見出し画像

不動産業におけるAI技術:AI活用領域と、事例をご紹介

不動産業界は他の業界に比べて、AIの進出が遅いといわれているため、今のうちに導入できれば多くのメリットを享受できるかもしれません。そこで本記事では不動産業界におけるAIの活用領域や、AI導入のメリット・デメリットを解説します。

不動産業界でAIを導入するメリット

不動産業界にAIが導入されれば、どのような効果が期待できるのでしょうか。
本章では不動産業界でAIを導入するメリットを3つ紹介します。

新しいサービスが開発できるようになる
AIを活用すれば、これまでになかったような先進的なサービスが開発できる可能性があります。

その代表的な事例が「不動産査定AI」です。不動産査定AIとは、人間の代わりに AI が戸建てやマンションなどの不動産価格を瞬時に自動計算してくれるシステムのことです。

一般的に不動産を売却する際は、複数の不動産会社に訪問査定を依頼するのですが不動産査定を利用すればこういった手間を省略できるのです。(不動産査定AIについては次章の「不動産業界におけるAIの活用領域」で詳しく紹介しています。)

AIの力によって、このような新しいサービスが生まれつつあります。ちなみに不動産査定AIの他にも不動産仲介AIなども最近登場し、注目を集めています。今後よりAIが発展していけば、さらに業務が効率化されるシステムがリリースされるかもしれません。

業務が効率化される
不動産業界でAIが導入されると業務が効率化されます。例えば、不動産業界には「帯替え」と呼ばれるシンプルな作業にもかかわらず、積み重なれば工数が重くのしかかる作業があります。

しかしAIが導入されれば、こういった作業をAIに任せられるようになるため、業務が効率的になります。また、人間が作業を行うよりもAIに任せた方がミスも少ないため、工数が削減されるだけなくミスも削減されるのです。

労働環境が改善される
上述した「業務が効率化される」と関連していますが、不動産業界にAIが導入されることで、労働環境が改善されます。

VORKERSの『業界別残業時間(月間)ランキングTOP30』によれば「不動産関連・住宅」の月間平均残業時間は64.8時間に登っています。これはコンサルや広告代理店、建築などについて第5位です。

平均の残業時間が約65時間であれば、週5で働いている社員は毎日2.5時間ほど残業していることになります。このように労働時間が適正化されていない不動産業界ですが、この問題もAIが解決してくれるかもしれません。

先ほども紹介したように最近では「帯替え」のような時間のかかる仕事が、AIで自動化されつつあります。そのため今後、より多くの業務が自動化されれば労働環境は改善されていくでしょう。

不動産業界のAI導入に伴うデメリット

前章で紹介したように不動産業界にAIが導入されたことで、労働環境が改善されたり、業務が効率化されたりします。ただ、AIの導入は良い側面ばかりではありません。そこで本章では、AI導入に伴うデメリットを2つ紹介します。

従業員の仕事が奪われる
詳しくは次章の「不動産業界におけるAIの活用領域」で紹介しますが、AIは不動産査定や不動産仲介、問い合わせ対応など様々な領域において活躍し始めています。

不動産仲介業は、買い手と売り手の間を取り持つ仕事ですが、この役割を将来的にAIが完全に担うようになれば、仲介業者が手数料を取ることは難しくなるようです。

また人間よりもAIの方が取り扱える物件の量は膨大であるため、今後より技術が発展すれば、AIの方がその人にあったより良い物件を紹介できるようになるかもしれません。

そのため、一部からは「このままAIが発展すれば、従業員の仕事が奪われるのではないか」と心配する声が上がっています。たしかにこのままAIの技術が進歩すれば、仕事がなくなるかもしれません。

では技術が発展してきても生き残る不動産になるためには、どういった対策を打てば良いのでしょうか。結論、人間にしかできない対応・物件紹介ができる不動産は、生き残るといわれています。家の価値は何も、場所や広さだけで決まるわけではありません。

人間が持っている感情が決める「住み心地」なども家の価値に影響します。しかし現状AIは、こういった人間の感情的な部分まで数値化できません。そのため、住み心地も踏まえた上でより良い物件を紹介できる不動産は、AIに負けることはないでしょう。

このようにこれからはAIと差別化しなければ、簡単には生き残れない時代になるかもしれません。

AIを使いこなす人材がいなければ活用できない
どんなに魅力的なAIが開発されたとしても、それを使いこなせなければ意味がありません。不動産業界はデジタル化が遅れているといわれているため、社内にIT関連の知識を持っている人材が少ない可能性も考えられます。

そのためAIを導入するために、ITに詳しい社員を採用したり、今いる社員にAIについての基礎知識を吸収させたりする手間が必要です。

ただ最近ではプログラミングの知識がなくても、AIが構築できるサービスも登場しているため、導入の手間をかけたくない方は、こういったサービスを利用するのも有効な手段でしょう。

不動産業界におけるAIの活用領域

続きは以下、MatrixFlow記事をご覧ください(無料で閲覧できます)。



MatrixFlowでは一緒に世界を変えるAIプラットフォームを作る仲間を募集しています!!


【会社概要】
株式会社MatrixFlowは、「テクノロジーで世界をつくる」をミッションとするAIベンチャーです。大人から子供、ビジネスマンから学生、デザイナーからサイエンティストに至るまで、様々な人々がAIを活用し、素晴らしい着想を得たり、あっと言わせるクールな活動をすることを支援したいと考えています。その実現に向けた第一歩として、プログラミング不要のクラウド型AI構築プラットフォーム「MatrixFlow」を開発しております。また、様々な会社でのAI活用を推進するためにAIの受託開発・コンサルティング事業も行っております。

【会社情報】
設立 :2018年10月
本社 :東京都台東区
URL:https://www.matrixflow.net/
事業内容:ビジネスのためのAI活用プラットフォーム「MatrixFlow」の運営、および、AIの受託開発・コンサルティング


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?