ゼロベースで考えられない奴が感謝を忘れる
働く人皆への感謝を忘れないこと
「医者にかかれば治してもらえるのが当たり前。だって金払ってるもん。」
こんな考えを持つ人をどう思うだろうか?あるいは、「高齢者はコロナで重症化しやすいから、先にワクチンを打つのが当たり前。」そんな考えも。確かに、それぞれ一理あるかもしれないが、「当たり前」という言葉の裏にある大切なものが見えなくなっているように思える。
病院が存在し、医療が成り立つまでには、長い歴史がある。まず命を守る志を持った人々がいた。過去には治療法も薬もなく、苦しみながら命を落とすしかなかった時代があった。その中で、命を懸けて研究し、創薬し、医療の基礎を築いた人々がいる。その努力がなければ、今私たちが享受している医療は存在しなかった。
医師や研究者だけではない。薬を製造し、届ける人々。病院を支えるスタッフ。彼ら一人一人の献身があってこそ、医療というシステムが成り立っている。確かに金銭のやり取りは存在するが、それを超えた「思いやり」や「使命感」が彼らを動かしていることを忘れてはいけない。
現代の医者にも感謝しよう。そして、昔の人々にも感謝しよう。彼らの努力と犠牲が、今の私たちの命を支えている。その事実を知らないのは仕方ないとしても、少し想像してみれば分かるはずだ。「当たり前」という言葉の裏にどれだけの人々の努力が詰まっているかを。
もしあなたが自分の仕事に誇りを持ち、頑張っているなら、その仕事ぶりにもきっと感謝されるべきだ。それがどんな職種であっても、誰かの人生を支えたり、社会を動かしたりしている限り、その価値は計り知れない。お互いに感謝の気持ちを忘れずに生きていけたら、少しは世の中が優しくなるんじゃないだろうか。
感謝は人を豊かにする。忘れずに、心に留めておこう。