酔っ払いに刃物(2024/12/20)
チェロレッスンの日だが今日は楽器を持って行くのはやめた。レッスン後に事務所に戻って仕事しなければならないのが確定している。重いチェロを担いで街をうろうろする苦行を自分に課すこともない。
出社して鋭意仕事をすすめた。夕方からすこし抜けてチェロレッスン。教室の貸し出し用のチェロは自分のチェロより音がいい。チェロを買った時、楽器は鳴らせば鳴らすほどいい音になると言われた。週に2回程度しか弾かれない私の楽器より、教室の貸し出し用の方がいろんな人が使って頻繁に音を出してるから音も良くなるのだろう。たくさん鳴らした方が音がよくなる理屈は知らないが。
事務所に戻って仕事。残業していると同じく残業している人たちがみなお菓子をくれる。私の席は奥まったところにあるが、わざわざ持ってきてくれる。お地蔵さんのお供えのよう。ありがたく頂く。
終バスで帰宅。帰ってジャケットを脱ごうとしたら首元まで上げたファスナーが下がらない。夫に見てもらうと、内側の布をファスナーがしっかり食い込んでしまっているらしい。まったく伸縮性のない素材のため、上から抜いて脱ぐこともできない。
仕方がないので夫に内布を切ってもらうことにした。15年くらい着ているヘリーハンセンのモコモコジャケット。気に入っているが脱げないのは困る。背に腹はかえられぬ。カッターで内側の目立たない部分を少し切ったら無事にファスナーが下がって脱ぐことができた。よかった。
しかし夫のことは信頼しているとはいえ、自分では見えない首元で刃物を扱われるのはなかなか怖かった。夫からはお酒の匂いもしているし。
職場で備えてもらったお菓子でけっこうお腹いっぱいだったから夕飯はレトルトの蟹雑炊。予想よりずっと濃い蟹フレーバー。350mlビール3本。