love letter / the half of it
アメフト男子に頼まれて、ラブレターを代筆することになった成績優秀なエリー。その相手はエリーが思いを寄せる美少女アスターだった。
映画「the half of it」へ。
----------
うまく言葉にできなくて口をつぐんだり、伝えることを諦めたりしてきた人をたくさん知っています。
今は言葉を引用することも簡単になり、ボタン1つでシェアができるようになりました。さらに写真や動画で表現することができれば、言語の壁も飛び越えて、感情や印象をたくさんの情報と共に相手に伝えられます。
だからなのか、「言葉はいらない」という言葉を聞くことが多くなった気がします。人それぞれなので良いと思いますが、言葉が好きな人間としては毎度落ち込んでしまいます。(傷が深すぎて1日寝込んでしまう。どうにかして、自分。)
高い解像度で伝えたいときや、失敗したくないとき、かっこよくキメたいとき。そんな時はたしかに、正しく強い言葉を並べようと探したりしてしまいます。誰だって最初は誰かの言葉を借りないと組み立てられないし、なかなか思うようにうまく意味が伝わらないですね、ポール。
それでも。
自分の言葉で伝えることの美しさよ。
上手に気持ちを渡せなくても、効率が悪くても、生産性がなくっても。誰かが一生懸命考えて選ぶ言葉は美しいですね、アスター。
わたしも最近はなかなか言葉に残しておくことができなかったものだから、久々に書く手紙に時間がかかってしまいました。でもこの映画と出会えてよかったです。ベタだけど、やっぱり言葉って良いですね、エリー。
play your song. 時間がかかるなら、いつまでも待ってくれるでしょう?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?