見出し画像

半年ぶりのイタ飯、当たり前の有り難み、脳梗塞23ヶ月め

◇概要◇

5月にいった絶品イタ飯屋にアポなし再訪、そして久しぶりの嫁さんと買い物。半年前といえば、、

ワレンベルグ症候群という脳梗塞の一種を突然発症したのは、2022年末の大晦日、緊急搬送だった。そのまま年が明け2023年初から寝たきり状態、少しずつ回復し4月に退院。療養し、一年後2024年4月から再就職、社会復帰もぼちぼちと。
<この記事はアフィリエイト広告(もしもアフェリエイト)掲載しています>
4月より役所の出先機関(とある施設)でのパート事務職員(公務員扱い、一年契約)となった自分。
2022年大晦日の脳梗塞発症、そこから1年と11 ヶ月目の今
ーーリンクーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はてなブログ・・「脳梗塞 ワレンベルグな日々」は、日々感じたこと
ワレンベルグのパート生活(脳梗塞の狂想曲)」は、この4月から始まったパート就職後の変化を綴っている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◇すれ違い夫婦、約半年ぶり、絶品のイタメシ屋◇

平日の火曜10月29日、ようやく嫁の休みの日と自分の休みが重なる。久しぶりにメシでも食いに出かけることになった、9月に韓国メシに行ってから2ヶ月以上あいている。

嫁はここずっと平日は、仕事の後に夕食を実家で、土日や仕事で無ければ終日ほぼ実家で過ごす。義妹と協力して認知症の義母の世話があり、家を空けることが多くなっている。仕方ない。
遡れば10月に入ってから、義父の容態急変そして死去、その後(自分の帰省もあって、すれ違いも多く)は、ばたばたと日々が過ぎていったのだ。

久しぶりの隣町、ここへ久しぶりに来ると、平日ということもあり、ダメ元かつアポなしでお気に入りのイタリアンに行きたくなった。数ヶ月ぶりだなとは思ったが、約半年ぶりだった(その前回は、数年ぶりだった)。

席は、運良く取れた。お気に入りなのは気取らず、旨いからだ。
何を食べてもハズレはない。今回は軽めのパスタランチ。
嫁さんも大満足。しょっちゅうは来れないけど、逆にここへ来ると、生きていて良かった、旨いモノが二人で楽しめる、という当たり前の有り難みを感じるのだ。
脳梗塞で丸2ヶ月、食事はおろか唾液すら飲み込めない体になって、離れて暮らしていた嫁さんに心配掛けたのは、23ヶ月前。

(今回の写真、上が前菜、左がパスタ・・右は前回のフルコース)

◇半年前といえば、、◇

この店で最後に食べたのは5月。4月に今の職場(公共施設のパート職員)にお世話になって、まだ間もない頃だ。
仕事も、全然出来なくて、覚えることは腐るほどあって、脳梗塞明けで、体も脳もついていける自信がなかった、正直。
それが今や、何とかやっている。職場の一員として(一人前とはまだ・・)
後遺症の顔左や右脚の痺れ、こわばりを抱えながら、土日祝日出勤は普通、時差勤務も含めて、変則週休二日の7時間勤務を他の先輩パート従業員同様こなしている、もちろん教わることも多く、仕事のレベルや習熟度はまだまだだが。
それでも、9月からは、他支社での一人勤務や社有車を運転しての6箇所配送業務など、独り仕事もぼちぼち任されるようなこの頃だ。

脳梗塞(の寝たきり)、ワレンベルグ、嚥下障害になった23ヶ月前。
そこから、歩けるようになり、食べれるようになり、4ヶ月後には退院、家での普通の生活。体力さえ戻れば完全復活か!と思いきや、退院後の後遺症が強くなり、苦しみ、いろいろ葛藤の日々があった。
勤めていた仕事は退職となっていて、その後退院出来たが、そこから今の職場で勤め始められるようになるまで、約一年。
療養しながら、痛みが治ってから働きたいと思っていたし、働くんだったらフルタイムじゃなきゃダメだ、と脳梗塞前の姿の理想(夢)を追いかけていたのだ。
年末に1社、年度末までに3社の就職試験(フルタイム)を受けたが、年齢と脳梗塞を患った後ということもあってか、ことごとく落ち、厳しい現実を突きつけられる(そもそも仮に受かってもフルタイムの勤務が持つかどうか怪しかった)。
実際、後遺症の痛み、フラつきについても回復メドは立たず、葛藤しながら年を跨いでいった。

理想を捨てきれないまま、しかし最終的には線引きする。まずは後遺症と向き合いながら働けるかどうか、年明けに短期事務アルバイト6時間から始めた、約1か月半勤め上げた(その間フルタイム2社に連続で落ち、諦めもついた)。
そして結果的には、そのことが就業に対する自信、何としても働きたいという意欲になり、その実績が就職にも繋がった。4月採用のパート事務に応募し、運良く?採用され、今の公共の施設の仕事(一年契約、パート)が始まった。
だが初日から大汗、前のアルバイトが楽すぎたようだ。
最初は、仕事の多さや多様さに参った、毎日クタクタだった。続かないかもと何度も思った。
それでもこの仕事を始めて半年、あっというまに過ぎ、慣れてきた。
仕事がリハビリだ!といいつつも、後遺症は一進一退、痛いときもある、
回復のメドは依然なし。
でも働きながら付き合っていくしかないと今は思える。

色々だが、再び働けるようになり今日、少し落ち着きつつある日常の、有り難みを感じながら、いよいよ年末に向かっている11月。
つづく

いいなと思ったら応援しよう!

まつ@ワレンベルグな日々、時々No+e日記
つたない文章で恐縮なのですが、もしチップをいただけたら励みになります。 こんな文章でも読んでいただいただけるだけで、ありがたく思います。 スキが増えるよう未熟ですが、がんばっていきます。