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「じゃあね」はまだ言えない

2022年が終わる。
そして、にじさんじ所属バーチャルライバー黛灰が活動終了してから5か月が経った。

2022年のうちに少し頭の中を整理しておきたくなったので公開日記を書く。
特に意義のあることは書かない、なんの結論もない、いつもどおり自分用。
本当はこの5か月を細かく振り返ろうかと思ったけど、もう年が明けるまで数十分しかないので手短に。

忘れられない2022年7月2日。
先約で友人たちと飲み会があったけど、気になって会の途中でこっそりスマホで配信を開いて、そのままお店を飛び出した。
お店の前につっ立って見始めたのが21時半くらいだったので5分程で配信が終わり、ふらふらと戻って、「ま、まゆ、黛さんが、活動終了するって、今、配信で」と口にした瞬間、ぼろぼろと涙が止まらなくなってその場でうずくまった。
その場にいた友人たちはみんな、わたしが彼に執心だったのを知ってくれていたので、すべてを察して適度に放置したり慰めたりしてくれた。
場の楽しい空気を壊して本当に申し訳ないことをした。ありがとうすみませんでした。

それから28日間、毎日なにかしらの配信や動画が出て、配信があるたびタイトルを書き込んでいる手帳は今までで一番ぎっしり詰まった一ヶ月になった。
何度も泣いたし、いろいろ詮無いことを考えてしまってなにかを悪者にしたくなったり、随分苦しんだけど、それでもあの予定表はわたしたちリスナーへの感謝の形なんだと思ったし、それならその気持ちをちゃんと受け取りたいなと、素直に配信を楽しもうと努めた28日間だった。
最後の配信ではあんなエンドロールと最後の言葉を見せられて、長い長い映画を観終わったような気分にさせられてしまって、最後までずるい人だなあと思った。

8月はにじ甲子園のおかげでもう会えないと思っていた彼(の分身)の活躍を見守ることができて、たくさんのドラマと思い出をもらって、悲しみがかなり和らいだ。
葛葉さんには感謝してもしきれない。本当にありがとう。雪山人狼のときから今までずっとありがとう。

9月は『奇怪な物語』と『放課後サボタージュ』。
「収録済みの動画が活動終了後に出る」と事前に教えてくれていたので楽しみにしていたし、まだ新規供給があることが本当に嬉しかった。
『奇怪な~』は内容が黛リスナーにあまりにも刺さるシナリオだったので動揺のあまり内臓がひっくり返って横になったりしたけど、そういうところも彼らしいなと思った。
赤羽葉子ちゃんに最大限の感謝。シナリオも葉子ちゃんが書いたと聞いてさらに感謝。刺激は強かったけど、黛リスナーはああいうのが大好きです。
『放サボ』は健屋がいなくて寂しかったけど、いつものゆるい番組でよかった。お悩みがまた少しダメージ受けたけど、エリコニちゃんとお茶会かわいかった。レモンカモミール買いました。
放サボ大好きな番組なので活動終了後も見ることができて感謝。緑仙と健屋ありがとう。


今、ありきたりだけど、「まだ5か月か」と「もう5か月も経ったのか」の両方がないまぜになった、不思議な感覚だ。
7/29からこの156日間、ほとんど毎日彼のアーカイブを見ている。昨日と今日はObserver#3(ホラゲー+飲酒というダブルレア回)を見た。
来年もしばらくは見ていると思う。
これはただの見苦しい未練だし、今もまだ、彼が言った「0.0001%」に縋ってしまっている。
でもわたしはこの未練や寂しさと、飽きるまで付き合うと決めている。
眠れないときに、彼のゆったり落ち着いた低い声を聞いて少し息苦しさがやわらぐ夜があったこと。そうやってたくさん救われたこと。
それをずっと大事にしたい。

そして、わたしはわたしの自己満足のために、彼が「いいじゃん」って思ってくれるようなリスナーでありたい。多少虚勢を張ってでも。
まだ「じゃあね」は言わない。2023年もよろしくね。


書き忘れてた。
11月の"あの伝説"による『シル・ヴ・プレジデント』。
あの伝、本当に大好き。思い出がいっぱい。ありがとう。
メシャれる沖縄旅行も、思い出をお裾分けしてくれてありがとう。

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