「色」で写真熱を思い出そう
先日、「いい写真を撮りたい」熱が下がってしまっている自分が気が付きました。
そのときの記事はこちら。
(カメラを持ち出さなくなったのは本当にiphoneのせいなのだろうか?)
たぶん写真にハマった方はほとんどの方がそうだと思いますが、写真を撮りはじめたときは、ファインダー越しに見る景色がなんでも新鮮でした。
あらゆるものにカメラを向けていたし、出来上がった写真を見てさらに感動。
「こんな風に写るんだ」という驚きばかりでした。
20年かけて写真を撮っていると、撮ってないシーンの方がどんどん少なくなっていきます。
いろんなものをひと通り撮ってしまうと、
「あ、こんな感じの景色、前撮った」
という思いがよぎったり、
どんな仕上がりの写真になるかのイメージが見えたりして、シャッターを押すことが減っていくのです。
以前は、部屋の中ですら被写体だらけに見えていました。
最近はiPhoneで飼い猫の写真ばかり撮っております。ニャ。
先日、あるサイトを見たときに、
「フイルムの色味を再現をするには設定をこう変える」
というレシピがありました。
塩大さじ1・砂糖小さじ2というように、
シャドーを-2・ホワイトバランスのREDを+2というように細かい設定を変更すると、
たとえば、コダックのポートラ400というフイルムの色っぽくなる、という具合です。
まさに「レシピ」でした。
富士フイルムのカメラには、もともと「フィルムシミュレーション」というものが入っています。
「プロビア」「ベルビア」「アスティア」「クラシッククローム」などなど。
フイルムの種類にこだわって写真を撮っていた世代の方にはたまらない機能です。
わたしは、フイルムそこまでのこだわりはなかったので、最初は「フィルムシミュレーション」の機能は、「へー-(棒読み)」くらいなものでした。
しかし、今は、新機種の1番の楽しみは、どんな新しいフィルムシュミレーションが搭載されるのか?になっております。
今、気になっているのは「ノスタルジックネガ」。
しかし、このフイルムシミュレーションは、ワンクラス上のシリーズの一部の機種にしか搭載されておらず、ハンカチをかんで悔しがっています。
(※ ワンクラス上のシリーズとは、センサーサイズがフルサイズ以上であるGFXシリーズのことです。高いです。カメラも大きいです。わたしなんぞは手が出ません)
ということで、レシピをみながら「ノスタルジックネガ」を作ってみよう。
(※ レシピが載っているサイトはここです。アプリ版も用意されてます。英語版なのでブラウザの自動翻訳で読みました)
https://fujixweekly.com/
これがノーマルな感じ。
次の写真が、レシピ見て設定を変更したノスタルジックネガ風。
適した被写体じゃなかったかもしれません。
なんとなくでも伝わればいいのですが…。
インスタグラムも写真をアップするときに、いろいろなフィルターがありますもんね。
でもあんまり色を変にいじくり過ぎると、その写真の賞味期限みたいなものが早く切れてしまうような感じもあります。
味の濃い料理は一口目はうまいけど、食べ終わるころには、もうこれ食べなくていいかな…となってしまいますので、さじ加減も大事です。
レシピですね、ほんとに。
色に変化をつけてみて、写真熱を上げてみようと思います。