うちのちいさいくま。番外編
すんごい雨が降っていた
ここのところ毎日である。
日中はうだるような暑さで
出かけたくない。
食材が底をつきそうになるのを横目に
わたしは『番外編』作りに夢中になった。
変なこだわりがあって
くまは茶色か黒だった。
まあ白もいっか。
こだわりというより
がっちがちの堅物なのだ。
黄色で作ったときは
世界的に有名なくまのぬいぐるみが
黄色だったからで。
何かテーマを設ければ
くまらしからぬ
思いもよらない色のフェルトで
くまを作ったっていいじゃないか、と
自分で自分に提案した。
夏はやはり
冷たくて甘いもの...
堅物といいながら
わたしは単純なのである。
水色、黄緑、ピンクにベージュ
フェルトに型をとりはさみを入れた時
いつもと同じ工程なのになに？このワクワクは‼︎
なぜ今まで作っていなかったんだろう
なにが嫌だったんだろう
なぜなぜなぜ
わたしは
わたしの作品が
もうそんなに変わることがないと
思っていたのに
この年齢でも成長できるのだな
としみじみ感じることができた
番外編の夏でした。
よーし
まだまだ成長しますわよ！
こ、腰が痛い‼︎
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