日記（49日目） サロメ、巡り合わせ
【変】何となく日記、ただし、主テーマは再就職。・・書くことを続けたいので・・。
週末日曜、朝かなり冷えたようだ。薄い長袖を羽織って起きる、7時。
原田マハさんの｢サロメ｣、昨晩読み終える。けっこうエグい。
聖書の中のいわばタブー的話である狂気の娘｢サロメ王女｣のエピソードを、戯曲化して名声を得ようとする劇作家の男（性的倒錯者）と挿絵で畏怖的才能を見い出された天才画家の青年、及び巡り合わせた人々の狂気の物語。
芸能事務所トップの性的嗜好による狂気の事件が世間の話題のまさにこの時
になぜ、こういう本を図書館で選び、ハマるのか、、巡り合わせがコワい。
義父である王を妖しく惑わせ、聖人ヨハネの首をはねさせ、その生首に接吻をしようとするサロメ。残忍性とエロス、絵に滲み出てるような。
脳梗塞後遺症リハビリ。日課の｢上半身ウォーク｣、8時過ぎている。外は更に寒く体が意外と動かない。脳と手足のつながりをいつもより意識し、歩き始める、フラつきが今朝もやはり残っている。
歩きながら左右そして上下に首をふる。サイドステップ／後ろ歩きを組み合わせながら、早足気味に。仕上げは駆け足で最初は軽くゆっくり目、徐々に両足に力入れ強く駆ける。駆け足がだいぶ慣れたかな、少しフラつくけど。
帰宅後のオーディオルームでのスクワットやストレッチ、開脚のバランス。
フラつきそのものが無くなる感触は、まだ漠としている、残念ながら。
逆に、エアコンが弱くなったせいもあり、左顔の冷え痺れは収まってきつつある。右脚の痺れは相変わらず昼食夕食後は特にひどく、薬で抑えている感じ。右脚全体の血流がおかしく感じる、でも実際は脳の誤信号である。
これらは無くなるモノと言わず、｢付き合っていかないといけない、墓まで持って行くものかもしれない｣と医者に言われている。
でも、それら後遺症を意識と体全体で支えて就業、となると、更に
異なる環境や周囲と合わせる余力というか、精神力や持久力が要る感じ。
就職状況だが、日課のハローワーク募集ページに目を通す、検索条件は固定、募集の条件や業態、変化点はなし。9月も来週で終わり来週から10月。
いよいよ今年も残すところ3ヶ月ちょいだが、焦っても仕方ない。
さて来週は、図書館への返却と南極白クマ号の愛車点検（鹿児島で初）である。そして、
かかりつけ医以外でのいわゆる通所リハビリ先も、少し進めたいので隣市の病院に行くかも入れない。後遺症が少しでも軽くなる方策、後遺症と運命に抗う。
（1041文字）
…蛇足と思いつつ、巡り合わせ に少し思うところ・・
脳梗塞で、特に半身麻痺とかの重傷の患者の方に比べて、自分は梗塞部が小さく、運や支えてくれるヒトに恵まれ、no+e冒頭にあるように、何とか普通に近い生活と運動能力を4ヶ月位で回復でき、9ヶ月目の今に至っている。
これ以上、（回復そして就職まで）執着するのは（年寄りのくせに）欲張りだ、と思われるかも知れない。そうだとしたら申し訳ない。我が儘なじじいの配慮無い表現、お気に障る内容があったなら申し訳ない。
でも3年前に転職し、上手く行きかけてた仕事、突然の病気のせいであえなく退職。嘱託だったとはいえ、やり甲斐もあり評価もされ、ライフワークだった。仲間との一方的別れ、全て尻拭いしてもらった申し訳なさ、もちろん入院当時、寝たきりから始まり、不幸のどん底を味わった。
輝いていた自信も、病気という災難で一瞬で消えてしまった。
いま無職中、ささやかな愉しみを見つけては一喜一憂、でも本来は、、
働くことで生かされ、満たされる自分がいる。
病気という災難は自分だけでない、他の人にもある、もっと大きい災難のヒトは回復もままならない。自分が災難から（早期に）救われてたことを感謝し、他の人の病気の痛みも理解し、少しでも回復することを祈り思うよう、今後もno+eを続けたい。
自分には、自堕落しないためでも有るが、就職という目標を諦めていない、ただし後遺症がそれを難しくしている。そこを少しでも改善できれば、仕事の選択肢が広くなり、働き方の制約が緩くなる。
前職のような仕事に再び就くこと難しいかも知れないが、まず今の自分で出来る（給与水準が抑えられた、一年契約みたいな）仕事に就くことから、段階的にやっていく。いつまで働けるかも未知数だ。
運命かも知れない病には倒れたが、就職するところまで運命に抗い、人生の針を戻してから墓に。後遺症を持ったまま墓に入るとしても。
なにも65歳まで国の年金制度に従って働きたいのではない、また働けるかどうかも今はわからない。というよりは、このまま、療養のまま（働けずに）余生に入るのは、悔しすぎる（経済的にも無理だと妻が言う、寝たきりになったとき、妻に捨てられなかっただけでも本来ありがたいが、、）
つづく（2000文字）
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