Excelを使った在庫管理のやり方、表の作り方、使える関数をご紹介!
企業の活動において、消費者であるユーザーが欲しがる商品を、欲しいタイミングで、欲しい分だけ適切に提供できることが、企業が目指すひとつの理想の形ではないでしょうか。 実際、「適正な在庫水準とは何か?」という問いにパーフェクトに答えるのは難しいとはいえ、ある程度の健全な在庫水準を保ち、欠品を防止に務めるのは、およそ商品を扱う企業にとっては共通の使命ともいえるのでしょう。 適性な在庫水準を保つために必要となるのが在庫管理表です。 実際に、紙での在庫管理をしていることも少なくないと思いますが、扱う商品などのアイテム数が多い場合、紙の在庫管理表では管理しきれなくなる可能性も出てきます。そこで便利でかつ的確な在庫管理を可能にするのが、Excelです。 本記事では、Excelを活用した在庫管理の方法について、在庫管理のやり方、表の作り方、使える関数をまとめてご紹介します!
在庫管理をExcelで行うメリット3点
エクセル(Excel)はMicrosoft社が開発・販売している数値データを扱うための「表計算ソフト」のことです。
入力された数値データをもとに、計算、表の作成、グラフの作成ができます。
多くの企業で導入されており、以下の利点があります。
1.比較的簡単に始められる
2.紙と比較して管理がしやすい
3.在庫管理ソフトを導入するよりも低コスト
1.比較的簡単に始められる
一つ目の利点は「始めやすさ」です。Windows系のPCの多くにはExcelがインストールされていることから、すぐに利用を開始することができます。
また現在日本のほとんどの企業では、業務でExcelを使用しているため、ビジネスパーソンの多くはある程度Excelの使い方を理解している人が多く、操作に親しみやすい点もポイントでしょう。
2.紙と比較して管理がしやすい
二つ目の利点は、紙の在庫管理表よりも管理がしやすい点です。紙の在庫管理表のような破損、紛失リスクが少なく、バックアップも簡単に取れます。在庫管理表を複数の人で管理する場合などは特に、ファイルを共有したり、置き場所や取扱いのルールを定めたりしておけば、管理も容易です。
3.在庫管理ソフトを導入するよりも低コスト
第三の利点はコストです。Excelそのものにはお金を払う必要がありますが、一度インストールすればほぼ無制限に使用できます(※年間ライセンス契約の場合を除く)。
そのほかの在庫管理システムを利用する際に必要となる、システム開発費用やランニングコストなどもまったく必要ありません。Excelによる在庫管理について3つのメリットをご紹介しましたが、このように、本格的な在庫管理をまだ行っていない、または紙の在庫管理表を使っているという企業の担当者の方は、これを機会にExcelによる在庫管理を検討してみてはいかがでしょうか。
Excelを使った在庫管理表の作り方:2パターン
実際にExcelで在庫管理表を作成する方法を具体的に見ていきましょう。
一般的に、Excelによる在庫管理表には「単票タイプ」と「在庫移動表タイプ」の二つのタイプがあります。順に説明していきます。
「単票タイプ」の在庫管理表の作り方
単票タイプの在庫管理表は、別名「吊り下げ票タイプ」とも呼ばれており、実際に、実務現場で使用する紙の吊り下げ票をそのままExcelに起こしたものです。作り方は非常に簡単です。
Excelを起動し、A3セルからA列に「品番」、「商品名」「、日時」、「繰越残高」を入力します。
続けてA列さらに下に日付を入力します。
最初に入力した日付を選択し、マウスでドラッグすると自動的に日付けが入力されます。
次にB4セルに品番、B5セルに商品名をそれぞれ入力します。
D6セルに先月末の残高を入力し、D7セルに関数「=D6+B7-C7」(繰越残高+翌日入庫―出庫)を入力します。
D7セルをドラッグし、D列にコピーします。
ここまでで準備はできました。入出庫が発生するごとに実数を入力するだけで、残高が自動計算されます。
罫線に色をつけて、文字全体を中央に揃えると見やすくなります。
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