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脳梗塞になって変わった自分のこと 2

脳梗塞(ワレンベルグ症候群)を2022年大晦日に発症して、それ以前と以後で変わったこと(執筆時点で約7ヶ月経過) その2

性格がキレやすくなった

 三年ぶりの同居再開で、嫁さんが嬉しくもあり怖くもあるのが、情緒、自分の感情の表し方だろう。脳梗塞(ワレンベルグなので小脳とか延髄系であり、大脳系ではないはずだが)のせいか、わりとすぐ怒る。
 今朝の例だが、朝食をそれぞれが食べ終わり、嫁さんは出勤の準備に入り、流し台で私は食べ終わりのヨーグルトの大きなプラの容器に水を張り中の汚れを指で丁寧にこそぎおとしていた。嫁さんが掛けた言葉にキレた。
『そんな指なんかで取らなくて、目の前にブラシとかあるんだから、それで取ればいいよ、使えばいいよ、ささと取れるんだから、、』
私、『こんなヨーグルト(みたいなすぐ汚れが落ちるものに対して)に、せっかく乾いているブラシを使わなくても良いよ、ゆったり台所に立っているのが邪魔ならそう言ってよ!ちんたらしているから退いて!といえばいい』という感じ。こんなつまらないことで感情が表に出てしまう。
 要は、些細なことでも自分がしていること、自分の存在の否定(に捉えられるような言動)があったらすぐキレてしまう、気分が悪くなる。嫁さんは、脳梗塞の私が立ち作業してるのを気遣って出た言葉かも知れないと今は思えるのだが、その時は、自分の所作、存在の否定と思い込んでしまった。
(黙って、見守ってくれた方が自分にはいい)
 脳梗塞の症状で、『高次脳機能障害』というとても難しい障害がある。要は、感情が幼児のように爆発してしまうのも症状のひとつで、すこしそれに近い。また脳梗塞の人といわゆる老人の認知症との境目がけっこう曖昧な感じが自分にはする、いわゆる怒りやすいとかワガママになっている患者さんを入院中何度も見たが、
 嫁さんには、『キレやすいし感情が立ち上がりやすいから、不用意なことは話しかけないでね』とは言ってあるが、同居する側は大変だ。

健康に気を使う(特に食べ物のカロリーと塩分)

 これは、同居再開の前のUターンして母との同居の頃からの話で、母がわりとカロリーを気にして、菓子パン類などはほぼほぼ食べない人(無くなった親父があんパンが好きだったので月命日に一個食べるくらい)だった影響も基本あるが、脳梗塞中の食事管理、栄養士さんの指示も大きい。パンは(ハード系)は大好きだが月1か2くらい、菓子パンは今もほぼ食べない。
 味噌汁とかスープなどは基本、要らないと言っている。これは自分が嚥下障害だったため誤嚥を避けるため入院中でもお椀に半分しか出ないとかとろみのある薄味で全く美味しく食べられないものが出て、懲りたこともある。いまは誤嚥のリスクはほぼ無いのであるが塩分を減らすため味噌汁は取らない、食事中は水かお茶。
 お菓子類は昔はチョコなど好きで、仕事の昼前やおやつでけっこう食べた。いまは日中は家に居るので、ついつい間食してしまいそうだが、家事労働くらいしかして運動をしてないので、基本は昼食もあまり多く食べないし、間食も低カロリーな菓子類のみ一口二口ぐらい。
 夕食は、主夫見習いの身なので作ることが多くなったのだが、野菜中心。肉は高タンパク低カロリーの鶏胸肉などはたくさん食べるよう心がけているが総量も満腹までは決して食べない、残して次の日。夜はご飯(米)は必ず。そして薄味気味になったが、味や調理を否定されてもあまり腹が立たない、なぜだろう・・

つづく、

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まつ@ワレンベルグな日々、時々No+e日記
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