MQL5でEA開発 71 groupキーワード

groupキーワード

groupキーワードはInput関数をグループ分けしたいときに使います。

単純に見た目だけのもので、実質的な機能はありません。

「input group "文字列"」としてグループを区切ります。

サンプルコード

input group "----- テクニカル指標の設定 -----"
input int SlowPeriod=20;  // 長期期間
input int FastPeriod=10;  // 短期期間
input group "----- 資金管理の設定 -----"
input double SL=2.0;  // ストップロス(N単位)
input double EquityForUnit=300.0;  // ユニット計算のための有効証拠金(万円)
input group "----- 安全装置の設定 -----"
input double MaxLot=1.0;  // ロット数の上限
input double MinEquity=250.0;  // 有効証拠金の下限(万円)
input int OrderInterval=60; // 注文間隔(秒)
input bool AllowBuyEntry=true;  // 買いエントリーの許可
input bool AllowSellEntry=true;  // 売りエントリーの許可

void OnTick()
  {
   Print("長期期間=",SlowPeriod);
   Print("短期期間=",FastPeriod);
   Print("ストップロス(N単位)=",SL);
   Print("ユニット計算のための有効証拠金(万円)=",EquityForUnit);
   Print("ロット数の上限=",MaxLot);
   Print("有効証拠金の下限(万円)=",MinEquity);
   Print("注文間隔(秒)=",OrderInterval);
   Print("買いエントリーの許可=",AllowBuyEntry);
   Print("売りエントリーの許可=",AllowSellEntry);
  }

Input関数を「テクニカル指標の設定」、「資金管理の設定」、「安全装置の設定」の3つのグループに分けてみました。

それ以外は前回の記事と同じ内容のコードです。

「メッセージ」も同じなので省略します。

コンパイルすると

コンパイルしたら、「ストラテジーテスター」の「パラメータ」タブを開いてみて下さい。

Input変数が「テクニカル指標の設定」、「資金管理の設定」、「安全装置の設定」の3つのグループに分けられていることが分かります。

例えば「----- テクニカル指標の設定 -----」の部分を何度かダブルクリックしてみて下さい。

「長期期間」と「短期期間」が隠れたり、表示されたりすることが分かります。

ただ、それだけです(笑)

しかし、見やすくはなったと思います。

チャート上で稼働しているEAの場合、チャートを右クリックし、「エキスパートリスト」を選択します。

次に「エキスパート」でEAを選択し、「プロパティ」ボタンをクリックします。

「インプット」タブを開くと、Input変数が3つのグループに分けられているのが分かります。

しかし、ダブルクリックでグループを隠したり表示させたりはできないようです。

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