危ういところで我に返った(2024/12/21)
目が覚めたときからなんとなく下腹部に違和感があったが、トイレに行って確信した。膀胱炎だ。4ヶ月ぶり2回目。
膀胱炎は憂鬱な病気だ。現実逃避で一旦布団に戻って不貞寝しようと思ったが、今日は土曜日。クリニックに行くなら今日の午前中しかない。布団の中で前回診てもらったクリニックのウェブ予約を試みたが3日後までいっぱいだった。近所の他の泌尿器科を探したらバスで20分ほどのところにあるのをみつけた。
のろのろと起き上がり着替えて出かける。バスは途中から混みだした。お腹は痛かったが杖をついた年輩の方が乗ってきたので席を譲る。積める徳は積んでいくスタイルで生きている。
クリニックは混んでいた。先週行った皮膚科クリニックは小さい子を連れたパパママが多かったが泌尿器科は年齢層高め。40分ほど待って検査用のカップを渡され、トイレに行って取った尿を提出し、更に待合室で5分ほど待つと診察室に呼ばれた。「膀胱炎ですねぇ」「ですよねぇ」「お水たくさん飲んでくださいね」「はいー」という感じで2分ほどで診察終了。処方箋をもらって薬局へ。
5軒ほどのクリニックの入ったビルで薬局は1軒だけなのでとても混んでいる。みんな年末のうちにもらえる薬はもらっておきたいものね。受付すると、番号札を渡される。待合室には複数のモニターがあって呼び出し中の番号が表示される。ぼんやりモニターを眺めて待っていると、自分の番号が呼ばれて指定のカウンターに薬を受け取りに行く。免許証更新とかパスポートセンターに似た雰囲気。
今日は土曜日だが休日出勤の申請をしてある。薬局の待合室で、家に戻ってからやる仕事のことをぼんやり考えていたが、「血尿出てるのに仕事しなくてもいいのでは・・・?」とはっと気がついた。危ない。最近忙しすぎたので、仕事よりも自分のほうが大事だということをあやうく忘れるところだった。
のんびり散歩しながら帰宅。途中の農家の無人販売で葉っぱがすごくきれいな赤い大根が売っていたので、集金箱に200円入れて購入。最近大根の葉っぱを使った美味しそうなレシピを見かけたので試してみたい。赤い大根は使ったことないけど何にしようか。
お昼は夫がうどんを作ってくれたので食べて薬を飲んで、午後は布団に潜ってうとうとしたり漫画を読んだりしてのんびり過ごした。仕事はしない。明日もしないぞ。
夜、赤い大根を刻んで塩昆布と和えたやつと、鰹節とすりごまとポン酢で和えたやつを作ったら大根が甘くて辛くてみずみずしくて美味しかった。お酒は控えめに、350mlビール2本。本当は飲んじゃだめなんだろうけども。