越ヶ谷秋まつりに参加して~地域の歴史と文化を感じる
10月12、13日に開催された越ケ谷秋まつり。正式名称は久伊豆神社例大祭 越ヶ谷秋まつりといいます。かつては2年に1度行われていましたが、コロナ禍を経て、いよいよ5年ぶりに行われました。私はありがたいことに、神輿行列に参加させていただきました。
そこで今回は越ケ谷秋まつりに参加して感じたことをまとめました。
祭りの歴史
江戸時代中ごろの元禄時代(1688年~1704年)が始まりと伝えられる、五穀豊穣と地域の発展を願う、越谷を代表する祭り。神社で行われるもっとも重要な祭りを例大祭といいますが、越ヶ谷秋まつりは久伊豆神社例大祭とともに行われる、歴史と格式ある祭りです。
越ヶ谷の八ケ町(本町一丁目、二丁目、三丁目、中町、新石一丁目、二丁目、三丁目、弥生町)にはそれぞれ自慢の山車があります。山車の曳き廻しは、神輿の釆訪を歓迎する意味があるそうです。
渡御・還御
越ケ谷秋まつりの「渡御」と「還御」は、神輿が神社から町内を巡り、再び神社に戻る重要な儀式です。渡御では神輿が地域を巡り、住民と触れ合いながら神様の巡回を象徴します。還御は神輿が無事に神社に帰還し、神様への感謝を捧げる儀式です。これらの行事は地域の信仰や絆を深め、文化を次世代に伝える大切な役割を果たしています。神輿とは移動式の神社で、神様の乗り物です。越ケ谷秋まつりの「渡御」と「還御」は、神輿が神社から町内を巡り、再び神社に戻る重要な儀式です。 渡御では神輿が地域を巡り、住民と触れ合いながら神様の巡回を象徴します。 還御は神輿が無事に神社に帰還し、神様への感謝を捧げる儀式です。 これらの行事は地域の信仰や絆を深め、文化を次世代に伝える大切な役割を果たしています。
町内を巡った神輿は御仮舎に向かいます。御仮舎とは神輿が泊まる仮の社殿のことで、ここが「一日久伊豆神社」となります。
埼玉最大級の行列
神輿行列には普段は一般には公開していない数百年の年代物の四神獣の造形物や神社旗も加わります。
総勢300名以上の、埼玉最大級の神輿行列です。3時間をかけて越谷の街を練り歩きました。初日は右肩で担いでいたのですが、想像以上に肩が痛くなり、翌日は立ち位置を変えてもらい、左肩で担ぎました。
感じたこと
越谷に住んで15年ですが、秋まつりに見たのも参加したのも今回が初めてでした。久伊豆神社の厳格さと越谷の町に賑わいが同居するお祭りだったと感じました。
厳格さだけのだと、一般の人からすれば面白みを感じられない。バカ騒ぎだけの賑わいだと継続する理由を見いだせない。厳格さと賑わいの絶妙なバランスが300年以上続く歴史になっているんだろうなぁと思いました。
越谷市民として誇りを感じる秋まつりでした。体験したからこそ実感できるこの価値を、未来の子供たちに伝えていけたらいいなぁと思っています。自分のできることとしては、PTA活動を通じて子供たちに秋まつりについて伝えることかな。
次回の秋まつりは2年後でしょうか。祭りの担い手を増やしていけるように準備をしていきたいと思います。
追記
越ヶ谷締めについての記事も追加しました。