10月の鮎釣り
今年の10月は2回鮎釣りに出かけた。
例年は9月に大雨が降って、9月中に鮎釣りが終了していたが、今年は9月に台風が来なかったため、私のよく通う川では10月中旬まで囮屋が営業していた。
鮎釣りは解禁ははっきりしているが、終わりははっきりしない。
今月行った川も、ルール上では10月末まで鮎釣りができるが、囮屋の営業が10月中旬までなので、実質的には囮屋の営業終了とともに鮎釣り終了だろう。
釣果は2回の釣行合わせて3匹であった。
ボウズでなかったことと、今シーズン最大の25.5cmの鮎が釣れたのでよしとしている。3匹全てメスであった。
終盤の鮎釣りは秋を感じてもう少しで鮎釣りが終わってしまう寂しさと、産卵期の鮎を釣る(殺してしまう)罪悪感がある。
釣りは殺生を伴うダーティーな側面を持つ。
特に鮎釣りは釣った鮎は冷水病拡散防止のためリリースしないのが一般的だ。
釣った3匹のメスは卵を抱えていた。
2日で3匹は少ないが、産卵期の鮎を入掛かりにしても虚しいと思う。
今年最後に釣った鮎はお腹が卵でパンパンに張っていた。
今年はこれで終わりだよと告げられた気分であった。
秋の川は初夏や盛夏とは違い、寂しい空気が漂う。
鮎釣りは9月までの釣りなのかなと思う今月の釣行であった。