MQL5でEA開発 68 有効証拠金の下限の設定
有効証拠金の下限の設定
有効証拠金の下限の設定をします。
有効証拠金が下限を下回ったら新規注文を出せないようにします。
EAが注文を大量に出したり、短期間で大量に売買を繰り返したりするなど想定外の動きをすると、大きな損失になりかねません。
そこで、有効証拠金が下限を下回ったら新規注文を出せないようにすれば安全です。
単に有効証拠金がここまで減ったらトレードを一時停止したいというときにも使えます。
ここではAccountInfoDouble関数を使用しました。
サンプルコード
void OnTick()
{
double min_equity=2500000.0; // 有効証拠金の下限
if(AccountInfoDouble(ACCOUNT_EQUITY)>=min_equity)
Print("新規注文を出します。");
}
メッセージ
バックテストの設定では300万円を入金しています。
まだトレードはしていないので、有効証拠金は300万円のままです。
有効証拠金の下限は250万円なので新規注文は出されます。
ここで入金を249万9999円に設定して、もう一度実行してみて下さい。
すると、何も出力されません。
このように、有効証拠金が下限を下回ると新規注文が出せなくなることが分かります。