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天才エンタメビジネスクリエーター キンコン西野さんのヤバさ

おはようございます。ドドルあおけんです。

さて、エンタメの日曜日、今日は西野さんを軸に芸人ってなんだろうっていうのを考えてみたいと思います。

松本人志という天才

高校生くらいの頃からダウンタウンが大好きでした。そして、ひとりごっつなどで笑いを武道のように道として極めていくまっちゃんに憧れすら持っていました。

昨日のローガン君の話じゃないですが、まっちゃんは確実にあの頃笑いをハックしていました。大喜利というエリアを独自に開発し、城を建てて、そのゲームの中でキングになりました。

このカバとかトラの写真にこのコメントを秒でかぶせられるまっちゃん本当に天才です。

こちら吉本公式ではない素材なのでごめんなさいの意味でコンテンツの購入導線を作っておきますので、お目こぼしくださいませ。

たけしさん、さんまさん、タモリさんというビッグ3が楽しい、だったのに対し、まっちゃんは面白いで1位になった感があります。

発想で笑いをとるというイノベーションでゲームチェンジをして、大半の人はその面白さが最初はわからないのですが、アーリーアダプターが熱狂し、徐々に浸透していく様は革新的な技術が出てきたときの流れと同じでした。

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タモリさんからのアドバイスで絵を描き始める西野さん

NSC22期生としてお笑いを目指し始めた西野さんは、1999年今のカジサック、梶原さんとキングコングを結成。まだNSC在学中に漫才コンクールで優勝、そのままの勢いでテレビのレギュラーを獲得、一気に若手ホープの売れっ子としてお笑い界を突き進んでいきます。

そんな売れっ子街道を突き進む西野さんが20代半ばで絵を描き始めます。理由はタモリさんから絵を描けと言われたからなんですが、大局観がすごい西野さんは単にタモリさんが言ったから、ということだけではなく、20代前半を全速力で駆け抜けて、自分なりに頑張ったのに、ビッグ3に追いつく気配が全くないことに焦りを感じていたといいます。

当時のバラエティ番組はビッグ3やダウンタウンが築いたテンプレート、フォーマットを踏襲していて、その土俵で戦っている限り、追いつけないということです。ギャンブルでいうその場を仕切っている親以上にプレイヤーが勝てないのと同じ構造です。

このことに気づいてしまったしまった西野さんは、徐々にテレビの仕事から軸足を抜いていくようになります。そしてやるなら世界につながる仕事、ということをぼんやり思っていたところ、この頃毎週飲んでいたタモリさんから、ある日突然、「お前、絵かけ」って言われて、そのバーからの帰り道に絵本作家になった西野さんなんです。

他人のほうが自分のことを見えているから、というのと、尊敬するタモリさんがわざわざ呼び出して言うっていうのもよっぽどのことなんだろう、ということで決断したということです。僕もJPSに毎日書いたほうがいいよ、と言われて書いていますが、将来何かに繋がればいいなと思います。

漫才師兼、絵本作家兼、オンラインサロン運営兼、舞台脚本家兼、映画プロデューサー兼、広告代理店兼、美術館建設、町開発、ビジネスコンサルタント(まだある)の西野さん

25歳で絵本作家を目指しはじめた西野さんは、5年かけて最初の絵本をかきあげます。その後何冊か絵本を出した後「えんとつ町のプペル」が絵本としては異例の40万部のヒットとなります。

で、絵本作家の西野さんなんですが、目標はディズニーを倒す、です。

その目標に向けて様々なことにチャレンジされているのですが、僕が惹かれているのは、絵本作家というよりもエンタメビジネスクリエーターとしての西野さんのほうですね。

エンタメの日曜日といいながらまたビジネスのほうに寄っていくのですが、西野さんがやっていることってこの章の冒頭書いたようにたくさんあって正直今までの常識では理解不能だと思うんですけど、でも、それを理解するためのヒントを西野さんが「シナジーマップ」というもので説明してくれてるので、天才の頭の中を少し覗いてみましょう。

NISHINO_EHON__japanesehandsome__•_Instagram写真と動画

西野さんが書いたシナジーマップ


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単純化したもの

詳しい話は↓で聞いてもらいたいのですが、要約すると自分が手掛けているプロジェクトがすべて有機的につながり、エネルギーがぐるぐる回るように設計している、ということです。

で、大事なのは、このぐるぐるがうまく設計されれば、お金を稼ぐポイントも柔軟にコントロールできる、ということです。

具体的な例で言うと、西野さんは、絵本をオンラインで無料公開したり、ビジネス書を無料公開したりするのですが、その結果、例えばオンラインサロンの会員が増えてそこでマネタイズできれば、ぐるぐるが成立するっていう考え方です。

西野亮廣エンタメ研究所という西野さんのオンラインサロンは、いったら閉じたフェイスブック空間で西野さんのメルマガ・記事を毎日読めるっていうことがメインの価値なのですが、それで月額1000円です。

今もう5万人以上会員がいるので、単純計算、年間それだけで6億円以上の収益があるわけです。この収益を使って、ブロードウェイのミュージカルを仕掛けたり、映画を作ったり、美術館を作ったり、という挑戦を続け、その挑戦自体をコンテンツにして集客を行い、オンラインサロンの会員が増える、というぐるぐるをものすごい意図的に設計しているんですね。

なんとなく、ヤバさ、伝わりますかね?

狭義の芸人、広義の芸人

西野さんのヤバさを少しはお伝えできたと思うのですが、西野さんだけでなく、例えばオリラジの中田さんもアパレルブランド立ち上げたり、Youtube大学でとんでもないスピードで登録者数伸ばしたり、いわゆる芸人さんから僕らの想定を超えてくる人が最近どんどん出てきている印象があります。

芸人というと、漫才だとノンスタイルとか、コントだとサンドイッチマンとか、大笑いさせてくれる人たちというイメージがありますが、西野さんや中田さんのように、やることが普通じゃなさすぎて面白い、という広義の芸人というのがあるように思います。

その枠取りでいうと、起業家って結構、広義の芸人としてかぶってくるところがあって、ロケットと和牛に執念を燃やすホリエモンとか、世界一のビジネス王になる!とルフィ的に本気で思っている孫さんとかも、広義の意味では芸人だと思いますし、たぶん、僕はそういう芸人が好きなんだと思います。

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本日の気づき・学び

・自分のことは他人のほうがよく見えている。だから、西野さんがタモリさんの言葉を秒で取り入れたように、尊敬する人のアドバイスは全力でヤリキル。

・自分のやっている活動を一回シナジーマップに落として、その関係性を眺めて見るのはよいかもしれない。有機的な繋がりがない、とか、自分がめざすべき大きなゴールにつながらないのであれば、辞める、ということも考えてみたほうがいいかもね。

・芸人は、ハッカーであり、イノベーター。そう考えて自分の中にもたぶん存在するであろう小さい”芸人魂”は何をしたいのか、お風呂に入りながらゆっくり考えてみるのもよいかもしれない。

日報(5/17備忘録)

・昨日は仕事なし。シン・ニホンのナナメ読み読了。いまいちピンと来なかった。たぶん文系の理系に対するやきもちと著者が実際やったことがよくわからなかったからなんだろう。


ということで、本日のお話は以上です。

最後にカジサックと西野さんの「ボクらの転職」対談。1時間20分ですが単純に面白いし、人生の方向を模索している人には刺さる話もあると思うので、ぜひ見て欲しいです。

それでは、今日も良い一日を。






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