予定外の韓国料理、古着でもユニクロ、脳梗塞21ヶ月目
◇概要◇
９月に入り仕事のヤマを越え、日曜の休み。とんかつを食べに隣町へ行ったが臨時休業、仕方なく向かいの韓国料理へ。しかし期待以上に旨かったサムギョプサル。セカストと業務スーパーで買い物して思うこと。
ワレンベルグ症候群という脳梗塞の一種を突然発症したのは、2022年末の大晦日、緊急搬送だった。そのまま年が明け2023年初から寝たきり状態、少しずつ回復し4月に退院。療養し一年後2024年4月から再就職、社会復帰もぼちぼちと。
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４月より役所の出先機関（とある施設）でのパート事務職員（公務員扱い、一年契約）となった自分。
2022年大晦日の脳梗塞発症、そこから１年と9ヶ月目の今。
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はてなブログ・・｢脳梗塞 ワレンベルグな日々｣は、日々感じたこと
｢ワレンベルグのパート生活（脳梗塞の狂想曲）｣は、この4月から始まったパート就職後の変化を綴っている。
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◇蔵書点検がほぼ一段落ついて、嫁と昼飯を食いに出かける◇
仕事のほうは、別記事の通り、年に一度の業務が回ってきて、疲れた。
９月８日（日曜日）。嫁も休みで、久しぶりに昼飯と買い物に隣町へ。
気温は３２℃とカラッとしているが、11時、陽射しが憎たらしいほど強烈に照らして暑い。暑い時は何を食べる？と考えて、なぜか、とんかつ。
久しぶりに、昼は〇〇のとんかつ！と決めて出かける。人気店だ。
webのランキングサイトを確認しておいたが、本日日曜は当然休みではなく｢営業中｣と書いてあった、しかし騙された。店に着くと本日休業の張り紙。
◇ツイているのか、ツイてないのか◇
その次もフラれて、結局、意図してない向かいの韓国料理屋へ。
韓国（料理）に行ったのはもう5，6年前か。メニューもあんまり詳しくない、おそるおそる｢韓国風焼き肉｣とあるサムギョプサルをたのむ。
（食いそびれたとんかつ、を引きずって）、
嫁は手堅く、あるいは切り換えが早く、石焼きビビンバ。
先に私の焼き肉がきた、ウマソウだ。豚バラの脂の匂い。たまらん。
脂質、これこそが太る元凶だが、一緒に盛られた緑の野菜が、減量中の罪悪感を少し和らげる、まぁ気休めだ、トッポギ（炭水化物）も追加する。
味は、ひじょうに上品で、なかなかだ。添えられているご飯も手抜きなし。料理もだが清潔で明るい店内、接客、言葉使いが丁寧で好感、居心地よい。辛すぎないのが自分ら50代のそれほど韓国料理に慣れてない者にはちょうど良い。11時半前に入店、12時には店はすぐ満員になったのも納得だ。
とんかつは食べ損ねたが、新規開拓、自分らは、結局ツイていたのだった。
◇昼飯後はお決まりのセカスト、業務スーパーで買い物◇
嫁と行くのは、結構久しぶりかもしれない。お決まりのセカストへ。
衣類のコーナーはすでに、秋冬物に半分以上が置き換わっていた、店は当然季節を先取りしている。当然、自分の狙いは、処分価格の夏物だ。
ところが、今日は日曜だ、あまりこれと言ったものが残っていなかった。それでも丁寧に探す。
前にも書いたが、古着（で自分が手を出せる範囲のもの）が最近、質が悪く感じるし、自分が着こなせるものにも、出会わなくなってきている。古着のこなれたビンテージ感や唯一無二の自分の世界、が古着のよさの大半だと思いながら。
いや、単に自分が少しでも冒険しなくなったのか、歳のせいもあるだろう。
その後、業務スーパーで野菜や冷凍食品、珈琲豆などを買う。最近は、家の近所にもあるディスカウントドラッグチェーンのコスモスの攻めの商売にすっかりやられている夫婦であり、業務スーパーも一時の勢い（驚き）が無くなっている。
いつまでも勝ち続けることは難しい。高齢化、好みの多様化や変化、移ろいやすい時代だ。
◇結局、ユニクロかよ、様々な価値観◇
セカストでは、そこそこ探して、生地のしっかりした、ダメージの少ない、サイズ感が自分（と時流にも）合っている、色使いもシルエットも落ち着いた、着回し効きそうなもの、で安いもの（長袖シャツとチノパンだが）を買った。
2つで1600円、よく見るとユニクロ？である、およっ、自分（のファンション感覚）はおかしいんだろうか？
古着で良いとする趣味は変わらないが、古着の一点モノという価値観に対して、ユニクロは大量生産のファスト衣料、対極のはずなんだが。。
たくさんの古着の中から、いいと思ったらそれがユニクロ。(だったら最初からユニクロで新品を買えばいいのにと皆が思うだろう、古着のユニクロが何故？)
脳梗塞を患って、体型も、価値観も好みも変わってしまったようだ。
脳梗塞後に体は一気に痩せ衰えてしまった、がしっとしたモノが似合っていたのはもう過去の話。例えばTシャツなんて、Lサイズ以上、体が入れば何でもそこそこサマになった肉体（と若さ）がもうない、着こなせない。
逆にぴったり体の（細い）ラインが強調して出てしまうようなシルエットは、貧相に見え、若しくはおじさんが着ると無理してる感と一気に一昔前感がでてイタい感じ、逆に今風の大きめルーズでも肩が落ちているように見えるモノは、おじいの体の貧相が強調されて映り、似合わない（と感じる）。
ほどほどのサイズ感、無難なシルエットがいい。少し前に売っていたユニクロがこれに当たる。最新ではなく、少し古いのがいい。
脳梗塞でスマートになった分、今まで着れなかったMサイズの洋服がけっこう着れる、しかし（体が少し窶れて見えることに,よりナーバスな為）脳梗塞後のほうが、(服の選択肢は巾広いはずだが)、逆に着るモノを（とくにサイズ感とシルエットを重視して）選ぶようになったかもしれない。
（その結果が、ユニクロかよ・・）
おじさんの好みや価値観もどんどん複雑化し変化していく世の中だ。
それにしても暑い。気候変動も厳しい昨今、買い物もほどほどにして家路につく。
つづく