就活でお悩みのあなたへ/ちょっと違った方法を検討してみた。

一口に就職活動といっても、大学・高校等の新卒者の場合、中途採用、リストラ再就職とパターンがわかれます。

1、Web、雑誌、折り込みなどで会社情報(概要、職種、待遇)を集める

2、1のなかから、希望の会社に応募(あるいは全ての会社に応募)

3、回答のあった会社にセミナーや面接で双方の感触を確認する

4、採用試験

5、合・否 

といった流れが一般的なところだと思います。


このタイトルに興味を持って見ていただいている方は、希望の会社が見つからない(職種、待遇がマッチしない)か、採用試験に落ち続けているといった方が多いのではないでしょうか?

(ここまで、ですます調で来ましたが、やめにします)

少し見方を変えて、採用側にたって考えてみる。募集している理由は・・・

1、作業員が足りない(低賃金でだれでも良い、辞められたら補充)

2、将来の幹部候補(レベル高く、条件たくさん)

3、定年退職者の補填(新人は人件費抑制になるので、レベルなどはそこそこの条件で妥協。人数をそろえる。)

みたいな感じ。いくら希望の会社や職種があっても、年度の事業計画で採用計画がなければ100%無理。採用担当も数名~と少数で、数千~万の応募をさばくので、システム的に処理する必要がある。エントリーの段階で、学歴、性別、年齢、でふるいにかけざるを得ない。またアピールなどは文字数、キーワード、地雷ワード?で選別しているはず。

OB訪問や先輩の採用実績がある場合でも、その人物が会社内で評価が低ければ、逆効果になる場合だってある。社内に学閥(いまだに!)が実際にある。

そもそも、ほとんどの人が就職課の指示とおりの戦略をとれば、必然的にあなたは多数の中に埋もれてしまう。(トップ、ビリの成績とか、フォロワ―100万人、みたいな突き抜けたものが「数字・実績」としてなければ)

であれば、当然別の戦略を検討する。

まず、あなたの思い、良さをトップ(キーマン)に知ってもらう必要がある。

目標とする企業が決まっていないなら、タウンページ等も活用して、全ての企業の経営者に封書をだす。(封書の送料は84円なので費用対効果を十分考えて!!)

上場企業を目標にしているなら、大書店で有価証券報告書を見れば役員名、経歴が出ている。ターゲットとなる人物に封書をだす。(封書は84円なので費用対効果を十分考えて!!)

宛先は必ず個人名にする。個人名を書かないとほぼNG。

例:AA株式会社代表取締役BB様のように

大会社は秘書や総務が、開封する場合がほとんどなので、採用依頼を感じさせないようにする。また「親展」と朱書きを忘れずに。使用する封筒(質感・色)にも配慮する。切手は記念切手で浮世絵や版画、日本画が良い。

希望会社にとって、あなたを採用することのメリット、今のあなたが考えうる全ての提案(新規案件・従来事業の改善など身近でその会社の製品やサービス、CMなどを利用する機会があればそれに対する意見でもよいかも)、他の候補より突き抜けている点、意気込み、ここまでの苦労、切実な思い、なんでもよい。 とにかく、人の心を動かし、秘書や総務など、最初に開封した人がターゲットに取り次ぐ様に、最善を尽くすしかない。

まずは1次予選を通過することが大前提。A案で10社程度出す。無反応ならB案で10社、C案といった感じで小出しでいろいろ試す。(当然、改良A+改良B=Cのような感じ)

次案。希望会社の取引先(お客様)を調べ、そこのキーマンに上記方法でアタックし、希望会社への推薦をしてもらう。取引先の役員の娘さんが総務などにコネ入社するのは、よくある話。(これは実際に普通にある。)

次。所属大学の全ての先生にあたり、コネがないか確認。

次。ハローワークに行き、担当者に近隣の大会社の部長・役員クラスで最近定年になった人を知らないか聞く。(紹介してもらう。)

次。大学近辺(希望する就職地など)の商工会議所に行き、その地域の会社の社長・役員クラスを紹介してもらう。

次。近所の床屋でその地域の会社の社長・役員クラスを紹介してもらう。

次。家族、親戚、友人、にあたり、コネがないか確認。

封書は200通を目安に。効果がない場合は封筒か、中身の文面に問題がある。または、企業側のこの手の手法の防御システムにはまっている。会社に電話して、対応した秘書などに取り次ぎを依頼するか、突破方法を聞く。

ここまででわかる通り、SNSのアナログ版を中心に、顔合わせのステージにどう進むかを検討した。ほぼ飛び込み営業的な要素だ。社会に出れば、新規顧客開拓は必須なので役に立つ。お金や人生がかかっている話なので、双方が信用に値するのか見極めるのに、いろいろ手順を踏んで確認しましょうという話だ。

大学1~2年で執行猶予のある方は、早めに自分をブランド化してマネタイズしたほうが、就職する必要もなくなるし、良いと思う。

なお、ここに記載した方法は神田昌典氏の著書を参考にして、実際にダイレクトメールで営業(アンケート実施など)した経験を一部流用している。私の経験では文面や提案内容によるが、2~15%の反応だった。0%の反応の場合は数を増やすのは無駄。修正に注力する必要がある。

精神的な励ましを必要とするなら、斎藤一人氏の著書が最適。会社に入ってからも役立ち、出世間違いなし。

今、すでに十分頑張っていると思うので、悩まず、良い食事、休養をとって、努力する方向性をちょっと変える。試す。ダメなら戻す。更に工夫する。工夫と小さな成功(上手くいかないことが分かった)の連続。

日本の会社は5~600万社。海外含めばもっとある。どこかにマッチする会社が1社はあるはず。体は1つしかないのだから、1社あれば十分でしょう。今の経験は将来きっと役に立つ(あの時、これだけ頑張れたのだから、という自信:これが有るか無いかは大きい)。

ちょっと長くなった。

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