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love letter / JUDITH HOTEL

8年も不眠症に苦しむ主人公レミが、人生を変えたくて予約した大人気ホテル。「悩める人々を解放する」と評価の高いホテルで、レミの願いは叶うのか?

映画「JUDITH HOTEL」へ。

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死は、救済なのでしょうか?


眠れない日々がまた、やってきてしまった。どうやらこの病気とは一生寄り添っていくみたい。病院に行かなきゃなぁと思いながらSNSを眺めていた時に、偶然見つけました。

しかしレミ。めちゃくちゃ顔色わるいね。大丈夫か。

ホテルには、虚勢を張る女、青ペンを食べる男、紙袋をかぶった男。いろんな人がいましたね。みんな何かに執着していて、もう自力では手放せなくなってしまったのか。それと自分を切り離してもらうためにホテルに来ているように見えました。

生きることが執着なら、死は救済でしょうか。

虚勢女、青ペン男、不眠症男レミ。お望みの結果なはずなのに、 みんなそれぞれ死との向き合い方はバラバラ。レミ…。レミは最初からホテル側と意思疎通が取れずに、最後まで思い通りにならない。ずっと望んでいた、永遠の眠りを手に入れたのに。何か取り返しのつかないことに気づいたような、浮かない顔をして。

こうして俯瞰してみると、死はむしろ、別の何かの始まりのようですね。もしかすると死は、生き続けることと似たようなものかもしれない。

わたしはどうだろう、このホテルに泊まるかな。その時わたしは何に執着して、何から逃れたいのだろう。少しだけその先をみたいと思いました。

映画を見たのが深夜3時で、アルコールが入っていたからか。朝が来ても、夢なのか現実なのか区別がつかなくて、世界中でわたしだけフワフワしているようでした。わたし死んじゃったのかも、とさえ思った。

「出発時刻は奇数?偶数?」というわけのわからない質問や奇妙な料理、知り合いにいないタイプの人物たちも、今はなんだか心地よい。まだ友武器は選べそうにないけれど、午前2時にちょっとだけお邪魔したいものです。


最後になりますが「ハッ!あの男に青ペン食べさせよう!」と決めたスタッフは誰ですか?その人が1番怖い。

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