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OLD_MVPインタビューで撃沈(リーンスタートアップ実践記 chap.7)
前回:「バージョン1.0のリリース」に向けて(リーンスタートアップ実践記 chap.6)
気づいたら久しぶりの投稿に。
文章自体は7月末に書いたものの、いろいろな言い訳をして今日まで封印してました…。
おさらい:
トピックでつながるWebサービス Kickake(きっかけ)を孤独に開発しています。
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MVPインタビュー!撃沈!
前回の記事で、アクティベーションまでの流れが重要だよねという話をしました。今回は実際に『実践リーンスタートアップ』の「MVPインタビュー」の章を参考に、アクティベーションまでの流れを検証すべく、インタビューを行いました。
緊張の一発目。
時間は限られてはいたものの、ある程度は自分が納得できる広告とLPを制作していました。しかし...
「そもそもどういうサービスかわからなかった」
「具体的にどう使うのかイメージがわかない」
ソリューションインタビューがそこそこうまくいったこともあり、結構ショックを受けました。一人で開発しているので、成果物へのネガティブな評価=自分への評価と感じてしまうところもあります。心臓を撃ち抜かれる気分です。
ゾンビメンタルなので大丈夫ですが…
指摘の共通点を探る
アクティベーションは、Twitter広告(あるテーマに関する特集)→LP→ユーザー登録という流れで考えました。その特集ページから入ることもあり、アプリの説明はおまけといった状態でした。
そのこともあってか、このアプリは一体全体何なんだ?と疑問だけ抱かせてしまったようです。
しかし、特集ページ内でもある程度の説明はしているはずで、ソリューションインタビューでは理解してもらえたのになぜLPで理解してもらえないんだろうかと不思議な思いでした。
よくよく考えると、口頭での説明ではしっかり伝えていて、LPでは説明できていなかったことがあったのです。
それは、共感性のある課題です。
実はピボット前のプロダクトでも同じように悩み、この共感性ある課題を提示したことで、ユーザーの反応が大きく変わったことがありました。
(アプリは他のTwitterユーザーとつながるアプリなので)他の人とつながるなら「Twitterでいいじゃん」とコメントを何度かいただきました。本当に心が痛かったのですが、よく考えたらシンプルに「使う理由」がわからないんですよね。
LPを見た人からすれば、得体の知れない怪しいサービスでしかなく、重い腰を上げて使うほどの「使う理由」(より正確に言うと「使い始める理由」)を理解していただく必要があります。
ということで、共感性ある課題を提示→それを解決できるよという順でLPの見せ方を変えてみました。すると、次のインタビューではLPを読んでいただいたときに「あ~」と(たぶん)共感を声で表現していただくことができました。
簡単なことなんですが、いつの間にか開発者目線から抜け出せなくなり、ユーザー目線が抜け落ちるとこういうことが起こるんですよね。
「人が欲しがるものを作る」という原則は、一見当たり前には見えるものの、いざ作り手になると実践するのがかなり難しいことに気づく。「(あなたの思う)あるべきものを作る」にすり替わっていることに、あなたは自分の力で気づけるだろうか........
— N. Matsuo | 事業開発 (@kickake5296) August 3, 2022
そしてβ版リリースへ
一旦8人へのインタビューを終え、いよいよ某所でβ版リリースを始めます。最新状況でいうと悪い予感は的中し(次の記事で書く?)、仕切り直すことになりました。
も、もう失敗できないんだよ……。