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【Flesh and Blood】37歳2児の父の競技シーンへの向き合い方

※この記事は時間のない人が、如何に楽してそれなりに勝つかを目指す記事です

私は東京近辺でFlesh and Blood(以下、fab)をプレイしているマツバガニといいます。簡単な自己紹介をさせていただきますと、本記事の題名通り、37歳2児の父です。

これまでの簡単な戦績はPro QuestやBattleHardened 等のTier2イベントでたまにTop8に入る程度です。この前僭越ながら秋葉原のFable様にユニフォームスポンサー的なもののオファーをいただきました。

この様に所謂競技イベントには積極的に参加していますが、家庭やプライベートの時間を両立させることは勝つ事以上に容易ではありません。時間のない中で調整や練習をすることは難しく、特に競技に本格的に取り組むことは一見ハードルが高いように思えるかもしれません。

しかし限られた時間の中でも、fabを楽しみながらスキルを磨く方法は確実に存在します。この記事では効率よくfabに取り組むための『 僕の』やり方を紹介します。あくまで僕の取り組み方なので、もちろんこれが正しいというわけではありません。時間のない状況だからこそ、短時間で最大の成果を上げるための僕なりの工夫をいくつか残していきます。

⓪fabというゲームについて


『このゲームは難しい』
fabプレイヤーならご存知でしょうが、このゲームはプレイする簡単ですが勝つのは非常に難しいと感じているはずです。「防御のやり方」「硬い相手の崩し方(しゃがみ)」「ピッチスタッキング」等枚挙にいとまがありません。でも勝ちを目指すためにはこれらの技術を必ず習得しなければダメなのでしょうか?これらの習得をサボって楽に勝てないものでしょうか?

「防御のやり方」が難しいなら『全て攻撃に回すデッキを使えばいい』 
「硬い相手を崩し方」が難しいなら『攻めが強力なデッキを使えばいい』
「ピッチスタッキング」が難しいなら『試合が長引かないデッキを使えばいい』

これらの考えから僕は所謂アグロデッキを使う様にしています。

①ヒーローの選択


では使うデッキのヒーローをどの様に選びましょう?私はよくFaBrary>統計>metaの情報とにらめっこしています。

例えば最近の大会ではエニグマとフローリアンが上位にるのなら、この2つに有利が付くヒーローは何かを確認します。


ゼンを握れ(2024年9月分)

とはいっても僕は富豪ではないので、全てのカード資産を持っている訳ではありません。ヴィセライとゼンのデッキは組めません。なので現実的な話だと『2つ(エニグマとフローリアン)の片方に有利、もう片方に大きく不利がつかない45%〜55%の範囲)』で『アグロデッキ』で『資産的に組める』最適解を選択します。

まあアザレアなら組めるかぁ


②デッキの構築


使用ヒーローを決めたらデッキレシピを探しましょう。自分で構築できればいいのですが、それは楽して勝つという精神に反しますw
おすすめは本家discordサーバーです。

入り方は忘れましたw

ここでヒーロー事のスレッドがあるので、その内容を確認。デッキレシピを貼り付けていることが多いので、その中からサイドボーディングプラン(以下、サイドプラン)が掲載されているものを探します。

見つかりました。Connor Mcgrath氏に感謝。

また大会入賞後は使用者がTwitter(現X)やYouTubeでデッキレシピとサイドボーディングプランを公開している事が多いです。そこからレシピとサイドプランを収集します。

繰り返しますが大切なのは『サイドプラン』です。理由はこのゲームで1番大切なのは各ヒーロー毎のゲームプランであり、サイドプランはそれが手っ取り早くわかる情報だと考えるからです。要は勝ったレシピとそのサイドプランをコピーすれば、構築と調整のプロセスを丸ごと省略でき、結果楽できます。


③デッキの練習


全てのfabプレイヤーがお世話になっているはずなのがtalisharです。

無料かつ先ほどのFaBraryとも連動しているので、非常に便利なツールです。(詳しい利用方法をご存知ない方は以下のGo Againさんの記事をご参照)
https://goagainmedia.com/posts/2024/04/17/fabのオンライン対戦ツール、talisharの使い方解説/

ここでの練習はとりあえずひたすら手当たり次第対戦でいいと思います。個人的にはあえて『competitive』でなく、部屋を立てるのをオススメします。理由は被せてくる(有利なデッキで対戦を申し込まれる)場合が多いからです。少ない時間で練習するためには苦手なデッキと数をこなすのが重要です。ひたすらコピーしたデッキのコピーしたサイドプランでどんな相手とも回す。これについては楽はできません。幸いtalisharはスマホで可能です。寝起き、通勤中、昼休み中、寝かしつけ中、あらゆる場面で練習が出来ます。とりあえず10戦すればデッキの基本的な動きは理解できますし、50戦もすればおおよそそのデッキの長所短所プラン等が自ずとわかるはずです。ここについてはひとまず勝率を気にせずひたすら回しましょう。


④人に聴く


このゲームは『カードでやる格闘ゲーム』とよく言われます。それはゲーム性然り、攻略のアプローチ然りです。そして格闘ゲームに付きものの、そのキャラしか使わない『職人系プレイヤー』も数多くいらっしゃいます。

ここまでの⓪から③についてあくまでそのタイミングで良さそうなヒーローを選択するという、『職人系プレイヤー』とは真逆のアプローチですが、③で回して疑問に思った点等をその職人に質問し、取り入れ③と④をひたすら往復することで、職人との差を縮めます。先に④から入ってしまうと『何を聞いたらいいかわからない』状態になってしまい聴かれる側も困るので、まず自分である程度回してから④をするのをオススメします。

ただしここで気をつけなければいけない事は人に聴くというのは、その人にお願いをするという事です。あなたの普段のプレイ態度やネット・リアルでの振舞いによっては④のプランが取れない場合もあります。自業自得です。諦めましょう。

もう一つ礼儀として気をつけてる事は、『アドバイスをもらったら、必ずフィードバックを返す』事です。このゲームで『同担拒否』の人を聞いたことがありません。その人も調整仲間が欲しいはずです。自分だけアドバイスを貰って「はい終わり」といったフリーライダーにならないためにも感想は返しましょう。


⑤シーズン毎に①から④をやる


当然ですが、これを毎シーズンやります。要は環境的に立ち位置の良いデッキを選択し続けるわけです。当然、デッキを都度都度変えるとカード代もかかります。諦めましょう。ある種時間をお金で買っている訳です。でも実際は⓪の条件に当てはまるクラスを3種ほど使える様にしておけば、ある程度どんな環境が来てもそれなりに戦えるはずです。(僕の現時点での使用可能クラスはbrute、ranger、mechanologistです)

ここまでが僕の競技シーンへの取り組み方です。もちろん実績としてもトップ層と比べても全然まだまだですが、僕のリアル人生のリソース管理を含めると最大限工夫した『楽して勝つ』方法です。この記事を読んで『fabで競技をやってみよう』と思った人がひとりでも多くいれば幸いです。


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