AI発展の歴史② 2回のAI冬の時代を乗り越えて(1970〜90年代)
こんにちは、あおけんです。
DX/AIについての研修コンテンツをnote版に編集して発信しているシリーズ第12回目。
今回はこれまで、誰がどんな取り組みでAIを発展させてきたのか、その歴史についてお話するシリーズの第2回目。
1970年代から90年代にかけての人工知能の歴史にスポットを当て、この時期にAIが辿った紆余曲折のお話をしたいと思います。
(始めての方はまず無料の第一回のお話を読んでみてください)
今回のセッションを聞いてもらうことで、AIという新しいテクノロジーがどのように困難に直面し、それを乗り越えていったのかがしっかりわかるようになっていますので、ぜひ最後まで聞いてみてください。
それでは早速はじめましょう。
1990年代 - AI冬の時代
1970年代は、AIへの期待が一旦冷え込んだ時期として知られています。
この「AI冬の時代」と呼ばれる時期にはいくつかの要因が重なりました。
1960年代と1970年代の初期には、人工知能に対する期待が非常に高く、AI研究者たちは短期間で人間レベルの知能を持つ機械が開発されると予測していました。
しかし、1973年にイギリス政府の依頼で行われたライシル報告と呼ばれるレポートでは、AI研究に対する厳しい評価を下されてしまいます。
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