の差があります。

定年できっぱり会社を卒業された方も、毎日が日曜日になると1ケ月もすると手帳のスケジュールが真っ白になり、携帯電話も鳴らない電話になっていきます。

注:この記事を読んでる50代の方は前もって準備されておくことを強くお勧めします。もう60代じゃん!って方は以下をご参考にしてください。

なぜ、60歳からの15年間が「黄金の15年」といわれるのか?

一般的に60歳から75歳までの15年間を黄金の15年といわれますが、それは自らの意思で自由に活動できる時間を生きることができる15年ということが理由です。つまり、75歳以上からは、身体的に自らの意思で行動するには制約が多くなる可能性が高いという事です。人生100年時代というフレーズには今の元気な自分のままで、100歳を迎えている印象がありますが、それは余程規則正しい生活や長期的な計画をもって事前の備えをしてきた方で、運も味方するような方であると思います。

✅ 平均余命84歳までの時間軸イメージ(60歳の平均余命23.36歳で試算)

  ■ 21歳~60歳まで40年間務めた場合 

定年までの総労働時間 1,781時間×40年間=71,240時間 

  ■ 60歳から平均余命84歳までの自由時間

①11時間×365日×15年(60歳~74歳)=60,225時間
②5.5時間×365日×10年(75歳~84歳)=20,075時間
①+②=80,300時間 現役時代より9,060時間(377.5日)も多い。
厚生労働省データの年間総労働時間1,781時間を採用。60歳から74歳までの間は、介護等の影響はないとして1日11時間を自由時間と設定。75歳以降を介護など他人の介助なしで居られる時間を1日5.5時間と設定した。男性は80,300時間となるが、女性は平均余命が長いため計算上はもっと長くなる。

つまり、自分の意志で自由に活動できる60,225時間が黄金の15年となります。

では、黄金の15年をどう楽しむか?

一口に60,225時間と言われても、人は膨大な時間をイメージできません。

ではどうすれば楽しみながら黄金の15年を過ごせるのでしょうか?

✅ 黄金の15年を楽しむための5つのコツ!

1.みんな初めての60代と割りきる。 

誰もが未経験の60代!楽観的にトライ&エラーで好奇心を持って生活する。

2.束縛なく自由だからこそ、役割を自分で作るように心がける。

誰からも役割を求められないことで、一番自由なこの時期が一番辛い!とならないように、ボランティア、趣味のコミュニティ、地域活動、学び直し、仕事など社会との接点を意識して持つようにする。

3.家族や大切な人のもとに帰る。(誰かの役にたつように心がける)

人生には仕事以外にも大切なことがあること認識して、家族や大切な人との時間を過ごせるようにする。誰かの役に立つとは寄り添うだけでも充分に達成されます。(ただし関係性が成立していることが前提となります)

4.「寛容さ」を持つことで大抵のことは良い方向に向かうと知る。

60歳以降は歳を重なねるに従ってポジティブでハッピーな気持ちで生活できるようにするスキルが重要となってきます。それは大抵、我慢ではなく「寛容さ」によってもたらされます。

5.物事は想定通りにはいかないことを知る。

あれもやりたい、これもやっておきたい!と「やりたいことリスト」が満載で、60代のスタートを切る方も多いでしょうが、現実は、金銭的な問題、健康的な問題、スキルの問題などで、リストの多くは実現不能となる可能性があります。その度に失望していては、折角の黄金の15年が無駄になります。そんな時でもストイックに考えずに、「達成できれば儲けもの」くらいで飄々と生きていく方が素敵な黄金の15年を過ごせることでしょう。ドリフターズのいかりや長介のセリフのように「次行こう!次!」って感じでいいのではないでしょうか?あまり強くコミットメントすると認知的不協和(cognitive dissonance)に陥りますよ。

認知的不協和(cognitive dissonance)とは、自分の考えや前提としていた条件が間違っていたことを示す証拠に直面した時に感じる心理的葛藤で、自己否定をしなくて済むように原因となった個別の認知内容を操作することで合理的判断ができなくなります。コミットメントが強すぎるほど、非合理的な意思決定がなされます。アメリカの心理学者レオン・フェスティンガー(Leon Festinger)によって提唱されました。

最後に、「今この瞬間から、未来は変えられる」ことを知ろう!

70歳からどう生きるか?は、当然ですが、60代をどう生きたかによって左右されます。人生はどの年代でも「気づき」が重要となります。そして、気づいた瞬間から行動を変化させること、今この瞬間から変えることができるのです。結果は、気づきが早ければ早いほど大きな違いになる可能性が高くなりますが、いつからでも遅いということはありません。

未来は変えられる!と認識することは人生を豊かに過ごすコツでもありますね。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。

次回もよろしくお願いします。

✅ ↓ じんじーずに興味のある方は、こちらもどうぞ!https://mangahack.com/comics/3165



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まっつん
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