わりとどうしようもない
「コロナ」という単語を1日に何度耳にしただろう。
昔の車の名前としてくらいしか聞かない言葉が、今ではお化けのような響きを持っている。
今の状況では、テレビやインターネットを全て見ないようにして家の中に引きこもるのが正解なんだろう。
言うのは簡単だけれど、実行するのはとても難しい。
知りたい、出たい、会いたい。人間としての欲求がリスクになってしまう。
僕はもともと鬱を抱えているのだけど、最近はシャキッとしている。
これはとてもよくない。
ある意味では鬱で動けない方が安定してるし安全だ。
気持ちのジェットコースターは下りが怖い。安全バーはついていない。
もう、仕方ないんじゃないの?…と思うようになってきた。
完全に世界から引きこもれる人なんてなかなかいない。
どれだけ気をつけてもリスクは常にある。もちろん気をつけることはとてもいいことだけど。
こういう時は「許す」ことが大切だ。自分も許すし、他人も許す。
世界を、あるいは人生も許す。
腹は立つけど仕方ない。
人間は完璧などでは決してない、
人類にしてはよく頑張ってる方だ。
明日のことはわからない。もともとわからないけど、もっとわからない。
こんな時はあまり深く考えない方がいい。一生懸命暇を潰そう。
どうしようもないけど、それでも生きているのは偉い。あなたはよく頑張ってる。少しだけでもいい、自分を甘やかしてあげよう。